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日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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どうして服飾店の店員はこちらを放っておいてくれないのだろうか。声をかけなくてはいけない決まりもあるのだろうか。そしてあの妙なイントネーションでの「いらっしゃいませ」なのだろうか。

私は服を買う時にはそっとしておいて欲しい。そして声をかけてほしい時にだけかけてほしい。かなりわがままな事を言ってますが。

 だから私は店内で勤務しているときには、あえてターゲットを決めずに声掛けをする。お客さんの近くに行って「何かお困りですか?」ではなく、声掛けのターゲットを定めずに「何かお困りのことがありましたら、お声がけください」といった風に。

「何かお探しですか?」「何かお困りですか?」くらいなら、お客さんの近くまで行って声掛けしてもいいと思うのだけど、いきなり「コレ今年の新色なんすよ(ドヤァ」とかやられても困る。

 獲物がいたぜと言わんばかりの声掛け。売りたい気持ちをもっと抑えておかないと、お客さんは反発してしまう。お客さん、自分もだけど、入店した時からお客さんは「絶対店員の言いなりにならない、損はしない」と決めて入店しているのですから。
忘れてはいけないこと。

店頭でお客さんの相談にのって医薬品を売っていると特に思います。

「自分の悩みを解決してくれるなら、商品は別にどれでも良いのだ」 

「自分の叶えたい望みが叶うのなら、手段は何でもいいのだ」ということ。



もちろん、個人個人での懐具合は違うでしょうから、商品が売れるまでには「買えるかどうか」といったハードルもあります。

それでも大事なのは値段ではなく、

「その商品を自分が使ったらどうなるのか」

「その商品は自分にとってどんな意味を持つのか」

「その商品はなりたい自分の未来を叶えてくれるのか」

それがお客さんに伝わって初めて「欲しい」と思わせる事が出来る。


 例えばかぜ薬の場合だと、お客さんにはかぜを治したいという「望み」があります。ですから、かぜが治るかぜ薬が欲しい。でもここで

「かぜ薬ってかぜの症状が緩和されるだけで、別にかぜが早く治ったりするものではないんですよ」

という情報をお客さんに与えてみる。そうするとお客さんは、

「じゃぁ早く治したいんだけどどうしたらいいの?」と思う。お客さんには当初からすでに「かぜを治したいという望み」があったのですから。

そこで今度は「かぜを早く治すためには十分なタンパク質とビタミンCの補給、それも1日8000mgとか摂るといいですよ」などと言う情報を与えてみる。

そうするとお客さんはビタミンCの価格が気になり始めたり、タンパク質というと何が良いのかしら?などと思い始める。

まぁこの後色々あって、結局ウチのオススメの栄養ドリンクとビタミンCをお買い上げ頂いたわけなのです。

ここで大事なことは、


「お客さんはかぜを治したいのであって、かぜ薬が欲しいわけではない」ということ。ましてや特定の銘柄でなくては困るというわけではないということ。(たまにコレじゃないとダメという方もいらっしゃいますが…)

お客さんに情報を与えないと、お客さんが「どの商品にするか」の判断基準は価格しかなくなってしまう。

また、上の例だとお客さんに判断基準の情報を与えられる人数は、接客している一人だけですが、この役割を掲示物やPOPにさせれば、対応できる人数は飛躍的に上がります。

忘れてはいけないこと。

お客さんは商品が欲しいのではなく、解決策や手段を欲しているだけなのだということ。

ぶっちゃけ、

「商品なんてどうでもいいのだ」と、いうこと。


みんな、商品に縛られないようにな。
「そうだったのか!」という言葉が口から飛び出た瞬間の気持ちよさは最高。パタンと新しい世界が開けて自分の器が広がる気がします(気のせい

というわけで、私の知識と思考を一気に塗り替えてくれたきっかけになった本を紹介します。


傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書)
夏井睦 (著)

「傷には消毒」「傷にはガーゼ」「かさぶたになって治った」という誤った常識を、気持ち良い程に論理的に叩き壊してくれます。



2時間でわかる!「モノ」を売るな!「体験」を売れ!―エクスペリエンス・マーケティングがあなたの会社を救う!
藤村 正宏 (著)

ほんとに2時間で読めてしまいますが、小売業に対する考え方、売上が伸びない理由の答えが分かり気が楽になります。本書を読むと「安売りなんて必要ない」「すぐ値下げするのは無能の証拠」ということがよく分かります。



