簡単なものほど複製も簡単 - ドラッグアリウス 忍者ブログ
日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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多摩川などの都市河川には薬剤耐性菌が多く存在している -東京工科大が確認
東京工科大学は8月27日、抗生物質や合成抗菌剤が効かない「薬剤耐性細菌(耐性菌)」が、多摩川での現地調査から都市河川に多く存在することを確認したと発表した。(後略
http://news.mynavi.jp/news/2013/08/28/047/index.html

 ちょっと怖いというか気持ち悪いニュースですが、細菌の基本的なところをおさらい。

 細菌達はとにかく分裂しまくって自分の陣地が欲しい。例えば食べかけのパンを放置しておいたらカビが生えますが、青カビ、黒カビ、それぞれ自分だけ繁殖して自分たちの勢力を広げたいのです。

だから分裂速度が大事。生存するために必要最低限な機能と分裂機能があればそれでいいのです。

さて、そこで上記の薬物耐性菌ですが…

「なぁ、普通に生存している環境で抗生物質に対する能力って必要なのお前ら?」って言ってやりたい。

いらねーだろその機能。

だから分裂速度が異常に遅いんだよ耐性菌は。おかげで陣地争いでは普通の奴らに負けっぱなし。何せ8時間後に普通の黄色ブドウ球菌は4000個まで増えるのに対して4個にしか増えない。

余計な機能まで複製しないといけない耐性菌は、このように雑魚なのです。こいつらが繁殖できる場さえ与えなければ、通常の細菌達によって繁殖できる場は根こそぎ奪われるため、普通は増えることが出来ないので全然気にしなくてOK。そもそも細菌は数が揃わないと何も出来ないもやしっ子の集まりですから。増えなきゃ何も怖くない。

それでは増えるところはどこかというと、耐性菌にとっては敵勢力である通常の細菌たちを抗生物質で倒して、せっせと耐性菌だけ育てるような場所。病院などでしょうか。つまり耐性菌はそういう人たちによって手厚く育てられなければ生存できないよわっちぃやつなのです。

「耐性菌」という言葉に何かロマンを感じてしまう人もいると思いますが、実際はそんなものです。
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