イチョウ＝Ginkgo

今日、ある勉強会で

平均寿命が伸びたせいで認知症等の病気が増えた。というかそういう症例が認知されるようになってきた。

こんな話を聞きました。

日本人の平均寿命は、男性は78.5歳、女性は85.5歳といわれています。今では85歳以上の4人に1人、約200万人が認知症を患っているそうです。



平均寿命


アルツハイマー病患者数
厚生労働省統計調査結果より作成

アルツハイマー型認知症は、原因とされているβアミロイドが
脳全体に蓄積することで、細胞を壊し、脳萎縮が進行して起きる
と言われています。

で、それを防ぐと言われているのがイチョウ葉エキスというお話を聞いてきました。

欧州やお隣チャイナや韓国でも医薬品として扱われているのに、何故か日本ではイチョウ葉エキスは医薬品として認可が降りてないとか、アメリカでのイチョウ葉エキスを使った6年に及ぶ大規模臨床試験では、有意性が認められなかったんだけど、

その試験の費用を出したのが、アルツハイマーに対する医薬品として有名なアリセプト（成分名ドネペジル）の販売をしているファイザー製薬（エーザイと提携）

と言う事で、なんか怪しいよなって話等、興味深いものでした。

講義中ぼんやりと考えだしてしまった事があるんだけど、延命治療技術が上がったのはさ、家族や本人が「生きたい」と思ったからこそなんだよね？多分だけど。

この願いは正しい事だよね。正しいって言い方も変だけど。

人間の平均寿命は限界に近づいてきてると思うんだ。若者らしい顔が壮年らしい顔つきになって、初老を感じさせる風貌に変化していく。その変化する各段階の年月スパンで考えても寿命の限界は近いよな？

サイヤ人みたいに幼児期と老年期が短いとかいう話じゃなければだ。あとウルトラ一族も寿命ヤバイけど。

ウルトラ族にとって五千年が人間の十年であり、平均寿命は二十万年。

オイ、お前、ってことは人間に換算すると人間が80歳の時点で4万歳、まだ寿命の5分の1くらいか。どんだけ老後長いんだあんたら。それとも老け方が違うのか。

話が変になった。

人間の寿命を伸ばすって技術（医学含む）を突き詰めていく段階で、最初の頃はガンガン寿命も伸びたし、かかるコストと成果のバランスも良かったんじゃないかな？技術や商品開発ってことは投資だってされるだろうし、雇用も生まれるだろうしねぇ。

でも限界に近づいている今は、どうなんだろ。

おおざっぱな例え話すると、投資金額1億で2年伸ばせた平均寿命50歳代と違い、1億で
2日しか伸ばせない80歳代のコストパフォーマンスの違いってあるよな。
なんとかの理論って言ったような言わないような。ごめん忘れた(ﾟ∀ﾟ)

皆が節約や緊縮財政、借金返済に走って消費しないからこそ起きているデフレや今の恐慌経済と、皆が寿命をのばすことをを当然として考えたからこそ増えた、というか目立ってきた認知症。似てないかなぁ？

QOL（生活の質）や、幸福度を考えた場合、無理に延命するのは経済の事を考えても、そろそろ見きっていいかもしれない。褥瘡（床ずれ）一つとっても、治して喜んでいるのは周りの家族と介護、医療関係者だけ。本人は痛みも不快感ももはや感じてはいない寝たきり状態という話も聞いた。とするとそこにかけた人的コストや費用は誰のためになったんだろう？それは関係者全員の幸福度に寄与しているのかなぁ。

でも、良くなるかもしれないという希望を捨てられない限りは、俺も延命処置を望むんだろうね。

もちろんその無駄、（と言っちゃっていいのか分からないけど）によって生かされている、飯を食いつなでいる人ってのは沢山いる。

いきなり世の中の自動車が全て電気自動車になったら、ガソリンスタンドで働く人は失業だ。多分景気良くなって働き口は増えるだろうけどもね。俺ら小売業も、Amazonみたいな通販商品の、届くまでのタイムラグが無くなってきたら失業者続出だ。クリック一つで1時間後にお届け！とかな。

ただ、このギリギリの最先端技術の開発ってところが日本を技術立国たらしめたものなんだろうな。エネルギーあたりの生産額は先進国中No1だしね。

「2位じゃだめなんですか？」とか言った馬鹿女もいるけど。

なんていうような事を考えていました。

あ、最後に。
銀杏食い過ぎたり、イチョウの葉っぱを直接煮出して飲んだりしないようにね。イチョウに含まれるギンコール酸ってやつが漆みたいにかぶれを引き起こします。特に子供と体ちっこい人は銀杏食いすぎないように。

あと「Ginkgo」 は、西洋人が「ぎんきょう」を耳コピした時間違って伝わったんだとさ。はた迷惑な・・・。