年金未納率はたった５％

明日はある…か？：消費税論議の前に／５止　団塊ジュニアの憂うつ

　「ばあちゃんたちより、オレの方が疲れてんのに」。夜勤明けの午前１０時。神奈川県内のコンビニ店員マサトさん（３６）＝仮名＝は、疲れた体を電車の手すりに預け、座席を埋める高齢者に目を向けた。

　１９７４年生まれの団塊ジュニア。東京都内の有名私大を卒業した９８年は「就職氷河期」だった。やっと入社した商品先物会社は利益至上主義。社風になじめず、半年で退社した。完全歩合制の教材販売会社にも勤めたが、長続きはしなかった。

　時給１０００円前後のコンビニ店員や工場での梱包（こんぽう）作業のアルバイトで食いつなぐ。「今の稼ぎでは結婚は無理」。国民年金の保険料も払えない。「たっぷり年金をもらっている今の高齢者と違い、オレたちは払った分さえ返って来るか分からない」。同居する母（６９）の年金を当てにすることにも罪悪感はない。「オレたちは恵まれない世代」


　右肩上がり経済を前提とした終身雇用などの日本型システムは低成長とともに様変わりした。９０年に２０・２％だった非正規雇用の割合は０９年に３３・７％と３分の１を超えた。正社員になれないままアルバイトやフリーターを続ける団塊ジュニアも多く、雇用が不安定なままもうすぐ働き盛りの４０代を迎える。



　一方で、親の団塊世代は１２年から退職が本格化し、医療、年金、介護など社会保障に必要なお金は急拡大する。親の世代にかかるコストを、団塊ジュニア世代が保険料、税金で負担するはずだった。だが、少子高齢化などに伴う負担増圧力と、経済停滞による負担能力の低下のはざまでもがき苦しむ。

　「私にもしものことがあったら、この子はどう生きていくのか」。埼玉県に住む専業主婦のユカリさん（６１）＝同＝は次男（３５）の夕食を作りながら不安に襲われた。大学中退後、しんきゅう師の専門学校に入り直し、卒業。それも生かせず、ここ３年は精密部品工場で派遣社員として働き５月に退職した。「今の子供たちは努力しても『勝ち組』『負け組』に分けられてしまう」

　次男は貯蓄を取り崩し生活しているが、４年前に夫を亡くしたユカリさんの蓄えもいずれ削るしかなくなるだろう。だが、老後まで面倒は見切れない。

　前後の世代を数十万人規模で上回る団塊ジュニアの憂うつは、将来世代にのしかかる。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、団塊ジュニアが５０代後半になる３０年には５０～６０代が世帯主の家庭の約３５％が単身世帯になる。団塊ジュニアが高齢者の仲間入りを始めるのは３０年代後半。その時、夫や妻、子供がいない高齢者の医療や介護は、だれが支えているのだろうか。

　少子高齢化、単身世帯の増加という社会構造の変化に、社会保障制度が追いつかず、介護・医療などの社会保障給付と税・保険料の負担のバランスは崩れた。いまでさえ社会の要請に応え切れていない公的サービスが、さらに劣化しても仕方がないと覚悟を決めるのか。それとも負担増の「痛み」を受け入れるのか。私たちの選択は、子供たち、孫たちの「明日」を大きく左右する。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100722ddm001040071000c.html

(no subject)

