泥はあらかた洗い流したね

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バブルはじけ、批判の嵐　首相「人材失い痛恨の極み」
３年４カ月前とは正反対の屈辱だった。都内のホテルに設置された民主党開票センター。１６日午後１１時２０分、野田佳彦首相はうつむき加減で壇上に上がり、会場に一礼した上で、立ったまま反省の弁を口にした。

　「政府や党でとことん一生懸命働いてくれた同志、あるいは将来が嘱望される有為な人材を数多く失った。痛恨の極みだ」

　女房役の藤村修官房長官をはじめ現職閣僚が８人も落選した。一時は「陰の首相」とさえいわれた仙谷由人元官房長官も議員バッジを失った。極めつきは党創設時からの中心人物、菅直人前首相が選挙区で敗れるという波乱。

　歴史的な政権交代を果たした前回の熱狂が嘘のような大敗北。現実は残酷だ。首相の会見が終わってもなお、当選者名に赤いバラを張るボードは真っ白なまま。党職員は「負けすぎだ」と絶句した。（後略
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121217/stt12121711200004-n1.htm

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　どうやらみんなは正しい選択をしたようです。まずは「正しい方向を向く」ということだけは出来ました。これでまずは第一段階の「傷の洗浄」が済んだという所でしょうか。

そしてこの後、勝った側、自民党内にも居るであろう「経済的自虐史観」の持ち主を選別する必要があるのです。

「モノはもうあふれているから」
「日本は昔悪いことをした」
「人口減少しているから経済成長は望めない」
「日本経済は成熟して今は安定のステージにいる」

こういう思想を「自虐史観」と言います。ちょっと諦めムード漂わせる俺って格好良いとでもいうのでしょうか。

そういう人たちは、自分たちが今快適に暮らせているのは、過去の国民たちが創りあげてきた、インフラや、ものづくりによるものだということを全然考えていないのです。そして未来、自分の子供達にはそのような「快適さ」を残さず、「自分の代さえ良ければ良い」と言っちゃっているわけです。

維新の会とか未来のなんとかとかが代表格でしょうか。こいつらには一生高速道路使うなよなっていうか家から出て道路踏むなよなと言いたい。

　よーく発言を聞いてみよう。こういう人っていろんな所に出没するし、もちろん国会議員、自民党にも沢山いるから。今回残念ながら、まともな考えを持っているのに民主党に在籍していたおかげで落選してしまった人も居るでしょうが、その方は次回の選挙で復活してほしいものです。ただ、今回の選挙は、

「土まみれの地面にズザーってコケてすりむいた時、一々汚れを選別している暇なんてないからとりあえず全部洗い流した」って感じなので、

　汚れは汚れとしてひとまとめで流すしか無かったんです。汚れというのは被災地の復興を差し置いて放射能を煽るような「放射脳」の奴らのこと。「卒原発」て。お前ら選挙受かりたいからなんとなく「前回ふわっと民主党を支持した人たち」の受けを狙って、何となくみんなが注目してくれそうな原発ネタをしこんだだけだろ。あれ、「10年後は」とかそういう話だから、今なら何言っても誰も覚えちゃいねーよ的なノリなんだろ。そもそも原発なんざ今すぐどうこうって話じゃないから、重体患者を目の前にして体毛処理のこと気にしてんのかって感じですわよ。

まぁ、ひとまず傷の治療に向き合えるところまでは来ました。

これからは恐らく、政府がお金を使うということ（公共投資など）、日本銀行に対して金融緩和を「お願い」する政府に対して、

「日本銀行の独立性ｶﾞｰ」
「通貨の信任ｶﾞｰ」
「国の借金ｶﾞｰ」

などという大嘘バッシングが始まることでしょう。まぁ、首相になる前から既に安倍総裁にはこんな響きがついてまわっていましたわね。

汚れを落として正しいキズの治療、

湿潤治療に進むか、間違ったガーゼと消毒の治療に帰るか。

まだまだ安心はできません。