叱られ方のテンプレを思い出す安住財務相の発言

　お母さんに「◯◯君のウチではファミコン買ったんだってさ！ウチでも買おうよ！」というようなダダをこねた時に、

「よそはよそ！ウチはウチ！」

と言われた経験がある人は多いのではないでしょうか。そんなツッコミが頭をよぎる発言がコチラです。

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消費増税「やむを得ない」＝安住財務相
時事通信 1月18日(水)17時41分配信
　安住淳財務相は18日、日本外国特派員協会で記者会見し、「付加価値税（消費税）の税率が世界各国で安定的に上がってきたのに日本は5％のまま推移してきた。負担をお願いするのは本当に心苦しいが、今の日本の財政状況を考えるとやむを得ない」と述べ、消費増税の必要性を強調した。増税に際しては、国会議員定数削減や公務員人件費削減などを「同時にしていく」と述べた。　
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120118-00000105-jij-pol

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　「他国がそうしてるからじゃぁウチもそうしようか」

そんな国家運営の決め方を見たことがありません。


世界の消費税と言ってますが、他国は生活必需品の税率を低くしたり、贅沢品、嗜好品の税率を高くしたりして、うまくバランスをとっているのです。

例：イギリス

消費税率：20%
食料品税率：0%


また、目指す国家モデルの姿が世界各国と日本は違うと言うところも、この発言には突っ込めるところ。

国民から国民へ助け合いのためのお金（税金）を政府が吸い上げて、それを福祉とか医療面、教育面などで再分配する。その、政府が国民に再分配するお金が多いほど税金が高くなるのは当たり前。例えば大学まで無料化とか、医療費の保険適応できる範囲を広げるとか（歯のインプラントに保険が効くようになるとか）。


北欧の高税率の国々は、そうやって国民から税金を沢山とっているからこそ福祉や医療などで国民を納得させているわけなんですが、


給料の半分かそれ以上を税金で持っていかれて人生楽しいのかなぁ？


無理だなぁ。おいしいものを食べるお店とか、音楽産業とかアニメとか漫画とかゲームとか、スポーツ観戦とか。国民が娯楽にお金をある程度使ってくれるからこそ発展した分野というものがあるわけだし。


景気回復すれば医療費やら福祉の問題も少しは薄らぐだろうけども。


さてそれでは次回は「今の日本の財政状況」の復習しますか。