こんなショッピングセンターが出来たら、そりゃ商店街は太刀打ち出来ないよな。

わざわざバスまで通ってるし、週末はここに行くっていうのがレジャー化してしまいそうだ。

秋田だけじゃなくて、どこもそうなのかもしれないけど、とにかく駅前の商店街のシャッター街化が酷い。昨日見てみたけど、ほぼ半数の店舗が空き物件だった。

景気が良くなれば、多少は昔のような活気が戻ってくれるのだろうか。

消費者の購買行動の選択肢が多様な今では、そう簡単にはいかないだろうけど。

今のデフレのままだと結婚年齢上がるわ、子供作る気も起きないわだろうし。

故郷への帰巣本能なのか、こう、地元を大切に思うって気持ちは経済発展に邪魔になるだけなんだろうか？
そう考えると少し寂しい。

『限界集落などを考えるとよくわかるのだが、お年寄りが危なっかしい運転で、病院や買い物に出掛けなければいけないのは不便であり、危険だ。

効率の良い街作りを進めるために、地方はなるべくまとまった生活をすべき。

田中角栄の日本列島改造論は今の時代にそぐわない。』

三橋さんはこのような事を著書に書いていたはず。

多少は離れているが全てがそろうスーパーセンターと、昔ながらの多様な店舗のある駅前商店街。

どちらがよりコンパクトな街づくりに沿うのだろうか。

欲しいものがいつでもどこでも。

実家へのおみやげに、何かおいしい物でも買っていこうかとデパ地下へ。

凄いよな、デパ地下。

日本全国とは言えないかもしれないけど、色々な地方の特産品やら、ナマモノの鮮魚、果物など傷みやすい物まで取り揃えてある。

別にデパ地下に限ったことじゃなく、近所のスーパーですら国内外の食材やら、雑貨なんかを色々選ぶことが出来る。

しかも欲しいと思ったらすぐ、ものの数分で。

意識しないと当たり前の事過ぎて気付かないけど、この便利さって人類史上最高じゃないかな。

しかもアマゾンなんかの通販も充実してるし。

この便利さはもう手放す事は出来ないよな？

なら、生鮮食品がその日の内に港から食卓に上るような、今の流通システムを守らなくちゃ。

高速道路や橋はきちんと整備、長距離ドライバーの方々の待遇も改善しなくちゃいけないよな。

敵は誰なんだ。

【世論調査】「期待と反発が表れている」　内閣支持率で官房長官

仙谷由人官房長官は２１日、産経新聞社とＦＮＮ（フジニュースネットワーク）の合同世論調査で、菅内閣支持率が５４・３％となったことについて「子供たちの世代にいいものを残すという期待感と、ある種の現状維持でなんとかできるんじゃないかという反発が支持率に表れている」と述べ、菅直人首相が掲げた消費税の税率引き上げへの反応が賛否半ばしているとの認識を示した。

　また、仙谷氏は消費税率引き上げの前提となる負担軽減策に関して「戻し税でいくのか、給付付き税額控除でいくのか、オープンに議論していく。納税者番号制度の問題、社会保障の安定的な財源の問題も含めて議論していきましょう」と述べ、与野党を含む国民的議論に期待感を寄せた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100621/plc1006211142007-n1.htm

自民党も民主党も、消費税増税に言及してる。景気の悪いときに消費税増税。なんていう国民全員に増税となるもんをやったら、確実に景気が「さらに」悪化するとおもうんだけどな。

失われた30年。

菅財務相、財政再建路線の旗振り役に－鳩山退陣表明で後継に浮上

６月３日（ブルームバーグ）：鳩山由紀夫首相の退陣表明を受け有力後継候補と目される菅直人副総理兼財務相は、今年１月の財務相就任以来、財政再建路線へ大きくかじを切ってきた。ギリシャの財政危機など欧州のソブリンリスクの高まりを契機に、日本の巨額な公的債務残高と財政赤字への対応が喫緊の課題になってきたからだ（後略）
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aajb8TISjagE

財政とはなんだ。メディアで扱われるこの「財政再建」とか「緊縮財政」これは政府の財政だ。日本国家全体の財政では無いことに注意。

日本国家の金融資産で資産と負債をプラマイしてみると、2009年6月時点で

純資産247.5兆円となる。


最近はようやく新聞なんかでも出てくるようになったけど、この数値は世界最大。ってことは日本は世界で最もお金持ち。普通に考えれば日本経済が破綻するのは世界で一番最後ってことになるね。ザックリ考えると、だけど。

ちなみに政府には負債だけじゃなくて資産もある。その額474.9兆円。これもどうやら一つの組織が持つ資産として世界最大。

政府の負債（979兆円）-政府の資産（474.9兆円）＝政府の純負債（504.1兆円）

ん、504.1兆円て他の国と比べて別に普通じゃね？GDP比100％程度でしょ？しかも日本政府は身内である国民から金借りてるわけだしな。国債の94％は国内消化。

国富、金融資産じゃなくて土地とかインフラとか色々ある国内の形ある資産。こっちも見てみると、

資産-負債で2787兆円（2007年）
多分バブル崩壊前はもっとあったんだろうね。土地は暴落してもマイナスにはならないから別にいいけど。アメリカみたいに不動産を担保に借金すると、不動産が値下がりしたとき、借金の額は減らないから大ピンチだけどな。

