商品が売れるまでの消費者の行動とくじらはヤバイ

懐かしいCM集




知らなかった良いCMが意外とあるなぁ。

作品的に良いCMと、自分のお客さんに何をして欲しいか明確かどうかは別物だよね。でも作品的に良いCMは大好きです。記憶に残るし。

CM含む宣伝を見ている人（自分含む）って、実はそれ程素直じゃないというか頭良くないというか。

良い宣伝を見せられても、それがすぐ購買行動に結びつくとは限らない。そんなに販売側に都合よくは行動してくれないんだ。分かりやすいメッセージを入れないといけなかったりする。

なんかこの購買行動って言葉も考えるべき点をうやむやにしてるね。なまじ事柄に名前がついちゃってるもんだから、なんとなく分かっている気がしてしまう。

試しに商品が売れるまでの消費者の行動を分解してみると、



店があることを知る
↓
店内に入る
↓
商品の置いてある棚の通路に入る
↓
商品のある棚で立ち止まる
↓
その商品のPOPを読む
↓
商品を手に取る
↓
ためつすがめつ商品を眺める
↓
買いたくなってくる
↓
買うと決心する
↓
レジに持っていく
↓
代金払う
↓
買う



適当に分解してもこれだけ色々な段階を踏まなきゃいけない。

リハビリ関連の高次脳機能障害における『目の前のコップの中にある水を飲む』って動作を分解して考えるとき、実は人間って物凄い複雑な処理を瞬時にしてるんだなと分かる。それと似てる。

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失行症

　ある運動や動作・行為の実行に際して、指示された実行内容が理解できていて、その運動や動作・行為を実行しよう とする意欲が十分あるにもかかわらず、指示された簡単な運動をぎこちなく拙劣に実行したり，物品や道具を不器用に使用したり誤って扱うなどの行為をする場 合には、失行症が考えられます。
　失行症と診断するためには、指示された内容が理解できていること、そして指示された運動を実行したり物品や道具を扱ったりする側の上肢に運動障害や感覚 障害がないことが条件になります。

具体的な症状

　日常生活の様々な運動や動作が全般的にできなくなるまたはぎこちなくなります。ハサミなどの日常的な道具をうまく使えなくなったり、使い方を間違ったり します。また、道具を組み合わせて使う場合に順所を間違えてしまいます。さらに、文字の形が崩れたり、正確に書けなくなり、服をうまく着られなくなると いったことが起こります。

http://koujinou.net/

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ま、最初の段階ですでにネットで買うか、近くの店で買うかっていう競合も起きてるわけだし、相当選択肢は多いよね。

上の矢印を下に進む確率をなんとかして上げるのが俺たちの仕事なわけだ。方法は何だって良い。その商品を毎日10人しか手にとってなかったのが、でっかく

『ちょっと触ってみて！』

って書いただけで50人手に取るようになった。これだけでもう売れる確率5倍。


こんなの床に貼るとか、横から見てPOPが通路に飛び出すようにするとか、お客さんを「そこ」に気がつかせるための方法は色々あるだろう。

ま、これ貼ったら次の日に剥がされてたけどなwwwwwwwwwwwwﾜﾛﾀ

泣いた、俺は泣いた。



POPのキャッチコピーとかDMの頭に載っける文章考えてて最近思うんだ。

色々作ってて油断すると、こう、なんか

『こんなキャッチコピー作る俺ってカッコイイ』みたいな、そんな気持ちが徐々に首をもたげて来て、イマイチ「伝わらない」フレーズ（？）が頭の中を占拠し始める。

そんな『ちょっとカッコつけセンス』を押しとどめて、なんかパッとしなくてもきちんと相手に伝わる文をつくり続けることが、大事なんじゃないかってね。

それが我慢できないと、

『肌美人を目指そう』とか

『浸透保湿』とか、浮かんできちゃうんだよな。