日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
3日前のイタリアの全国紙レプブリカに渡辺信幸先生と江部先生、夏井先生の名前が載りました。このお三方の名前から浮かぶのはもちろん糖質制限についてですね。
そして日経デジタルにも。
実験結果は1年近く先にわかるそうですが、またきちんと記事にしてくれるんでしょうかね。
まっ、糖質セイゲニストのみなさんにしてみれば、すでに結果は目に見えているでしょう。得たカロリー出るカロリーのダイエット論が大間違いかもしれないという話はちょっと前にも記事にしましたが、このカロリーコントロールが必要という考えは、第二次世界大戦後、アメリカ主動で世界に広まって行きました。ですが実は、1800年台は「炭水化物が全ての太る原因」ということが世界の共通認識だったそうです。
1870年代のトルストイのアンナ・カレーニナにもアンナの恋人であるウロンスキー伯爵はクライマックスの競馬への準備のために炭水化物を控える描写があります。
そして炭水化物が肥満やほとんどの病気の原因とする状況証拠として、孤立していた狩猟民族が西洋の文化と触れ合った途端に、肥満、糖尿病、心疾患、高血圧と脳卒中、がん、アルツハイマー病やその他認知症、虫歯などの病気が頻発し始めるということがあります。
野菜や果物や炭水化物を摂らないイヌイットやマサイ族、米国先住民、ケニヤのキクーユ族、が生活習慣病と無縁の暮らしを「送っていた」ということを、肉と脂肪が生活習慣病の原因とする現代の栄養学や医学では説明できません。
ところで最近試験勉強した登録販売者のみんなは、ビタミンB1が炭水化物の代謝に関係するって習ったよな?あれさ、
「炭水化物を食べなければ貴重なビタミンB1が失われることもない」ってことなんだよね。炭水化物を食べるからB1が消費されちゃうから、また食物から摂取しなくちゃいけないって悪循環になるの。
それとビタミンCはブドウ糖と同じ仕組を使って細胞に入るので、炭水化物摂取し過ぎると、血管内にブドウ糖がありすぎてビタミンCの吸収を阻害してしまいます。また、血糖値が高まると分泌されるインスリンは、腎臓にてビタミンCの吸収を阻害して、ビタミンCを尿と一緒に排泄させてしまいます。ですから、炭水化物を摂取しない民族は少量のビタミンCでも大事に利用ができて、壊血病にもならず生き続けてきたんでしょうね。
人類は炭水化物の栽培を始めたお陰でこれだけ発展してきたのですが、そろそろそこから卒業する時が来たのでしょうか。
日本人の長寿の秘訣は、健康的な食生活だと長年言われてきた。脂肪分が少なく、野菜の多い食生活である。しかし近い将来、日本食の評判は覆るかもしれない。その食こそが現代の日本人を襲う数々の病気の原因だと主張する医師が次々と現れている。http://ow.ly/d/1CCz
内科医である渡辺信幸医師は、1993年に沖縄にやってきた。長年長寿を誇っていた県ゆえ、健康な人が沢山いると思いきや、目にしたのは肥満と高血圧の多さだった。現在沖縄はメタボリックシンドロームで日本一の県となっている。
時には重病人を運ぶヘリコプターが間に合わず、渡辺医師は目の前で患者が死んでいくのを見た。この経験から、沖縄の人々を健康にするための試行錯誤が始まり、20年後、ある結論に達する。いわゆる「沖縄クライシス」=肥満と高血圧の増加は、一般に考えられているように食生活の欧米化のせいではなく、むしろ「日本化」であるというものだ。
沖縄の人々は昔から豚肉をたくさん食べていたが、その後コレステロールを恐れるようになり、本土の食生活を取り入れるようになった。肉を少なくし、野菜と米を多く摂取するものである。今日、日本女性の平均寿命は86,41歳で世界一だが、1950年には60歳であり、欧米よりずば抜けて低かった。渡辺医師は、日本人の寿命が延びたのは欧米化した食、たんぱく質と脂質に富む食生活のおかげだと主張する。
彼は2つの簡単なルールに基づくダイエットで、彼の90%以上の患者を痩せさせることに成功した。そのルールとは、肉・卵・チーズを積極的に食べ炭水化物を制限することと、血糖値の上昇を緩やかにするため、ひとくちを最低30回噛むことである。たんぱく質と糖質の量の計算に基づき、カロリー計算の強迫観念は忘れるというこのダイエットは、パラダイムシフトである。
結果は、奇跡だった。高血圧や糖尿病の薬から自由になった患者がたくさん居るのだ。渡辺医師の外来には多くの人が押しかけるため、診察には数ヶ月待たねばならないこともある。
栄養学は時とともに変化し、新説が出るたびにそれまでの通説が覆される。高タンパク食に対する批判もあるが、渡辺医師のように糖質を問題視する医師も居る。糖尿病とアレルギーに特化した京都の高雄病院の理事である江部康二医師は、この分野のパイオニアである。肥満の真犯人についての本は何十冊も出版されており、夏井睦医師は「炭水化物が人類を滅ぼす」というショッキングなタイトルの本を出版している。溝口徹医師のように、精神疾患と血糖値の関係を指摘する医師も居る。糖質を過剰に摂取すると、細胞の老化を招くだけでなく鬱も引き起こすと言うのであれば、日本の高い自殺率と食との間に、関係性を求めることができるのかもしれない。
そして日経デジタルにも。
覆るか、肥満の定説 原因はカロリー? 炭水化物?