本当はヤバくない日本経済 破綻を望む面妖な人々
三橋貴明 (著)

「ニュースで言っている事は嘘ばかりなんだ!」という中二心がくすぐられる良書です(笑)
経済に関係する報道や常識、世の中に流れる共通認識が間違いであったということを、豊富なデータとグラフを使って教えてくれます。もう周りの人に聞かせたくて堪らなくなること請け合い。



主食をやめると健康になる ー 糖質制限食で体質が変わる!
江部 康二 (著)

ご存知糖質セイゲニスト必携の本。「なぜ人は太るのか」が全てわかります。本書を読むと、カロリーを気にする人が痩せられないのは当然で、カロリーを気にする生活が馬鹿馬鹿しくなって来ます。「やせるという事はこんなに簡単なことなんだ」と開眼出来る本。



「儲け」を生みだす「悦び」の方程式 ―見える人にしか見えない商売繁盛の「仕組み」とは
小阪 裕司 (著)

「人はなぜモノを欲しいと思うのか」

「なぜ買いたいと思うのか」

小売業に勤めるものとしては、この答えを即座に答えられなくてはいけないはず。答えられないのならこの本を読まなくてはいけない。その答えをハッキリ答えられるようになれば、どんなに仕事が楽になることか。商品を見る目と店舗を見る目が180度変わります。


 どうもウチの社内は「経験こそ全て」という雰囲気に包まれている気がします。職業柄身体を動かす勤務状態ですからそうなりがちなのかもしれませんが。

ただ、自分の経験による判断が全て正しいとは限りません。天才でもない普通の私は一人分の経験しかありませんから、「誰かの人生から捻り出された作品」、つまり本を読んで判断に困ったときの味方を増やしたいのです。本は読めば読むほど相談役が増えるようなものです。ま、たまに相談役同士で意見が食い違うこともままありますが(笑)

「年収は読書量に比例する」

と、誰かが言っていましたがわりと当たっている気がします。

ウチのみんな、本読もうな。

そうじゃないと「上司に気に入られる能力」だけでしか生かされなくなってしまうぞ。そして周りからもそう思われているという、まともな誇りを持った人間ならとても耐えられない環境で働くことになってしまう。

監督も想定外!「半沢直樹」メガヒットの裏側 なぜ、銀行ドラマが視聴率30%を叩き出せたのか?

■平均視聴率15%を目指していた
――「半沢直樹」の大ヒットをどう見ていますか?
まったくの「想定外」でした。びっくりしています。僕らは最終回で20%を取ろうとしていたのです。「半沢直樹」は、これまでのドラマ界の常識で考えると、登場人物に女性が少なく、わかりやすく視聴率を取れるキャラクターもおらず、恋愛もないという「ないないづくし」。それに銀行という”男”の世界が舞台です。セオリーどおりなら、ドラマのメインターゲットと言われる女性は「見ない」ということになりますよね。(抜粋
http://news.livedoor.com/article/detail/7946083/


 コレは販売に関しても役立つ考え方だと思います。POPの書き方についても言えるでしょう。よく見かけるような「記号化」した表現ではお客さんの興味をそそることはできませんし、「売り」がどこにあるのかも伝わりづらい販促物になるでしょう。

キャッチコピーを考える時に重要なのは、「ターゲットを絞り込むこと」と藤村先生も仰ってました。

そういや登録販売者の問題にも似たような問題がありましたね。

「承認された効能効果の"一部のみ"を抽出して、医薬品の広告をしてはならない。」

 その効果がその医薬品の最も「売り」となる部分で、良く効くという誤認をさせることになるから薬事法違反なわけなのですが、逆に考えると「だからこの手法は効果がある」ということになりませんでしょうか。もちろんウチのお店では表現に気をつけていますけどね。

あれにも良いこれにも良いというとなんとなく胡散臭さを感じてしまうから、自信を持った部分を一つだけ前に押し出しなさいということ。

飲食店でもこのことについて考える機会はありますね。


スタッフ「ご注文はお決まりでしょうか」

私「ここは何がオススメですか?」

スタッフ「どれもオススメですよー」


こんな受け答えをされた日にはお客さんのテンションがた落ちです。お客さんは「おいしいものを食べたい」「失敗したくない」と考えてお店に助けを求めているのに、その手を振り払われていることと同じです。

お店側としては、「今日はコレがオススメです!」と自信を持って答えるべきです。「売りを一つに絞って押し出せ!」という話とは微妙に違ってきたかもしれませんが抑えておきませんとね。

