広い意味での消毒でしょうね - ドラッグアリウス 忍者ブログ
日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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耐性菌、世界各地で拡大 WHO「極めて深刻」
 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は30日、抗生物質が効かない薬剤耐性菌が世界各地で広がっているとの報告書を発表した。フクダ事務局長補はジュネーブでの記者会見で「貧困国など一部の国だけでなく、あらゆる国で拡大している。極めて深刻な状況だ」と強調した。

 報告書は、抗生物質の処方を必要最低限に抑えるよう医療従事者らに忠告。一般の患者にも、医師が処方した時のみ抗生物質を使用するよう呼び掛けている。

 WHOは114カ国のデータを基に調査し報告書を作成。日本やフランス、南アフリカなどでは淋病の治療でセファロスポリン系の抗生物質が効かないケースが確認された。


 細菌は分裂速度に全てを賭けている生物ですので、それ以外の遺伝子は分裂速度の邪魔になります。抗生物質を分解する酵素を作るための遺伝子は、毎回抗生物質が降ってくる環境でしか役に立ちません。例えば有名ドコロのMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は12時間かけても8倍にしか増えませんが、普通の黄色ブドウ球菌は12時間で26万倍に増えます。

MRSAがしょぼしょぼ分裂しているところに、ぶわーっと普通の黄色ブドウ球菌が増えて、陣地を埋め尽くします。本来はこれでMRSAの敗北なのですが、ここに抗生物質が降ってきて、耐性を持たない黄色ブドウ球菌は倒れ、MRSAは生き残ります。

で、また少し時間が経つと追い越すように普通の黄色ブドウ球菌が分裂してMRSAを覆い尽くすのですが、またそこで抗生物質が降り注ぎMRSAだけ生き残ります。

 要は薬剤耐性菌というのは人間が育てないと陣地争いに絶対負ける劣等種なのです。自然環境で抗生物質が降り注ぐ場所じゃないと、分裂速度で負けるのに、人がせっせとそれ以外の普通の黄色ブドウ球菌を退治してしまうのですくすくと耐性菌が育ってしまうのです。

で、一旦耐性菌が患部を覆い尽くしてしまうと他の細菌が入り込む陣地はありませんから、耐性菌の天下となり、十分な数になった耐性菌はようやく人に対して悪さを始めるというわけです。

やっぱり消毒のしすぎって良くないのですね。
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アリウス
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