日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
あぁ…なんという私好みな内容。この「主流に背を向けている俺ってカッコイイ」なへそ曲がり心を多いに刺激してくれる内容です。
「椎間板ヘルニア?脊柱管狭窄?坐骨神経痛?そんなもん全部筋肉痛だ!」
「末梢以外の神経の束が押されても、知覚神経がそこに無ければ痛みは発生しないだろ常考」
人体の構造異常から腰痛などの痛みが発生しているという、従来からの医療を真っ向から否定しています。最近になってこの「骨から筋肉へ」という視点の移行、パラダイムシフトは進んでいるようで、著者の加茂先生はMPS(筋筋膜性疼痛症候群)界隈では有名な方だそうです。
腰痛や坐骨神経痛などのほとんどの痛みは、実は筋肉のコリによるものである。ヘルニアの手術をしても症状が良くならなかったり、しなくても改善したりするのはそのせい。
痛むからストレスが溜まり、そのストレスによって発生する伝達物質が血管の痙攣と筋肉の緊張を呼び、末梢の血液の流れが悪くなると、さらに組織の酸素が不足。再びそこから発痛物質(ブラジキニンなど)が分泌され、痛みがさらに増幅されていく。
この本で紹介されている「トリガーポイントブロック注射」とは、筋肉のコリが最もひどい場所(圧痛点)に麻酔注射を行うを行うことで、痛みの連鎖を断ち切る療法のことだそうです。
なんでも加茂先生によると26年前から普通に行なっていた単なる麻酔注射なようで、いつの間にか世の中の整形医は行わなくなっていたそうです。麻酔注射はなんとなく一時しのぎな感じがするし、大仰な装置で診断してそれらしい病名をつけたほうが患者がありがたがるからなのでしょうか?だってすっごい腰がいたいのに「筋肉痛」って診断されたら腰砕けですものね。
腰痛に関しても生理学からの目線が必要なように、傷の治り方や化膿については生物学や細菌学、糖尿病に関しては栄養学と分子生物学からの目線が必要ということでしょうか。自分が身をおく分野の中にいるだけでは道を間違うこともあるようで、別の角度からの勉強が必要ってことなんでしょうね。だから小売業も小売関連の本ばっか読んでちゃダメってことなのか。
2次元人は上から見ている3次元人の存在に気がつくことは無いことと似ています。
しかし面白い。身の回りの腰痛に悩む方にぜひ読んで欲しい本です。
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