ですから、糖質制限の万能っぷりをあんまり押し出しちゃいけないわけですね(笑)
例1:つまらない映画を見続けるべきか

2時間の映画のチケット(1800円)を購入したとする。映画館に入場し、映画を見始めた。10分後に映画が余りにもつまらないことが判明した場合に、映画を見続けるべきか、それとも途中で映画館を退出して、残りの時間を有効に使うべきかが問題となる。

映画を見続けた場合:チケット代1800円と2時間(上映時間)を失う。
映画を見るのを途中で止めた場合:チケット代1800円と10分間(退出までの上映時間)は失うが、残った時間(1時間50分)を有効に使うことができる。

この場合、チケット代1800円と10分間(退出までの時間)が埋没費用である。この埋没費用は、上記のどちらの選択肢を選んだとしても回収できない費用である。したがって、時間を浪費してまで、つまらないと感じる映画を見続けることは経済学的に合理的な選択ではない。途中で退出して残りの時間を有効に使うことが経済学的に合理的な選択である。しかし、多くの人は「払った1800円がもったいない。元を取らなければ。」などと考え、つまらない映画を見続けることによって時間を浪費してしまいがちである。
Wikiより抜粋


この心理を利用して、

「10マス溜まったら何かプレゼントするスタンプカード」よりも

「最初から10個スタンプの押してある全部で20マスのスタンプカード」を渡すほうが、お客さんが途中で諦めずに最後まで店に通ってくれるんじゃないだろうか。

3時間の講義で半分過ぎる前に「休憩は要るかい?」と聞くとほとんどの生徒は必要だと言うのだが、講義の半分以上過ぎてから尋ねると「要らない」と言うのと似ているな。

それだ。次は何かそれっぽいことをやろう。

よし、まずはウチで買い物してくれたら「500円につきスタンプ1個」

そして「10個溜まったら+5000円支払って熊野筆をもれなくお渡し」だな。まずはこのイベントからサンク・コストの罠を使ってみることにしようかな。

あ、熊野筆ってコレのことな。
熊野筆
熊野筆(くまのふで)は、広島県安芸郡熊野町で生産されている筆。「熊野筆(くまのふで・クマノフデ等)」の名称は、2004年(平成16年)に団体商標に登録されており、熊野筆事業協同組合の許可なく使用することは禁止されている。

熊野筆には、一般的に使用される書道用筆、絵画を描く際に使用される画筆、化粧に使用する化粧筆、記念品として作られる誕生筆などがある。原料の毛は主に中国やカナダなどから輸入され、軸は主に国内各地の竹と中国や台湾などからの輸入品が使用されている。熊野筆製造の従事者は2500人余りいると言われ、そのうち伝統工芸士は2012年(平成24年)12月現在18人いる。また、近年熊野の化粧筆は海外からも注目され高い評価を受けている。2011年(平成23年)、サッカー日本女子代表への国民栄誉賞の記念品として贈呈された(有)竹田ブラシ製作所の化粧ブラシ7本セットも熊野の化粧筆である。
Wikiより抜粋
はぁ…相変わらずの一瞬ダイエットブームですね。こういうことが起きると普通にサバ缶を食べていた人が迷惑します。前に寒天ダイエットブームが起きた時もそうでしたね。


かつては納豆に朝バナナ……今度はサバの水煮缶が消えた ネットでは「マスコミによるステマ、陰謀説」も!?
今回は、7月30日に放映されたテレビ朝日の『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』において“痩せるホルモン”としてGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)が紹介された。それがサバに多く含まれているということで、サバ缶が現在品薄状態の模様である。番組ではサバの“水煮缶”が映っていたということで、100円ショップ等でも見事にサバの水煮缶が消えていた。(抜粋
http://getnews.jp/archives/394870



 しかしこういうダイエットブームが長続きしないのはなぜでしょうね。続かない理由としては

1 効果が即座に分からない。
2 「毎日食べなければいけない食品がある」と、飽きるから。
3 そもそも実は効果がない。
4 まだ「死ぬ気でやせよう」とは思っていないから。


こんなところでしょうか。

3の「効果がない」というのはおそらく、「炭水化物の太らせる力」「インスリンの太らせる力を打ち負かす程の効果は無い」と言い直した方がいいかもしれませんね。実際にはちょびっとだけ効果あるのかもしれませんから。