なぜ人は太るのか?
その原因について世界保健機関(WHO)は「肥満や体重過多の根本原因は摂取カロリーと消費カロリーの不均衡にある」としている。つまり食べすぎか運動不足か、あるいはその両方ということで、これが肥満の原因に関する定説となっている。だが、最近になって、ホルモンの働きを原因と指摘する新説が脚光を集めている。
■運動しても体重減らず
カロリーの不均衡が原因という定説が正しければ、タンパク質であれ炭水化物や脂肪であれ、カロリーを取りすぎれば体重は増えることになる。だから肥満を解消するには食べる量を減らし運動量を増やせばよい。しかし、肥満に悩む多くの人がこの処方箋に従って日々、努力しているが、体重が減らないケースが多い。
本人の努力不足が1つの理由かもしれないが、研究者が近年、注目しているのは処方箋が間違っている、つまり肥満の原因に関する定説が誤っている可能性だ。
もしそうなら、肥満の原因は摂取カロリーと消費カロリーの不均衡ではなく、様々な細胞で脂肪の蓄積を促しているホルモン、特にインスリンの働きの異常のようなものかもしれない。この場合、環境要因として真っ先に疑われるのは、私たちが摂取するカロリーの総量ではなく、炭水化物の量と質になる。
インスリンはブドウ糖という炭水化物に反応して分泌される。食品中の主なブドウ糖の源はデンプンと穀物、そして糖類だ。精製された穀物やデンプンを豊富に含む食事では、そうでない食事よりもインスリン濃度がすぐに上がりやすい。
肥満の原因はカロリーか、炭水化物か。
現在、肥満原因の定説となっているのは、摂取カロリーと消費カロリーの不均衡にあるとするカロリー説だ。脂肪であれ炭水化物やタンパク質であれ,取りすぎれば体脂肪は増える(上)。これに対して最近注目されているのは炭水化物説(ホルモン説)。炭水化物を摂取すると血糖値(血中のブドウ糖濃度)が上昇し、その刺激でインスリンというホルモンが放出される。脂肪細胞はインスリンに反応し、脂肪の蓄えが使われにくくなるだけでなく、さらに増えてしまう。そのため炭水化物を食べてインスリン濃度が上昇した状態が長時間続くと体重が増加する
現在、肥満原因の定説となっているのは、摂取カロリーと消費カロリーの不均衡にあるとするカロリー説だ。脂肪であれ炭水化物やタンパク質であれ,取りすぎれば体脂肪は増える(上)。これに対して最近注目されているのは炭水化物説(ホルモン説)。炭水化物を摂取すると血糖値(血中のブドウ糖濃度)が上昇し、その刺激でインスリンというホルモンが放出される。脂肪細胞はインスリンに反応し、脂肪の蓄えが使われにくくなるだけでなく、さらに増えてしまう。そのため炭水化物を食べてインスリン濃度が上昇した状態が長時間続くと体重が増加する(下)。Jen Christiansen氏の図をもとに作製
世界一の肥満体国である米国で「栄養科学イニシアチブ(NuSI)」という非営利組織が、コロンビア大学や米国立衛生研究所(NIH)などと協力、肥満の原因を科学的に究明するため、かなり本格的な実験を近く始める。
■結果出るまで1年近く
太り気味もしくは肥満の被験者16人が研究施設に滞在し、平均的な米国人と同じ内容の食事を取ってもらう。ただし食べる量はコントロールし、被験者の脂肪が増加も減少もしていない状態を実現する。摂取カロリーと消費カロリーを正確に一致させるわけだ。
次の段階では、被験者にそれまでの摂取カロリーとまったく同じカロリーを取ってもらうが、炭水化物の総量を大幅に抑制する。
