日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
炭水化物って、本当に悪者なの?
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140312/1055903/
またこういうことを‥
一つ一つ確かめていきましょう。
>一方ケトン体も主に肝臓で作られますが、絶食時などブドウ糖が枯渇した時には重要なエネルギー源となります。
糖質を普通に食べている人の血中総ケトン体の基準値は、「26~122μm/l」くらい。母親の胎内の赤ちゃんに至っては、『1730μm/l』 で、基準値『76μm/l 以下』より、20~30倍になりますが、赤ちゃんではこっちが基準値なのだそう。胎児で平気なのだから青年ならさらに平気でしょう。
しかしこれがもし血糖値だとして、基準の20倍『2000mg/dl』になったらとんでもないことになります。昏倒するんじゃないでしょうか。それと比べてケトン体はブドウ糖と比べて安全な物質ということがわかります。
そもそも寝ている時は食い物でブドウ糖を補充できません。ですから安静時の脳や体内エネルギーの大部分は、ケトン体や肝臓で作られる自家製のブドウ糖(糖新生)に頼ることになります。グリコーゲンとしてのブドウ糖は肝臓にわずかしか蓄えられませんが、脂肪だともっと効率的にエネルギーを蓄えられることは、みなさんのお腹や二の腕がご存知ですよね?
また、糖尿病性ケトアシドーシスというのはなんらかの原因でインスリンが分泌されなくなった状態に起こることで、
インスリンが分泌されない
↓
筋肉や細胞がブドウ糖を組織内に取り込むことが出来ず、(血糖が下がらず)血糖値高いまま。
↓
エネルギーが枯渇するので脂肪からケトン体を取り出してエネルギー源に。
↓
結果ケトン体(βヒドロキシ酪酸など)濃度が高くなり、血液がやや酸性に傾く。
…この順番を見ると、ケトン体は糖尿病性ケトアシドーシスの原因ではなく結果だということ。むしろ原因は『血糖値が高いこと』(ペットボトル症候群とか)ということがわかります。だから低炭水化物は糖尿病性ケトアシドーシスを招くというのは間違い。
>、例えば筋肉トレーニングをするにも筋肉中のグリコーゲンが少ないと、筋肉の成長が期待できなくなります。
筋肉の材料、人の抗生物質って炭水化物、デンプンでしたっけ?たんぱく質だった気がします。
そしてそのたんぱく質を食べると身体に良くない『燃えカス』なるものが作られるという話なのですが、本文に燃えカスに関する記述はこれ以降ありません。たんぱく質を沢山食べ過ぎるとやっぱり良くないのかなと思う私は気になるところだったのですが残念です。その『燃えカス』がどういう作用でどう体に悪いかを教えてくれないと…
ところでたんぱく質に関しては米国糖尿病学会からこのような発表がありました。
米国糖尿病学会の2013年10月の「栄養療法に関する声明」において糖尿病腎症がある場合でも、蛋白質制限は推奨しないと明言。
b)
米国内科学会のCKDガイドライン(2013年)においても
「軽中等症のCKDでは摂取蛋白量を減らしても末期腎障害への進展には差がなかった、全死亡にも差がなかった」
というわけで、なんかその『燃えカス』とやらは、糖尿病腎症においてもそれほど気にしなくて良いようですよ。
炭水化物は主食ではありません。
たばこやお酒、と同じ『嗜好品』です。
おいしいけど摂り過ぎると体に悪いものです。
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