いつか生き残るために必要なこと - ドラッグアリウス 忍者ブログ
日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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 ほっといても売れる商品があれば助かるよね。何もしなくても利益がどんどん上がるわけだから。

ただ、そこに私達スタッフは必要あるのでしょうか。もちろんルーチンワークは必要でしょう。人の言うことを全部理解して人間代わりに仕事をしてくれるアンドロイドでも開発されない限りは。


良い商品を探す、売りやすい商品を探すということももちろん大事なのは分かるのですが、そこにもうひとつだけ追加して頭に入れてほしいことがあります。

それはその商品をどう売るか「楽しくふざけて真面目に考える」ということ。



その商品の魅力をどう相手に伝えるか、

その商品の他の商品との違いはなんなのか、

その商品の背後にある物語はなんなのか。


「売れる商品なんてない。売れる売り方があるだけ」

とは、藤村正宏先生のお言葉ですが、

この視点に気がつくだけで、毎日のお仕事が楽しくなります。何で売れないか、何でお客さんに支持されないかがかなり良く分かるようになる。気が付かないといつまでもうんうん唸ることになってしまう。

ま、でもね、やっぱり楽なんだ。置いただけで売れる商品っていうのはね。

で、バイヤーと言うのは日々売れる商品を探すわけなのですが、そこにもその「視点」は必要です。「どう売るか?」を一番わかっているのは現場の人間なわけですが、バイヤーもこの視点を持てば多少売り場の人間のフォローができるようになるでしょう。


また、商品から売り方を考えるというやり方はもう古いのかもしれません。

「売れる商品を探す」のではなく、「新しい文化」をお店から発信していく時代なのかも。


散々前にも言ってるけど、「飲み会前に何か飲んで準備するという文化」を知らない人は、ウコンとかいう黄色い粉とかヘパリーゼとかその辺りを決して買ったりなんてしないわけだ。そんな選択肢が頭に浮かんで来すらしないだろう。

でも、そこでとある店舗に入った時、POPか店員か店内放送か、何かその店舗から発せられていた情報によってその人が「飲み会前の~」という文化に触れた瞬間、その人はいつかどこかでウコンやヘパを買うかもしれない「見込み客」にクラスチェンジしたわけだ。

さらにそこで「二日酔いになりにくい」ってだけじゃなく、

「みんなで飲み会に行って、そんなガチな錠剤を振舞った時の友人のツッコミやらの反応」

を、上手く想像させることが出来れば、ノリの良い人なら財布を緩めてくれるかもしれない。そして一度その文化に触れた人は、一生その文化を続けてくれるかもしれない。たったひとつの情報によって、その後に続く利益は莫大なものになるはず。


豆を自分で挽いてコーヒーを入れる文化は私にはないけれど、誰かの家でおいしいコーヒーをごちそうされて、豆をひくことの素晴らしさとか、コーヒー豆のうんちくとか、味の違いを体験させられた日には、私の人生に「コーヒー豆を自分で挽いて飲む」という文化が芽生えてしまうかもしれません。

誰の人生にも記憶を残さないお店よりは、そんなお店にしたいと思いませんか?

何度も言うけど、これってほんとめんどくさいんだよね。


でもめんどくささと達成感は必ずセットなのよね。とは、3月のライオンのあかり姉さんの名言。
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プロフィール
HN:
アリウス
性別:
男性
職業:
ドラッグストア各店放浪中
趣味:
釣り・歌うこと・本読むこと。
自己紹介:
アリウスの体は、
お酒、から揚げ、
ラグナロクオンライン、
歌うこと、ゲーム音楽
油っこいものと、
カレー、
フライフィッシング
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