そこいくと糖質制限は1,2,3全ての問題を軽くクリアできます。

 まず1についてです。「効果は即日出る」これは炭水化物を抜いたことによってインスリンの追加分泌量が激減し、インスリンの働きの一つである「ナトリウムを体体内に貯留させる」ことが無くなるため、むくみの原因である水分が体外に出て行くためです。

このため人によっては一日から数日で体重がいきなり落ちて、その後内臓脂肪がまず減ることにより、数日でベルトの穴が減っていきます。私の場合は開始ひと月で6キロ程落ちたでしょうか。また、不要な水分が体外に出て行くということは、不当に上がっていた血圧も下がるということですね。

2について。

 糖質制限において「食べなければいけない食品」はありません。「食べる量を減らすべき食品」があるだけ。とは言うものの何も一生炭水化物を食うなと言っているわけではなく、3食飯食ってたのを1食でもおかずに置き換えろということ。糖質制限を始めれば、そもそもお腹が空かなくなり、一日2食で十分になり、いかに炭水化物が身体に悪いのかが分かり(むくみがなくなったり、疲れにくく、全体的に体調が良くなる)「もう少し炭水化物減らすか」という思考に勝手になります。

3。

効果はありすぎなくらい。ここを下から読むとよく分かります。

こんなところでしょうか。

4についてはあれですね。個々人がどうにかするしかないですね(笑)

 私の場合は体重84キロを超えたあたりから「このままじゃほんとにタダのオッサンになってしまう」という危機感から「やせないと人生詰む」と思ったので行動に移したという経緯があります。

さて、次にあげるような記事も海外でも出始めたようですし、景気のためにも「安い炭水化物」よりも「単価の高い」チーズや肉や脂や野菜や魚を買って食べませんか?
脂肪がダイエットの大敵というのは大いなる誤解でむしろ健康に良い
ダイエット中の人にとって「脂肪」は憎き敵で、絶対に取ってはいけないものと認識されています。また、脂肪はコレステロールが気になる人にとっても嫌われています。ところが、脂肪は健康の敵ではなく健康の友と言うべき存在であることがアメリカの研究で判明しました。

A Chef and Doctor Talk About Butter - Medium
https://medium.com/mind-the-body/5e4bd73430dd

Eleven Eleven健康センターの創立者で内科医のFrank Lipman博士と、料理コンテストの受賞経験豊富な料理人でNYのTertuliaのオーナーシェフSeamus Mullen氏は、ダイエットに関して、栄養士が「避けるべき」とよく言うおいしい食べ物、例えばバターなどについて共同で研究してきました。この両氏が、質問を受け回答するという対話形式で研究の成果を発表する中で「脂肪は健康の友である」という驚くべき内容が明らかにされました。(後略
http://gigazine.net/news/20130805-talk-about-fat/

「タダでも働きます」ってのは良くないですね。ボランティア精神という響きもありますが、これは二重の意味で良くない。

第一に、給料を貰わずに働いていると、後々そいつは文句を言い始めるだろう。最初は心のなかで。そしてそのうち親しいものだけに「愚痴として」口にも出し始めるだろう。そして「給料をもらってないんだから」と仕事の手を抜き始める。「だって俺はサビ残で給料もらってないんだから、もらっている奴より手を抜いても良いよな」と心の中で、当初の仕事の質よりもだいぶ下がった現在の仕事の質に対しての言い訳を始めるだろう。

第二に、給料を貰わずに働くということは、経済活動に貢献していないということだ。ちゃんと金を使えよということ。収入無しに支出だけ年単位で続けられる者はそれほどいないでしょう。だったらちゃんと働いて金貰って使いなさい。それがGDP、私たちの給料になるわけだから。だから、無償ボランティアは全員公務員にしてしまって、きちんと給料を支払って仕事をしてもらった方が良い。前掲の「給料貰ってないんだから手抜いていいだろ」な言い訳も発生しないから、仕事の質が落ちることもない。

だからそろそろ、

従業員の善意のみに頼った出店計画は、減らして行くべきではないでしょうか?

