花咲くiroha

　さて、うちのバイヤーはこれをどう扱うのだろうか。っというか採用するのだろうか。

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”女性向けTENGA”こと「iroha（イロハ）」の姿明らかに　6800円で3月3日デビュー　和風イメージした3種類
ラインアップは「YUKIDARUMA（ゆきだるま）」「HANAMIDORI（はなみどり）」「HINAZAKURA（ひなざくら）の3種類。


http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1302/04/news030.html

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価格は6800円ということなので繰り返し使えるってことなんでしょうね。

　さて、実際にコイツを売るとしてお客さんにどういった買い方を勧めるPOPを付けるべきなんでしょうかね。

「見た目がなんかかわいい」
「既存のものと比べてあきらかにアレな形をしていない」
「おいしそう」
「見つかってもバレなさそう」
「実は男の開発に使えそう」
「新しい世界が開く！」

なんかそんな感じのアピールポイントが挙げられますでしょうか。多分落ち着いて考えればもっとあるのでしょうが、最後の男の需要もあるかもしれないという思考に全てを塗りつぶされました。

「男も使えるところをアピールすれば見込み客が2倍になるかも！」なんて思いました。

しかしこれ、いかに可愛いデザインにしてもこの商品があーいうことに使われるということは、「知っている人」にはモロバレなわけですし、レジを通す時に対峙する店員には絶対バレるわけですよね。新商品発売直後を除いて、店員が取り扱っている商品のことを知らないなんてことはあり得ないわけだし。

ですから、男がTENGAを買う時のようには購買決断はなかなか下せないと思います。

じゃぁどうしましょうかね。

売り場には現品を1つだけ置いて、バックは印刷物やら「アンコ」でなんとかボリュームを減らさないようにして、「この商品をお求めの方はこのカードをレジまでお持ちください」ってカードを付けるか。お、これは普通のTENGAにも使えるかもしれない。ちょっと恥ずかしくてTENGA現品をレジまで持ってこれない男の子にも通用するか。

ただ、この方法で絶対気をつけなくてはいけないことは「欠品させない」ってことだな。レジまでこのカードを持ってきて欠品とか、購入するまでの精神的なハードルをようやく超えていただいたお客様にあまりにも申し訳ない。

ドラクエで必死こいてお金貯めた挙句それが現パーティーメンバーでは装備出来ないものだった時のがっかり感に似ている。現実の方は店に恥かかされた分より凶悪ですね。

「アリウスは　これを　そうびできないが　いいかね？」みたいな。

　手っ取り早いのは通販部門でこれを扱えばオッケーなわけですが、それだとちょっとつまんないですよね。やっぱりここは自己開示をしてもらいましょう。明石家さんまさんのトークが上手いのは、必ず自分がある程度の自己開示をするんですよね。そして共演者の心を掴む。「そのくらいの過去ならばらしてもそんなに恥ずかしくないよ」「むしろ俺の過去の方が笑えるし」という感じで。

だから共演者も、別に普段のインタビューなら離さないようなことまでうっかり話してしまい、その番組の面白さを上げることに貢献してしまう。

それと同じで誰かの顔写真付きで「実際に使ってみてどうだったか」を掲示するしかないよね。本気で売りたいなら。そうすれば「何、別にそんなことは恥ずかしいことじゃないし、楽しいことなんだよ」って雰囲気がお店にできるだろうね。あぁ、TENGAとかIrohaが飛ぶように売れる店で働けたらきっと楽しいだろうなぁ。

きっとレジにて

「コンドームはここで装備していくかい？」

なんて会話も飛び出すようになるんじゃないかな。

まぁ…相当にハードルが高い話ですが。そうだね、まずはこういうことは言い出しっぺの私がやるべきだな。そもそもTENGAに私の写真も貼っていないわけだし。

ってなんでIrohaを記事に書いたら私が追い詰められて行く羽目に。

まぁ、周りが恥ずかしがっていない環境になれば、巻き込まれた人もそうなっていくものです。まずはお店の人間が販売を楽しまなくてはね。