そこは無駄じゃない

「16年間売れなかったお笑いコンビの解散報告ブログが結構きつい 」

って記事を読みました。

自分が目指していた分野について中途半端な気持ちでやっていなかった人は、それでご飯を食べられなかったとしても、次の人生ではそれが糧になっているということもあるはずです。

私の場合はそれが演劇だったのですが、たった一つとは言え、他の分野でも役に立つ真理とも言えることを手に入れたなと思えることがあったのです。

それは、

「お客さんにこっちの気持ちが伝わらなければ、それは何もしていないことと一緒ということ」です。

どんなに良い商品でも、良いサービスでも、それが知られていなければ何もしていないことと同じということ。

あるシーンで役者が悲しい気持ちを観客に伝えようとしていても、それが観客に伝わっていなければ、何も考えずに演技をしているのと同じ扱いになってしまいますから。


ただ、情報や方針を発するということは、そこに対して責任を負わなければいけません。それって結構勇気や覚悟のいることですよね。

例えば、薬局という何となく堅そうなイメージの場で楽しそうにはっちゃけていると、

「薬局のくせにそんなことして」なんて言われたりしたら怖いと思って、情報や態度を固定することに対して躊躇するかもしれません。

でもそこで足を踏み出さないと、そこら辺にいる大多数の人と同じ立場になって、得られるはずの希少価値を失う事になるのです。

ちょっと本題とずれたかもしれませんが、本気で歩いてきたあなたの道のりは、それに「嘘をついていない限りは」あなたの人生に対して無駄じゃないと言うことを言いたいのです。


いや、なんつーかウチのアルバイトの子達には、ミュージシャンや声優を目指すものが多いのでそんなことを考えてしまったのです。


糖質セイゲニスト的にハイボールを飲みながらね。