読書感想文を書く力がバイヤーには必要 - ドラッグアリウス 忍者ブログ
日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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今お店にある商品のウチで、本当に売りたい商品ってどのくらいありますか?


自分はこの商品のこの部分が好きだから、それを多くの人に伝えて買ってもらいたい。


CMでなんか宣伝されてもいないから、放っておいたら全く売れないけれど、利益率もいいので何とかして売りたい。実は商品自体の品質も良く独自性もある。


そんな商品ってありますよね?

ある商品の良いところを見つけて、そこを強烈にアピールする。


この【良いところを見つける】という作業が、良い読書感想文を書く力と似ていると思う。


齊藤孝先生の本にこんな一節がありました。







『 そのためには読書感想文を「読書エッセイ」と読み替えるとスムーズにいくはずです。』

『嫌な人物に肩入れしてみるのも一興です。『罪と罰』の中では、ラスコーリニコフの妹ドーニャの婚約者は、』超薄っぺらな人物として描かれています。そういう人物を、「この圧倒的な薄っぺらさ!これほどに口先だけの人間が存在していいものか。だが、この器の小ささがまた堪らない。」なんていう調子で弁護するのです。狡さや卑怯さ、軽薄さという人間のマイナス要因を、その代理人になったつもりで論理的に弁護してみるのです。その弁護の論理は、すなわちあなた独自の視点となります。

 それは読書においては自然な感性なのです。』



ある商品に対する視点(売り方)はベンダーや卸が用意した【視点】だけではない。各個人が自由に考えた視点のほうが、その小売店独自の色が出る。


洗濯のりを洗濯用として安く売るのもいいだろうけど、


【人も入れるでっかいシャボン玉製作用】


として売るのもいいじゃない?


そういう色々な視点を体験させてくれる店じゃないと、わざわざどこにでもあるようなお店では買い物しないよね。地域での圧倒的安さ!なんてアピールポイントがあるなら別だけど。


それは店頭での話だけじゃなく、バイヤーが商品を選定する時に必要な能力でもあると思う。


「この商品、見てくれは悪いけどこうやったら売れるんじゃないか?」という感じで。


もちろん企業は利益を最大化する、まー効率よく稼がなきゃいけないからベンダーや卸との交渉力ってのも大事なのは当然ですが、利益を最大化するためにもおいしい商品の効率のいい売り方を知っておくことも必要。


100の商品を紹介されるうちに、【独自の視点】を発揮して100個中10個くらいは他店では取り扱ってないものを採用するようにしたいですね。


じゃないと、どこにでも置いてあるような品ぞろえになっちゃいますよね。



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アリウス
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