決起集会という名の飲み会

　表題の通りでございます。

昨日は我社の、年に1回の決起集会という名の飲み会だったわけでございます。入社してから10年余、いつの間にか100億円企業の尻尾も見え始めたわけで、携わる従業員の数も200人以上となりました。

なので、結構知らない顔が増えてきているからこそ、このほぼ全員が集まる飲み会というのは貴重なものなのです。

　と、まぁ決起集会という飲み会とは申しましたが、2年生に司会進行をお任せして、代表取締役のお話から始まり、ありがたい上司のお話、各店舗のメンバー紹介などなど、滞りなく会は進んでいったわけなのですが。


ある上司が「日本の社会保障費はもう持たない！」

なんておっしゃってやがったわけでございますよ。


こういう食事会（？）で暗い話をするなんてKYだということではなく、

「社会保障費は持たないなんてことはない」のです。あ、もちろん「日本は経済成長しない」という前提で計算すると「持たない」でしょうけど。

そうそう、社会保障費とはなんでしょう。

『いわゆる社会保障制度とは、疾病、負傷、分娩、廃疾、死亡、老齢、失業、多子その他困窮の原因に対し、保険的方法または直接の公の負担において経済的保障の途を講じ、生活困窮に陥った者に対しては国家扶助によって最低限度の生活を保障するとともに、公衆衛生および社会福祉の向上を図り、もって、すべての国民が文化的社会の成員たるに値する生活を営むことができるようにすることをいう。』

なんかあった人に対する国から国民への所得移転です。

所得移転とは誰かから誰かへのお金の移動。そこに付加価値は生まれません。平たく言うとお金渡しただけだし。

政府が企業に、「これ作って。代わりにお金あげるから」ってやると、それは企業の創りだした付加価値に政府が代金を払うことになるので、GDPが増えます。

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社会保障（所得移転）はどんだけ増えてもGDP（僕らの給料の合計）に影響しません。その後、個人がお金を使えばGDPに影響は出ますが、一発目の政府→国民の時点ではGDPは増えないですし、みんなが全額お金を使うわけじゃないですから、経済成長という面から考えると、社会保障費というのは大変効率が悪いものなのです。もちろん社会保障は必要ですけどね。

また、社会保障費の出どころはどこでしょう？それはもちろん税金。税金はつまりGDPからです。

税金は「率」で取られますよね？絶対額ではなく。

そしたらGDPが増えたらどうなりますでしょうか。当たり前ですが税収も増えます。

このままみんなが間違った政権を選ばなければ、確実に税収は増えます。ですから、「社会保障が持たない」なんてことはないのです。

社会保障費が持たないように「経済成長しない道を選ぶ」か、持つように「経済成長する道を選ぶ」かは、今回の投票にかかってくるわけですね。



「経済成長して保障額を増やそう！」と言っているところと、

「節約して保障額を増やそう！」と言っているところ。


「売上を伸ばしてみんなの給料増やそうぜ！」って社長と

「リストラして残った奴の給料増やそうぜ！」って社長と


「まずはデフレ脱却！」という党と、

「新自由主義バンザイ！道州制バンザイ！」という党。


みんなはどっちを選ぶ？