消毒しなくても傷は化膿しない - ドラッグアリウス 忍者ブログ
日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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昨日は「なぜ傷口を消毒してはいけないか」についてでしたが、今日は「それではなぜ消毒しなくても傷口が化膿しないか」についての復習をしましょう。

 まず、「化膿」という言葉の定義です。傷口が化膿しているかどうかは、以下の4つの兆候が現れているかどうかにかかってきます。

1 腫脹(しゅちょう:腫れているか)
2 発赤(ほっせき:赤いか)
3 発熱(発熱:熱を持っているか)
4 疼痛(とうつう:痛痒いか)

このうちどれも現れていなければ、傷からデロデロしたものが出ようが、ちょっと臭おうが、その傷は化膿しているとは言えないのです。つまりほっといてOKということです。

 傷口から細菌が見つかることと傷口が化膿していることはイコールではありません。そもそも私たちの皮膚には皮膚常在菌が住んでいるのですから、傷を作った瞬間にもうその傷には黄色ブドウ球菌が速攻で集まります。傷のphは通常の皮膚と比べてアルカリ性です。アルカリ性が大好きな黄色ブドウ球菌は、急いで傷口にあつまり分裂しまくって、実は「他のもっと悪い細菌が傷に入ってくるのを防いでくれている」のです。

ただ、この時傷に細菌にとって隠れ家のような場所があると、困ったことに彼らは爆発的な増殖をしてしまい、人体に対して悪影響を及ぼします。それが「化膿」です。

 隠れ家的場所とは、まわりに十分に水分があり、白血球や抗生物質が入ってこれないような場所、つまり「かさぶたの下」や、「縫合糸」の繊維の中や、深い刺し傷に溜まった血液や、やけどで出来た水ぶくれの中などになります。湿潤療法においては、やけどして出来たわりと大きめの水ぶくれは取ってしまうように言われるのですが、そういうわけがあるのです。

 ちなみに傷を消毒し続けると、傷口の細胞が死に、傷の乾燥を引き起こし、かさぶたができやすくなり、ひいては化膿の原因を作ることになります。そういう意味でも傷は消毒してはいけないのです。特にクリーム状の消毒薬や傷口を乾燥させることが目的なパウダースプレーは最悪なことがわかりますね。クリーム内の界面活性剤による傷の乾燥とのダブルパンチですから、もはや何のために存在しているか分からない薬なわけです。

というわけで、傷が感染して化膿するためにはかさぶたなどの菌の隠れ家が必要。それさえ無ければ傷に化膿は起きないということが分かります。
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