ま、でも「利益出てないからなー」とかいう話になったら何も言えないか。

じゃぁ、利益出すために更に身を削りますか。



改めて復習です。
初の1000兆円突破=「国の借金」膨張止まらず―1人当たり792万円・6月末

 財務省は9日、国債や借入金、政府短期証券の残高を合計した「国の借金」が6月末時点で1008兆6281億円になったと発表した。社会保障費など歳出増加に伴って借金の膨張に歯止めがかからず、3月末から17兆270億円増え、初めて1000兆円を突破した。日本の厳しい財政事情が改めて浮き彫りになった。
 7月1日時点の人口推計(1億2735万人)で割ると、国民1人当たり約792万円の借金を背負う計算となる。
 「借金」の内訳は、普通国債が3月末比11兆3470億円増の716兆3542億円、特殊法人への貸し付けの原資となる財投債は1兆7424億円減の107兆5183億円、政府短期証券は8兆1007億円増の123兆3683億円など。
 財務省は2013年度末の「借金」は1107兆1000億円になると見込んでいる。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130809-00000071-jij-pol

記事に出てくる「国の借金」という言葉。正しくは「政府の借金」です。「国の借金」というと何か海外からお金を借りている気になります。日本は海外からお金を借りているにはいますが、貸している金額の方が膨大なため(およそ300兆)国として考えると黒字です。
対外純資産、過去最大の296兆円 2位中国の2倍、22年連続「世界一の債権国」

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130528/fnc13052810090003-n1.htm

というわけで上の記事で言う「国の借金」という言葉は間違いということです。いい大人は正しい日本語を使いましょう。

また、誰かの借金は誰かの資産という原則を思い出しましょう。あなたがお金を誰かに貸したら、「お金を返してもらう権利」として債権が生まれますよね。生まれないとそりゃお金をあげたことになっちゃいます。

ですから上の記事に登場する1000兆円という借金とは誰から借りているのかを考えなければいけません。

1000兆円、誰から借りているのか?日本政府は銀行等の金融機関から借りています。そしてその銀行のお金の元をたどれば「私たちの預金」です。

記事では「国民1人当たり約792万円の借金を背負う計算となる。」なんて言っちゃってますが、全くの嘘ということがわかります。

この手の記事はまだまだ延々と垂れ流されるでしょうから、こっちも延々と訂正し続けることになるでしょう。

TPP並行協議始まる 自動車、保険で攻防
 この日の交渉では、保険分野に二時間、自動車分野に四時間が費やされた。日本が国内で導入している軽自動車を優遇する税制の見直しや、日本政府が大株主となっている日本郵政傘下のかんぽ生命保険とほかの保険会社との公平の競争条件の確保などについて、話し合われたとみられる。(抜粋
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2013080802000156.html

 そろそろ「TPPは農業だけのことじゃない」という認識が広まってきたのではないでしょうか。この記事でも「農業以外の保険や公共事業にアメリカ企業が参入したい」ということが書かれています。要は日本の金を掠め取りたいということです。

「アメリカの自動車が日本で売れないのはルールがおかしいからだ!もっと道路を広くしろ!軽自動車ばかり税金で優遇するな!軽自動車の税金を上げろ!」

「日本の公共事業にアメリカの企業が入り込めないのは自由競争じゃない!あと書類も英語で作れ!談合禁止!自由入札にしろ!」

ね、こんな声を聞くと(実際にアメリカはこんなこと言ってます)オリンピックでアメリカやヨーロッパの奴らが活躍出来なくなったスポーツは正種目から外れることを思い出しませんか。

「自分が活躍できないならなくしてしまえ」

というルール自体を変えてしまう精神。これ、普通の日本人には理解出来ませんね。ま、あんまりだんまりを決め込む日本人も問題あるでしょうが。

私の感覚でもそうですが、わりと日本人って「制約がきつくなっても文句言わずにそれはそれで結果を残す」気がします。

アメリカには「文句ばっか言ってルールを変えることで楽しようとしてきた結果、だからお前らには家電メーカーが一社も残らず、車メーカーも振るわなくなったんだよ」と言いたいですね。ちゃんと働けと言いたい。

まぁ、アメリカのサボりっぷりはおいといて。

安倍政権の経済政策には概ね賛成しますが、このTPPには大反対です。

TPPは「みんな自由に貿易して競争しようぜ!」と言っているわけです。ま、そうですよね関税無くすとか、自由な貿易がどうのとか言っちゃってるじゃないですか。

馬鹿か?

