鱒チック

　ギリシャのヒオス島。ここは世界的にも有名なあのロケット花火祭りが行われるところ。


2つの教会が互いに数万発のロケット花火を撃ちあうお祭り。

唯一ここ、ギリシャのヒオス島で採取されるのがマスチック（マスティハ）

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地中海沿岸に分布するウルシ科の木Pistacia lentiscusの中でも、ギリシャ・ヒオス島だけで栽培されるマスティハの木(Pistachia Lentiscus var.Chia)の樹液です。
この木の幹や太い枝に傷を付けると、傷口をふさぎ細菌やバクテリアから自らを守るために
透明な樹液が浸み出します。これを自然に乾燥したものが「マスティハ」(マスティック)です。

不思議なことに、ヒオス島のマスティハだけに数々の健康効果があり、世界中で薬や食品や
化粧品に使われています。ギリシャを代表する有名な自然食品です。
http://www.estianippon.jp/html/page33.html

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…いきなり何のステマだオイとお思いでしょうが、ま、このマスティックの樹液エキス入りの歯磨きというものがウチの店舗に置いてあるわけです。これをお客さんにどんどん紹介していこうかなと思っているのです。

で、この商品に今付いている販促物というかPOPを思い出してみると、

「歯周病ケア」とか
「口の中のネバネバが！」とか
「80歳に20本歯を残そう！」とか

わりと即物的というかどストレートなものばかりな気がします。

まぁ今までもこの商品はそれなりに売れてたわけですが、ここでもうちょっと違う方向からの「欲しい」という気持ちを喚起させることは出来ないのかなと思ったのです。

そこで冒頭の様なムダ知識です。

よく「長いPOPは読まれない」という人は多いのですが、私は、人は興味も持ったものなら色々読んじゃうと思うのです。自分がそうなだけかもしれませんが。

そして「あぁこのマスティックってエキスはあーいうキレイな風景のヒオス島で作られてるんだ。しかも何故かヒオス島で採れたマスティックしか殺菌効果とかがないのね。あーあのロケット花火撃ちあうお祭りってここでやってたのか。なになに、ヒオス島って昔トルコ軍に虐殺されて98000人が亡くなって人口は2000人まで減ったことがあるのか」

なんて無駄知識が書いてあるPOPを読んだ人は、

「よし、買おう！」

となると思うのです。ならないですが。

これはちょっと、いやかなり想像なのですが、人が「へー」とか「ほー」という感想を持った瞬間には、脳のA10神経あたりから何かが分泌されて「ちょっと気持ちいい」感じになっていると思うのです。

そしてその気持ちよさを与えてくれたお店に「良いことをしてくれたからお返し」を購入という形でするんじゃないかと。

もちろんそればかりが購入の決めてになるわけではないですが、あと一歩の後押しにはなるんじゃないでしょうか。

店に来てくれたお客さん全員が読む訳じゃないですし、歯磨きコーナーを通りがかった人全員が読むわけじゃないですが、ちょっと口臭とか気になる方はキャッチコピーさえ上手く働けばその下に書いてる長い文章や写真も見てくれると思います。

そしてそれによりその商品に対する愛情というか思い入れも深まる気がするのですがいかがなものでしょうか。

こういうの知ってると、「これよりも良い成分入っているドリンクがありますよ」なんて言われたところでそっちにしようとは思わなくなりますよね。↓

リポビタンDはやぶさi限定バージョン
人がなぜその商品を買うのかを決定するのは、何に良いからとか何が入ってるからとか、スペックじゃない選び方もあるんですよね。

つーわけでマスティックのギリシャ押しでの売り方というものもあるんじゃないでしょうか？（笑）