もし脂肪の蓄積が主に摂取カロリーと消費カロリーの不均衡によるものなら、被験者は消費カロリーとまったく同じカロリーを摂取しているのだから体重は増えも減りもしないはず。一方、もし炭水化物の摂取量が大きな影響を及ぼすのなら、炭水化物制限食で被験者の体重と脂肪はともに減少することになる。
結果が出るまで1年近くかかる見通しだ。
(詳細は25日発売の日経サイエンス12月号に掲載)
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO61433170S3A021C1000000/?df=2&dg=1
実験結果は1年近く先にわかるそうですが、またきちんと記事にしてくれるんでしょうかね。
まっ、糖質セイゲニストのみなさんにしてみれば、すでに結果は目に見えているでしょう。得たカロリー出るカロリーのダイエット論が大間違いかもしれないという話はちょっと前にも記事にしましたが、このカロリーコントロールが必要という考えは、第二次世界大戦後、アメリカ主動で世界に広まって行きました。ですが実は、1800年台は「炭水化物が全ての太る原因」ということが世界の共通認識だったそうです。
1870年代のトルストイのアンナ・カレーニナにもアンナの恋人であるウロンスキー伯爵はクライマックスの競馬への準備のために炭水化物を控える描写があります。
「クラスノ・ソロでのレースの日、ウロンスキーは牛肉のステーキを食べるために、連隊の将校食堂にいつもよりも早めに現れた。彼は、要求された体重である160ポンド(約73kg)まで非常にすみやかに落としたため、厳しい訓練は必要なかったものの、なお体重の増加を防がねばならず、デンプン質の食物とデザートを避けた」
そして炭水化物が肥満やほとんどの病気の原因とする状況証拠として、孤立していた狩猟民族が西洋の文化と触れ合った途端に、肥満、糖尿病、心疾患、高血圧と脳卒中、がん、アルツハイマー病やその他認知症、虫歯などの病気が頻発し始めるということがあります。
野菜や果物や炭水化物を摂らないイヌイットやマサイ族、米国先住民、ケニヤのキクーユ族、が生活習慣病と無縁の暮らしを「送っていた」ということを、肉と脂肪が生活習慣病の原因とする現代の栄養学や医学では説明できません。
ところで最近試験勉強した登録販売者のみんなは、ビタミンB1が炭水化物の代謝に関係するって習ったよな?あれさ、
「炭水化物を食べなければ貴重なビタミンB1が失われることもない」ってことなんだよね。炭水化物を食べるからB1が消費されちゃうから、また食物から摂取しなくちゃいけないって悪循環になるの。
それとビタミンCはブドウ糖と同じ仕組を使って細胞に入るので、炭水化物摂取し過ぎると、血管内にブドウ糖がありすぎてビタミンCの吸収を阻害してしまいます。また、血糖値が高まると分泌されるインスリンは、腎臓にてビタミンCの吸収を阻害して、ビタミンCを尿と一緒に排泄させてしまいます。ですから、炭水化物を摂取しない民族は少量のビタミンCでも大事に利用ができて、壊血病にもならず生き続けてきたんでしょうね。
人類は炭水化物の栽培を始めたお陰でこれだけ発展してきたのですが、そろそろそこから卒業する時が来たのでしょうか。
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プロフィール
HN:
アリウス
HP:
性別:
男性
職業:
ドラッグストア各店放浪中
趣味:
釣り・歌うこと・本読むこと。
自己紹介:
アリウスの体は、
お酒、から揚げ、
ラグナロクオンライン、
歌うこと、ゲーム音楽
油っこいものと、
カレー、
フライフィッシング
で、構成されています。
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