タイムスリップしたような

ここ数日、店頭の雰囲気がおかしい。

もちろん、原因はあの地震だ。


もう、開店から同時にペーパー類や食料品が溶けるように売れていく。

まだプライスカード付けてないのに値段も聞かずに売れてゆく。


「昔は日商１００万なんてザラだったんだぜ」


そう周りから言われる度に羨ましいと思っていた。

確かに面白いぐらいに今、商品が売れるんだわ。不謹慎だけれども。


ただ、今の購買行動には店舗で働いている人の意思や工夫が入り込む隙間が「あまり」ない。


いや、やればできるのかもしれないけど。



それよりも今は、明確過ぎるニーズを満たすためにただひたすらに、商品を補充して機会ロス無く売っていった方が数字は上がるのよね。


見事に、


需要＞供給


に逆転しましたね。デフレどこいったよ。


ただ、この需要は物理的というか物質的な需要じゃなくって、漠然とした不安からくる精神的な需要なんでしょうね。


だから一時のブームのようなもので、ある時を境にくるっと不等号が逆転するんじゃないかな。



そして元の「モノが売れない時代」に逆戻り。



でもそのほうがいいね。


そのほうが、頑張りがいと成果と実績の検証がしやすいし、その検証の結果が自分の自信や誇りに繋がるだろうからね。










地震の被災者の方々、


電力不足による輪番制に振り回された方々、



今は辛いですが、乗り越えていきましょう。