飲みたくなるワインと黒酢。 - ドラッグアリウス 忍者ブログ
日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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ドラッグストアで働いていると、『この商品を売りなさい』とか『この商品について学びなさい』という機会が多々あります。ま、そりゃ私もみんなも給料をもらって働いているもんですから、こうしろと言われれば従います。

で、対象商品をより良く知るための勉強会というものがあるのです。メーカー主催の。

それで思うのですが、勉強会に参加した人の口から語られるのは『商品の性能や成分に関すること』ばかりなのです。

いや、ひょっとしたら他にも語られている部分はあるのかもしれませんが、「今日はどうだった?」と尋ねるとそういったことがまず一番最初に来て、その商品が開発されたきっかけやエピソードが、勉強会参加者の口から語られる事はほとんどない気がします。

推奨販売時にお客さんの心をつかむ際、必要になるのはPOPを書く時に気をつけるべきことと似ていると思うのです。


このワインはジュブレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネ、シャンポール・ミュジニ、マルサネという四種のブドウを使用しています。」
「エモーション・ド・テロワール」




エモーション・ド・テロワール』
~天才醸造家がフランス政府に逆らってまで作ったワインとは~

「今フランスのワイン界で天才と呼ばれているワイン醸造家がいます。それはヴァンサン・ジラルダンさんです。有名なワイン評論家ロバート・パーカー・ジュニアも、彼のワインを見つけたら走って買いに行けと言っているほどです。ところがそんな彼がフランス政府に逆らってまで作ったワインがあります。それがこのワインなのです。



多分、上のキャッチコピーよりは下のキャッチコピーと説明文があったほうが、ワインを飲みたくなりませんでしょうか。私は下のPOPが貼られていたら興味をそそられます。

これは確か……



この小阪先生の本に載っていた、実際の酒屋さんのPOPだったと思います。

商品の説明をするときにもエピソードがある方がお客さんの心に残ると思うのです。

勉強会でも、講師の方がスペック廚だったとしても、質問すれば何かしらのエピソードは引き出せると思うので、これから様々な商品勉強会は訪れますが、このことを心のどっかに引っ掛けておいて欲しいと思います。

例えば推奨品として試飲会をする黒酢なら……



『なぜ未だにステンレスではなく焼き物の龜で醸造しているのか』
『そもそも何で黒酢がメイン商品なのか』
『黒酢って沖縄が多いけどなんでなのか』

その辺をエピソードとして持っておきたいところです。

短時間で済ませないといけない接客が求められる忙しい店舗では難しいかもしれませんが、大事なところだと思うのです。
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プロフィール
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アリウス
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男性
職業:
ドラッグストア各店放浪中
趣味:
釣り・歌うこと・本読むこと。
自己紹介:
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