あなたはやはり素晴らしい。

これの15:00あたりからは必見です。

今の日本経済に対する処方を、本当に分かりやすく説明されてます。なんでこう頭いい人ってのは人に分かりやすく聞かせる話がうまいんだろ。

17:50あたりの、

「政府が借金してるってことは、100万円借りてれば、100万円必ずその反対側に貸してる人がいる」

これだ、これがマクロ経済の大原則、

「誰かの資産は誰かの負債」

です。素晴らしい。



この、「国の借金」（上の図でいう、負債側だけ）って単語について考えていると、これって借金という額面通りの意味じゃなくて、ただの国家経済の規模を表すいち数値に過ぎないんじゃないのか？って気がしてくる。

だからこの借金の数値が増えたら経済規模が大きくなったってことだから、それはそれで良い事じゃないのかなぁ。

もちろんその借金の中身は重要で、海外からなんという通貨で借りてるか、国内から自国通貨で借りているかどうかが問題だけど。

絶対別れられない、あるいち家庭を日本国家として例えると、

日本の場合は、父（政府）が子（国民）から金借りてるだけなんだよね。だからいち家庭としてはプラマイゼロだろ。
子が蓄えてる分まだまだ貸せるし、その気になれば新たに紙幣発行っていう必殺技も繰り出せる。何の心配も無い。

それがギリシャの場合はユーロで外国（主にドイツやフランス）から借りてたと。そりゃ返さなきゃいかんよな。ギリシャはユーロ加盟国なので勝手にユーロを刷れない。刷ったら犯罪、というか国際社会から袋叩き。

つい先日長期国債の金利が1％切ったってニュースがあったな。要はあれですね、皆が日本政府にお金を借りて欲しくて仕方ないっていうことの証明ですね。

誰が倒産しそうな会社にお金を低い利息で貸すかよ？

今や日本国債は世界で最も安全な債権と化しているんだろう。だって、

お隣中国共産党が買うくらいだしな。

中国の日本国債買い１・７兆円　１０年上期、欧米資産から避難
財務省が９日発表した２０１０年上期（１～６月）の対内証券投資速報によると、中国による債権投資が、１兆７３２７億円の買い越しとなった。ほとんど国債とみられる。年間買い越し額が過去最高だった２００５年の２５５７億円をすでに７倍弱上回っている。

　中国政府が巨額の外貨運用で米国債やユーロ建て債券から日本国債にシフトしていることが改めて鮮明になった。（後略
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100809/fnc1008091552009-n1.htm

なんでこんな糞マズイ商品を買うかっていうと、取り敢えず安全だからだろうなぁ。巨額の資金を運用するにはリスクの高い商品買ってられないものね。

チャイナの場合は為替リスクを分散させるためなのかもしれないけど。

しばらくこの円高は止まらなさそうだから、海外行くなら良い状況だよな。

犯罪率も上がってるだろうけど。