日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
うちの薬剤師のせんせからおもしろ気遣いメールが送られてきてたので抜粋(笑)
。添付ファイルは2回に分けて送ります。
なお、資料中の脂肪肝に関する記述では、糖質制限に対する
誤った批判が載っていますので、実施していて惑わされている人が
いたら助けてあげて下さい(笑)。余計なもん送ってすいません。
内容精査せずにみんなに送っちゃった・・・。
というお茶目なメールにふふってなったところで、糖質制限に対する誤った批判とは。
それはとあるメタボ関連の漢方製剤についての資料内の文章です。
極端なダイエットをすると、脂肪肝になることがあります。
特に糖質を多く含むお米やパンなど炭水化物を極力とらないダイエットをすると「低栄養性脂肪肝」になります。肝臓には一定量の脂肪が必要であり、糖質を極端に制限すると、肝臓は機能障害を防ごうとあわてて体中から脂肪をかき集めてしまい、脂肪肝になるのです。
つまり、糖質のとりすぎで脂肪肝になりますが、とらなさすぎでも脂肪肝になってしまうのです。
炭水化物を摂らないで生活をしていると、体内的には糖質を減らすという効果があり、ダイエットには効果的のように思いますが、この糖質は実は脳にとって必要不可欠な栄養素のひとつなので失敗すると大変危険なダイエット方法なのです。
一つ目の誤り。
低栄養性脂肪肝になるためには、一日の摂取エネルギーを500kcal以下にしなくてはいけません。糖質セイゲニストは一日2000kcal~3000kcalはタンパク質と脂肪で摂取しますから、全く関係ありません。
ちなみにタンパク質が不足し過ぎると、「クワシオルコル」という栄養失調状態になります。大きくふくれたお腹がその特徴で、アフリカの子供によく見られるアレです。蛋白質が不足すると血液中の液体成分が胃に流出して胃が膨張します。
もう一点の誤りは、
脳にとって大事な栄養素なのは確かにまぁそうですが、脳はもうひとつ、脂肪が分解される過程で作り出される「ケトン体」を栄養源としています。
ですからわざわざ食後の血糖値を高くして365日毎日3回も血管にダメージを与えてまで糖質を摂取する必要はありません。その点ケトン体は血管に対してダメージを与えません。
ブドウ糖は糖の運び屋GLUT-1~24により各細胞に運ばれます。これがないと細胞はブドウ糖を利用できません。そして脳・赤血球・網膜・生殖腺胚上皮の糖輸送体はGLUT1です。このGLUT-1が先天的に欠けていると、普通の食事では意識不明、てんかんなどの発作を起こします。そしてその治療のための食事は、全体のカロリーに対して脂肪分75%~80%。
これをケトン食と言います。
ケトン食はスーパー糖質制限と比べてもさらにガチな糖質カットですね。だって「脳が糖なんて使えない」っていう方向けなのですから。
また、イヌイットの方々って糖質全然食べて来ませんでしたよね?主食はアザラシ、カリブー、くじらの肉と脂質ですから。しかしアメリカの食生活、つまり精製された穀類、砂糖、乳製品と接触してから肥満と生活習慣病が激増したという歴史があります。
ケトン食という治療法とイヌイットの方々。ではどっちも脳にダメージを与える食生活なのでしょうかね。そんなことはないでしょう。片方は「治療法として認定されている」わけですし。
>糖質を多く含むお米やパンなど炭水化物を極力とらないダイエットをすると「低栄養性脂肪肝」になります
>肝臓には一定量の脂肪が必要であり、糖質を極端に制限すると、肝臓は機能障害を防ごうとあわてて体中から脂肪をかき集めてしまい、脂肪肝になる
この文章、NHKのあさいちという番組内で、とあるお医者さんのコメントをそのまま抜いたものだったようです。そしてそのお医者さんが誰だったか見てみたら、去年ウチの会社ほぼ全員参加した健康食品の勉強会の講師だった人だ!と驚愕。
どうもその方、江部先生と名刺交換された際には糖質制限に肯定的だったそうですが、この番組ではとんちんかんな意見を仰っていたご様子です。
どうしてこうなった。
糖質制限に対する批判記事は、どれも適当に言い切っているだけで証拠として確かなものが記されているものは少ないです。たまに論文を証拠として取り上げているものもありますが、信ぴょう性に欠けるものが多いです。
ひとつひとつ、知っていることをつなぎ合わせると反論しやすいものばかりなので、騙されないようにしましょう。
。添付ファイルは2回に分けて送ります。
なお、資料中の脂肪肝に関する記述では、糖質制限に対する
誤った批判が載っていますので、実施していて惑わされている人が
