日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
インフルエンザ症状(発熱、のどの痛み、頭痛など)を発祥した子の割合(以下発症率)を調べると、
ワクチン非接種群は14.8%。
A型ワクチン群の発症率は2.9%で、
非接種群の発症率と比べると、統計的に意味がある差でした(「統計的有意差」と表現する)。つまり発発症を予防する力があるので、「有効」と判定します。そして14.8%の発症率が2.9%になったのは、割合にして8割ほど減ったということですから、
「有効率が80%」
と表現します。またA型香港型に対するワクチンなのに、Aイングランド型の発症が減ったのですから、A型のなかであれば別のタイプが流行しても、ワクチンは有効であるようです。(「Lancet」2巻116項・1973年)。
ところが、です。その後も続行された試験から、意外な事実が判明しました(ワクチン用のウイルスタイプは、流行予測にもとづいて適宜変えている)。まず74年春に生じたAポート型の流行では、
①以前にAイングランド型に自然感染していた子の発症はゼロ。
しかし、
②A型ワクチンをうけてきた子の発症率は高かったのです。
ワクチンが72年の流行時にインフルエンザ発症数を減らしたため、Aポート型に対する抵抗力を獲得せずに終わった子が増えたからでしょう。つまり(ワクチンが有効で)インフルエンザを発症せずに終わると、十分な抵抗力がつかないわけです。
つづいて76年春には、Aビクトリア型が流行しました。すると、
③以前Aポート型に自然感染した子の発症率は、やはりゼロ。
④以前Aイングランド型に自然感染した子の発症率は2%。しかし、
⑤それ以外の子の発症率は(A型ワクチンを打っていても)20%前後にのぼりました。
全期間を通じてみると子どもらは、都合3タイプのA型ワクチンのうち、どれか一種だけを受けた、2種受けた、3種とも受けた、一度も受けなかった、という4グループに分かれます。するとどのグループも、
⑥3回の流行を通じての累積発症率が40~50%の範囲におさまり、ワクチン歴による差がみられませんでした。(「Lancet」1巻33項・1979年)。
これが先に「有効であっても有用ではない」と述べたひとつの意味です(打ち続けていても結局、累積発症率が同じになってしまうとすれば、有効とはいえない、という考え方もありそうです。)
ワクチン非接種群は14.8%。
A型ワクチン群の発症率は2.9%で、
非接種群の発症率と比べると、統計的に意味がある差でした(「統計的有意差」と表現する)。つまり発発症を予防する力があるので、「有効」と判定します。そして14.8%の発症率が2.9%になったのは、割合にして8割ほど減ったということですから、
「有効率が80%」
と表現します。またA型香港型に対するワクチンなのに、Aイングランド型の発症が減ったのですから、A型のなかであれば別のタイプが流行しても、ワクチンは有効であるようです。(「Lancet」2巻116項・1973年)。
ところが、です。その後も続行された試験から、意外な事実が判明しました(ワクチン用のウイルスタイプは、流行予測にもとづいて適宜変えている)。まず74年春に生じたAポート型の流行では、
①以前にAイングランド型に自然感染していた子の発症はゼロ。
しかし、
②A型ワクチンをうけてきた子の発症率は高かったのです。
ワクチンが72年の流行時にインフルエンザ発症数を減らしたため、Aポート型に対する抵抗力を獲得せずに終わった子が増えたからでしょう。つまり(ワクチンが有効で)インフルエンザを発症せずに終わると、十分な抵抗力がつかないわけです。
つづいて76年春には、Aビクトリア型が流行しました。すると、
③以前Aポート型に自然感染した子の発症率は、やはりゼロ。
④以前Aイングランド型に自然感染した子の発症率は2%。しかし、
⑤それ以外の子の発症率は(A型ワクチンを打っていても)20%前後にのぼりました。
全期間を通じてみると子どもらは、都合3タイプのA型ワクチンのうち、どれか一種だけを受けた、2種受けた、3種とも受けた、一度も受けなかった、という4グループに分かれます。するとどのグループも、
⑥3回の流行を通じての累積発症率が40~50%の範囲におさまり、ワクチン歴による差がみられませんでした。(「Lancet」1巻33項・1979年)。