健全化って騒いでいるのはどこの何と比べて日本の財政が不健全なんだろう。確かにこのまま財政拡大せずに市場に任せっきりだと、デフレから抜け出すのはあと10年はかかるんじゃないかな。

あの辛坊治郎のトンデモ経済本がAmazonレビューでボコボコにされている件。

ふらっと寄った本屋で、ゆうきゆう先生のマンガでわかる心療内科を探していたんです私。

そしたらよくある日本経済破綻本が目に飛び込んできました。

帯のニヤケづら見てパンチしたくなっちゃいました。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344018168/metabonaoyaji-22/

文教堂ランキングで3位とか何の冗談だ。

国の借金シリーズ。

ギリシャ首相：米投資銀行への法的措置を検討中－ＣＮＮ(Update1)


　５月16日（ブルームバーグ）：ギリシャは同国の債務危機に関与した可能性がある複数の米投資銀行に対する法的措置を検討している。パパンドレウ首相がＣＮＮ放送に対して明らかにした。
　　ファリード・ザカリア氏のインタビュー番組で同首相は「法的手段を講じる可能性を排除しない」と述べた。米銀の役割についての質問に13日答えたもので、番組は16日に放映予定。パパンドレウ首相もザカリア氏も投資銀の具体名は挙げていない。
　　欧州はギリシャ発の金融危機を封じ込めることができないとの懸念から、14日の米株式市場ではＳ＆Ｐ500種株価指数が1.9％下落。ユーロ安も進み、2008年11月以降で初めて１ユーロ＝1.24ドルを割り込んだ。
　　パパンドレウ首相は、米銀の責任を追及するかどうかの判断は、危機の原因に関するギリシャ議会の調査が終わってから下すと述べた。
　　同首相は「ギリシャは過去を検証し、どのように事が進行していたかを調べる」と語った上で、「ほかの国や米国でも同様の調査が進行している。金融業界については詐欺や透明性の欠如といった言葉が聞かれており、ここに大きな責任があると思う」とした。
　　欧州連合（ＥＵ）がギリシャ危機の波及を阻止するため、7500億ユーロ（約86兆円）の緊急融資の枠組みを発表した５月10日までの数日間、ＥＵ当局は投機家が債券や株式の価格を操作して危機を助長しなかったかどうかを調査していた。
　　欧州証券規制当局委員会（ＣＥＳＲ）は７日、市場の「異常な乱高下」を調査していると明らかにし、米証券取引委員会（ＳＥＣ）などほかの規制当局と連携する方針を示した。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aDncydr0ROwY

ヒィ↑ノチ！ｗｗｗ

TVの民主党擁護っぷりが凄まじい。

今回のNHKはまだまし（？）なんだけど、朝日の方は相変わらず酷い。

TVに騙される人間が徐々に減ってる世の中でこんなこと続けてたら、
あんたら仕事なくなるぞ…。

国の借金残高、１０年度末には９７３兆円 財務省見込み。

また国民の心胆寒からしメントスって感じの見出しが踊りまくってます。

国の借金残高、１０年度末には９７３兆円　財務省見込み

国債や借入金などをあわせた国の借金残高が２００９年度末に初めて９００兆円を超え、１０年度末には過去最大の９７３兆円に達する見込みであることが財務省の集計で分かった。税収減を補うため、０９年度と１０年度に大量の国債を発行するためだ。 （後略

http://www.asahi.com/business/update/0127/TKY201001270003.html

そして、

国債の格付け見通し「ネガティブ」に引き下げ

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）は２６日、日本国債の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたと発表した。鳩山政権下で組まれた２０１０年度当初予算案では、新規国債発行が４４兆３０３０億円と空前の規模に達する。財政の健全度を示す基礎的財政収支は、１０年度に２６兆６５００億円の赤字となる。このため財政再建は遠のき、本格的な経済回復は時間がかかるとしている。

http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100126/fnc1001261804015-n1.htm

なんかもう勝手にしたら？って感じ。

でも新聞、週刊誌、TVなんかはこぞって騒ぎ立てるんだろうな。その様子が目に浮かぶ。

民主党政権と経済問題Part2

今回も中身の濃い3時間でした。

サンデープロジェクトとか朝まで生テレビとかに出演している、似非知識人にも聞かせて反応がみたい程。