いたら助けてあげて下さい(笑)。余計なもん送ってすいません。
内容精査せずにみんなに送っちゃった・・・。
というお茶目なメールにふふってなったところで、糖質制限に対する誤った批判とは。
それはとあるメタボ関連の漢方製剤についての資料内の文章です。
極端なダイエットをすると、脂肪肝になることがあります。
特に糖質を多く含むお米やパンなど炭水化物を極力とらないダイエットをすると「低栄養性脂肪肝」になります。肝臓には一定量の脂肪が必要であり、糖質を極端に制限すると、肝臓は機能障害を防ごうとあわてて体中から脂肪をかき集めてしまい、脂肪肝になるのです。
つまり、糖質のとりすぎで脂肪肝になりますが、とらなさすぎでも脂肪肝になってしまうのです。
炭水化物を摂らないで生活をしていると、体内的には糖質を減らすという効果があり、ダイエットには効果的のように思いますが、この糖質は実は脳にとって必要不可欠な栄養素のひとつなので失敗すると大変危険なダイエット方法なのです。
一つ目の誤り。
低栄養性脂肪肝になるためには、一日の摂取エネルギーを500kcal以下にしなくてはいけません。糖質セイゲニストは一日2000kcal~3000kcalはタンパク質と脂肪で摂取しますから、全く関係ありません。
ちなみにタンパク質が不足し過ぎると、「クワシオルコル」という栄養失調状態になります。大きくふくれたお腹がその特徴で、アフリカの子供によく見られるアレです。蛋白質が不足すると血液中の液体成分が胃に流出して胃が膨張します。
もう一点の誤りは、
脳にとって大事な栄養素なのは確かにまぁそうですが、脳はもうひとつ、脂肪が分解される過程で作り出される「ケトン体」を栄養源としています。
ですからわざわざ食後の血糖値を高くして365日毎日3回も血管にダメージを与えてまで糖質を摂取する必要はありません。その点ケトン体は血管に対してダメージを与えません。
ブドウ糖は糖の運び屋GLUT-1~24により各細胞に運ばれます。これがないと細胞はブドウ糖を利用できません。そして脳・赤血球・網膜・生殖腺胚上皮の糖輸送体はGLUT1です。このGLUT-1が先天的に欠けていると、普通の食事では意識不明、てんかんなどの発作を起こします。そしてその治療のための食事は、全体のカロリーに対して脂肪分75%~80%。
これをケトン食と言います。
ケトン食はスーパー糖質制限と比べてもさらにガチな糖質カットですね。だって「脳が糖なんて使えない」っていう方向けなのですから。
また、イヌイットの方々って糖質全然食べて来ませんでしたよね?主食はアザラシ、カリブー、くじらの肉と脂質ですから。しかしアメリカの食生活、つまり精製された穀類、砂糖、乳製品と接触してから肥満と生活習慣病が激増したという歴史があります。
ケトン食という治療法とイヌイットの方々。ではどっちも脳にダメージを与える食生活なのでしょうかね。そんなことはないでしょう。片方は「治療法として認定されている」わけですし。
>糖質を多く含むお米やパンなど炭水化物を極力とらないダイエットをすると「低栄養性脂肪肝」になります
>肝臓には一定量の脂肪が必要であり、糖質を極端に制限すると、肝臓は機能障害を防ごうとあわてて体中から脂肪をかき集めてしまい、脂肪肝になる
この文章、NHKのあさいちという番組内で、とあるお医者さんのコメントをそのまま抜いたものだったようです。そしてそのお医者さんが誰だったか見てみたら、去年ウチの会社ほぼ全員参加した健康食品の勉強会の講師だった人だ!と驚愕。
どうもその方、江部先生と名刺交換された際には糖質制限に肯定的だったそうですが、この番組ではとんちんかんな意見を仰っていたご様子です。
どうしてこうなった。
糖質制限に対する批判記事は、どれも適当に言い切っているだけで証拠として確かなものが記されているものは少ないです。たまに論文を証拠として取り上げているものもありますが、信ぴょう性に欠けるものが多いです。
ひとつひとつ、知っていることをつなぎ合わせると反論しやすいものばかりなので、騙されないようにしましょう。
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HN:
アリウス
HP:
性別:
男性
職業:
ドラッグストア各店放浪中
趣味:
釣り・歌うこと・本読むこと。
自己紹介:
アリウスの体は、
お酒、から揚げ、
ラグナロクオンライン、
歌うこと、ゲーム音楽
油っこいものと、
カレー、
フライフィッシング
で、構成されています。
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