薬価が上がるよ！！やったねたえちゃん！

　ここまで情報が隠蔽され、錯綜していると、全てを信用できなくなってきます。

そして恐らくその感想は正しいのでしょう。

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医療自由化目標　「入手していた」　米国文書で厚労相 (10月28日)
　米国政府がＴＰＰ交渉で、公的医療保険の運用で自由化を求める文書を公表していたにもかかわらず、日本政府が「公的医療保険制度は交渉の対象外」と国民に説明していた問題で、小宮山洋子厚生労働相は２７日、「９月１６日に外務省を通じて受け取っていた」と述べ、入手していたことを明らかにした。公的医療制度の根幹である薬価の決定方法が交渉対象になる可能性も認めた。（後略
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=10331

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　この政府の隠蔽っぷりを攻めるのは当たり前なんですが、最近になってやたらとTPPの問題点を報道し始めたマスコミにも文句を言いたい。

明らかに、

後で「あの時報道で取り扱ってなかったじゃないか！」と言われるのが怖いためのアリバイ作りとしての報道に見える。

今年の初め、震災前の2月にはウチでも問題を感じてたくらいだから、ちょっとググればすぐTPPの問題点はわかっていたはず。


2年に一度の薬価改定で、薬価が下がって嬉しいのは患者さんですが、関係者はそうじゃないよな？


でもこの手のアメリカからの要求ってのは、年次改革要望書とか、日米構造協議とか言う風に、名前だけ変えて毎年のようにアメリカから日本へ「こう変えてくれない？」って要求はあったんだ。


それを日本は上手くかわしてた。そこそこにね。


アメリカはこういうところが凄いよね。好きか嫌いか言われたら好き60：嫌い40って感じだけど、アメリカ自身は別に自分らの要求を隠してない。


アメリカ大使館のHPにもこう書いてある。

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日米経済調和対話



農業関連課題

食品添加物：日米両政府の協力体制を強化するとともに、FAO/WHO合同食品添加物専門会議によって安全と認められており、かつ世界各国で使用されている46種類の食品添加物の審査を完了することにより貿易を促進する。現在、6種類の食品添加物の審査が終了していない。


競争政策

執行の有効性：調停手続きの導入、過度な独占禁止法（独禁法）適用除外の廃止、企業結合の審査における効率性および透明性の改善、大学院レベルの経済学の教育を受けた職員の増強、適切な執行問題に関する外部専門家の採用、独禁法に関する裁判官向け教育プログラムの構築などを通じ、効果的な独禁法の執行プログラムがもたらす利益を増大させる。



医薬品・医療機器

外国平均価格調整（FPA）ルール：日本における価格が外国平均価格より高いか低いかにかかわらず、製品が平等に扱われるようFPAルールを改定し、日本の薬価政策の公正な実施を保証す



栄養補助食品

規制分類と表示：保健機能食品制度を向上させる方法、原料に特化した健康強調表示を許可するシステムの提案など、日本の健康食品制度について業界が情報や意見を提供できる機会を増やす。

食品添加物：他の先進諸国で一般的に認可されている、栄養補助食品に使用できる添加物、溶媒および化学形態の栄養素のリストを拡大する。（抜粋

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アメリカは、いっそ清々しいほどに自分に都合の良いルール作りプランを「発表」しています。このへんがどっかの国とは違うところ。だからといって全面的に賛成など出来るわけないですが。

問題は自国にとって益になることではなく、政治家個人やいち官僚のどうでもいいプライドを守るために、国民になるべく正しい情報を回さないように内緒で決めようとしているところ。しかもそれは全く国民のためにはならないときている。最高です。


健康食品業界の表示や、店頭でのPOP表記がカオスになりそうでそれはそれで楽しそうな気はしますが、お客さんに取っては「益になる」とは言えないでしょう。

一昔前の、


カロリーカットと謳っていたダイエット食品が、実はただのグレープフルーツジュースだった、という笑えない展開が再び巻き起こるようになるのでしょうか。