日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
文化・エンタメ佐村河内守だけが悪いのか?
「全聾(ろう)の作曲家」「現代のベートーベン」などと呼ばれていた「作曲家」佐村河内守(さむらごうち・まもる)氏(50)が、実は「ゴーストライター」に作曲を依頼していたことがわかった。この事件が発覚して以来、CDが出荷停止になったり、公演が中止になるなど波紋が広がり、メディアでは一転して「偽ベートーベン」「詐欺師」などと厳しい批判が出ている。彼は確かに悪い。しかし、「ヒロシマ」や「ハンディキャップ」を売りにする音楽業界、音楽以前に「感動の美談」をありがたがる聴き手の側にも問題はないだろうか?
http://webronza.asahi.com/culture/2014021000005.html?iref=com_fbox_d2_02
この記事はまさしく「おまいう」ですが、裏を返せば「お客さんは商品周りの情報込みでその商品を買っている」「買っているのは商品の価値だけではない」ってことの証明にもなります。
だからこそ「金返せ」とか「騙された」という意見が出るわけですから。最初から「商品の価値だけ」に目をつけて買っている人からはそんなクレームは付かないと思います。
小阪裕司先生の本の中のエピソードでうろ覚えですがこんな例が紹介されていました。
チョコレートを載せたブリキのトラックを、店員が誤って床に落としてしまい、本体に「へこみ」ができてしまったそうな。そこで店員はPOPに「やぁ僕ウォンカトラック。場からチョコレートを届ける途中でぶつけちゃってちょっとへこんじゃった…でも荷物には傷がないんだけど誰か僕のオーナーになってくれないかなぁ」という手書きPOPをつけたところ、「そのPOPも一緒に欲しい」という買い方の一例があったそうです。
どんな「平凡な」商品だって、商品周りの情報をうまく伝えることが出来れば、きっとお客さんは欲しいと思うはずです。
今から上の本の中で紹介されていたとある酒屋さんのPOPを書き起こしてみます。3種類あるのですが、最後のPOPを読んだ後でどう思うでしょうか?
どうでしょう?
ただの紙っきれに3番目の情報が書いてあっただけで、ちょっと味見くらいはしたくなったんじゃないでしょうか。3800円はワイン好きじゃないとなかなかポンと買えないかもしれませんが(笑)
よく考えて見ると当たり前かもしれないのですが、このようにお客さんは「商品自体の価値」だけじゃなく「商品のエピソード」も一緒に買っている事が多いのです。
だからPOPの役割は商品のスペックを書くだけじゃないんですよね。
その点NHKの特集や、持ち上げていたくせに謝罪もなくあっさり手のひらを返す冒頭のようなマスコミの方々は、非常に優秀なPOPを書いていたということになります。おまいう。
「全聾(ろう)の作曲家」「現代のベートーベン」などと呼ばれていた「作曲家」佐村河内守(さむらごうち・まもる)氏(50)が、実は「ゴーストライター」に作曲を依頼していたことがわかった。この事件が発覚して以来、CDが出荷停止になったり、公演が中止になるなど波紋が広がり、メディアでは一転して「偽ベートーベン」「詐欺師」などと厳しい批判が出ている。彼は確かに悪い。しかし、「ヒロシマ」や「ハンディキャップ」を売りにする音楽業界、音楽以前に「感動の美談」をありがたがる聴き手の側にも問題はないだろうか?
http://webronza.asahi.com/culture/2014021000005.html?iref=com_fbox_d2_02
「おまいう」※お前が言うな、の略。ネットでは、政治家や芸能人などの自分の過去を棚にあげた発言に対して使われる。類似語:おまおれ
この記事はまさしく「おまいう」ですが、裏を返せば「お客さんは商品周りの情報込みでその商品を買っている」「買っているのは商品の価値だけではない」ってことの証明にもなります。
だからこそ「金返せ」とか「騙された」という意見が出るわけですから。最初から「商品の価値だけ」に目をつけて買っている人からはそんなクレームは付かないと思います。
小阪裕司先生の本の中のエピソードでうろ覚えですがこんな例が紹介されていました。
チョコレートを載せたブリキのトラックを、店員が誤って床に落としてしまい、本体に「へこみ」ができてしまったそうな。そこで店員はPOPに「やぁ僕ウォンカトラック。場からチョコレートを届ける途中でぶつけちゃってちょっとへこんじゃった…でも荷物には傷がないんだけど誰か僕のオーナーになってくれないかなぁ」という手書きPOPをつけたところ、「そのPOPも一緒に欲しい」という買い方の一例があったそうです。
どんな「平凡な」商品だって、商品周りの情報をうまく伝えることが出来れば、きっとお客さんは欲しいと思うはずです。
今から上の本の中で紹介されていたとある酒屋さんのPOPを書き起こしてみます。3種類あるのですが、最後のPOPを読んだ後でどう思うでしょうか?
1 ここに一本のワインがある。フランス産の赤ワインで、お値段は3800円ほど。商品名を「エモーション・ド・テロワール」3800円という。
2 このワインはジュブレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネ、シャンポール・ミュジニ、マルサネという四種のブドウを使用しています。」
「エモーション・ド・テロワール」3800円
3 『エモーション・ド・テロワール』3800円
~天才醸造家がフランス政府に逆らってまで作ったワインとは~
「今フランスのワイン界で天才と呼ばれているワイン醸造家がいます。それはヴァンサン・ジラルダンさんです。有名なワイン評論家ロバート・パーカー・ジュニアも、彼のワインを見つけたら走って買いに行けと言っているほどです。ところがそんな彼がフランス政府に逆らってまで作ったワインがあります。それがこのワインなのです。
どうでしょう?
ただの紙っきれに3番目の情報が書いてあっただけで、ちょっと味見くらいはしたくなったんじゃないでしょうか。3800円はワイン好きじゃないとなかなかポンと買えないかもしれませんが(笑)
よく考えて見ると当たり前かもしれないのですが、このようにお客さんは「商品自体の価値」だけじゃなく「商品のエピソード」も一緒に買っている事が多いのです。
だからPOPの役割は商品のスペックを書くだけじゃないんですよね。
その点NHKの特集や、持ち上げていたくせに謝罪もなくあっさり手のひらを返す冒頭のようなマスコミの方々は、非常に優秀なPOPを書いていたということになります。おまいう。
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