 このデフレの最中にパイを広げようとせずにその中で奪い合いをしてどうする。競争が激しくなったら値段も競争になるわけですから、牛丼チェーンみたいにどんどん物価が下がるのは目に見えてるじゃないですか。デフレで物価がさがり、結果売上も下がり利益も下がり、どんどん平均給与が下がって自殺者も増えている最中に、さらに物価を下げることをしようとしてどうするんだ。

 ちなみにこの「邪魔な規制を撤廃して競争を激しくさせて物価を下げる」ことを規制緩和といいます。覚えておきましょう。規制緩和が必要な分野もありますが、今はデフレなわけですから、大概の規制緩和は逆効果になることが多いです。大阪のタクシー業界の話とか、多分医薬品のネット販売もそうでしょうね。

「我が社もネット通販がこれで成長する!」そうか?

 ちょっと想像してみましょう。安いからってバンバン薬を買って飲むようなオーバー・ドーズする人はまずないですし、ネット通販で買った分だけリアル店舗の売上が減りますね。在庫を抱えず、人件費が生まれにくいネット通販の安い物価に影響されて、一般用医薬品の平均売価が落ち、結果我々の給料が減るだけです。勿論、自社だけはそうさせない努力はしますが。

これちょっと消費税の話と似ていますね。消費税の徴収額は増えたけど、全体の税収は結局減った1997年の消費税増税と。


とにかく、デフレから脱却できれば今日本が抱える問題の殆どが解決します。少子化、晩婚化、財政難(?)、年金問題などなど。

今一番大事なのはデフレを抜けだして経済成長することなのです。ですから、それを邪魔するTPPには反対しなくてはいけません。

 TPPの全ての条件を飲まされて日本人がまた発狂するか、「これは無理」って言いつつTPP交渉を抜け出すかどっちかでしょうか。「最初から無理ってわかってて交渉参加して経団連にポーズを取っていた」という線はないでしょうか。安倍総理の真意が知りたいところです。
「ウチのお店ってどうですか?」と、お客さんにぼんやりとした質問を投げてみて

「なんかいいよね」という答えが一番最初に帰ってきたら最高じゃないでしょうか。そしてその後には個別に「ココが良い」という意見が出てくると。

「なんかいいよね」という褒め言葉で出てくると言うことは、そのお店の文化として根付いている何かが、そのお客さんには心地いいということでしょう。そしてそれは、他企業が一発で真似できるようなものではないもので、お店にとっては強い武器になっているということです。

自分の店を振り返って見てどうでしょうか。

お客さんに質問してみて褒められる部分はありそうでしょうか。そしてそれは「自分が思っているお店の強み」と一致するでしょうか。

また、ハッキリと口に出して「自店の強み」を言うことが出来るでしょうか。

 ここで言う強みというのは「利益の取れる店」などというこっち側の意見ではなく、お客さんから
見た強みのことです。というか「利益の取れる店」というのは結果のことであって、「強み」を聞かれているのにそんな事を言う奴は「なぜ利益が取れるのか」という理由をわかっちゃいないということ。「なぜそうしなければいけないのか」という理由を教えられて来なかったり、考えようとしてこなかった人は「利益の取れる店」と言ってしまいがちではないでしょうか。


 強みを聞かれて「安い」とか「買い物しやすい」とかつまんないことは言って欲しくはないですね。

「楽しい」とか「面白い」とか「かわいい」なんて言ってほしいですねぇ。

ただ、コレ系の形容詞をお客さんの口やアンケートから引き出すのは、相当ハードルの高いことです。

「ウチのいい所はどこですか?」という聞き方なら比較的引き出しやすいとは思いますが、「楽しい」などのぼんやりした褒め言葉は、スタッフ全員で作り上げてきた文化をお客さんが空気として感じているからこそ、発した褒め言葉なのでしょう。ですから小手先でちょいちょいいじってもダメでしょうね。

お店の強みというか特徴を全面に出すということにも責任が生まれますから、少し勇気がいるでしょう。でもここで勇気を出さないと、お客さんにウチのお店を選んでもらう理由が無くなってしまいます。

行動しなくてもいい便利な言い訳に「薬局のイメージに合わない」「化粧品のイメージに合わない」というものがあります。

でもさぁ、その言葉に呪われているからこそ、今までのやり方ではダメになってきたんじゃないの?って言いたくなります。大手デパートが「手書きPOPなんて付けたらイメージに合わない」ということで凋落して行っているのと同じで。

みんなは口先では「今までと同じやりかたではだめだ」と言いながら、結局何も変われない人にはなりませんように。

私も。
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アリウス
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男性
職業:
ドラッグストア各店放浪中
趣味:
釣り・歌うこと・本読むこと。
自己紹介:
アリウスの体は、
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