これが先に「有効であっても有用ではない」と述べたひとつの意味です(打ち続けていても結局、累積発症率が同じになってしまうとすれば、有効とはいえない、という考え方もありそうです。)
子供はさまざまな感染症にかかることによって、免疫力を成熟させて成長していくのです。その自然の成長過程に、ワクチン片手に介入してよいものかどうか、疑問です。ワクチンという異種タンパクを(注射という自然感染の場合と異なる経路で)体内に入れ続けることに不都合はないのでしょうか。このような根本的な疑問があることもあり、子供にインフルエンザワクチンを打つべき理由は見出せません。ただハイリスク児では、上述のような効果と危険性とを(親が)勘案したうえで、親の責任で接種・非接種を決めましょう(添付文書では「接種要注意者」ですから、どのみち医者は接種したがらない可能性が高いのですが)。
大人はどうか。ヨーロッパの専門家グループは、成人にインフルエンザワクチンは有効であると述べています。ただつづけて
「安全性と生活の質を加味した場合には、皮下接種インフルエンザワクチンはあまりにも有効性が低く、局所反応の頻度が高いので、これらを勘案すると好ましくないものとなる」
「したがった、健康成人(14~60歳)において、もっとも費用対効果の高い(インフルエンザ対策としての)選択は、どんな行動もとらないことだ、という結論に達した」
としています(「Vaccine」18巻957項・2000年)。これ以上の解説は不要でしょう。
文春文庫「成人病の真実」近藤誠 より引用。
・・・去年も同じこと書いてたような気がする。
気にしない。復習みたいなもんだ。
しっかしさ、人間は信じたい情報だけを信じるって言葉があるけど、そのとおりだよなー。ま、俺もそうだけどね。だからこそ(?)上の本を俺は信じたわけだし。
子供もってる母親にとっちゃ、「ワクチンで今年はインフルエンザにかからなくなるよー」なぁんて聞こえてきたらフラフラーって行っちゃうよね。
昨日もうちの会社のおばさん方が、子供がインフルエンザに罹っただのなんだの話をしてたので、まぁ前回あたり記事にしたような話をしましたよ。見事にスルーされましたね。あー説得力スキル10欲しい・゜・(PД`q。)・゜・
ぐっ・・・まだへこたれないぞー。取りあえずウチの店のアルバイト連中だけは理解してるっぽいので、まだましかな。
大人はどうか。ヨーロッパの専門家グループは、成人にインフルエンザワクチンは有効であると述べています。ただつづけて
「安全性と生活の質を加味した場合には、皮下接種インフルエンザワクチンはあまりにも有効性が低く、局所反応の頻度が高いので、これらを勘案すると好ましくないものとなる」
「したがった、健康成人(14~60歳)において、もっとも費用対効果の高い(インフルエンザ対策としての)選択は、どんな行動もとらないことだ、という結論に達した」
としています(「Vaccine」18巻957項・2000年)。これ以上の解説は不要でしょう。
文春文庫「成人病の真実」近藤誠 より引用。
・・・去年も同じこと書いてたような気がする。
気にしない。復習みたいなもんだ。
しっかしさ、人間は信じたい情報だけを信じるって言葉があるけど、そのとおりだよなー。ま、俺もそうだけどね。だからこそ(?)上の本を俺は信じたわけだし。
子供もってる母親にとっちゃ、「ワクチンで今年はインフルエンザにかからなくなるよー」なぁんて聞こえてきたらフラフラーって行っちゃうよね。
昨日もうちの会社のおばさん方が、子供がインフルエンザに罹っただのなんだの話をしてたので、まぁ前回あたり記事にしたような話をしましたよ。見事にスルーされましたね。あー説得力スキル10欲しい・゜・(PД`q。)・゜・
ぐっ・・・まだへこたれないぞー。取りあえずウチの店のアルバイト連中だけは理解してるっぽいので、まだましかな。
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プロフィール
HN:
アリウス
HP:
性別:
男性
職業:
ドラッグストア各店放浪中
趣味:
釣り・歌うこと・本読むこと。
自己紹介:
アリウスの体は、
お酒、から揚げ、
ラグナロクオンライン、
歌うこと、ゲーム音楽
油っこいものと、
カレー、
フライフィッシング
で、構成されています。
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