天皇陛下とヴァッシュ・ザ・スタンピードの類似点をドイツとギリシャの関係から考えた

両者の似ている点は、

「身内という概念」が広いというところだと思う。

「ヴァッシュ・ザ・スタンピードの身内の概念は阿保ほど広いんだ」

という台詞がある。


ヴァッシュとはトライガンという作品に登場する人物。

惑星間の移民船団内で生まれた人ではない存在で、自分の世話をしてくれた女性の献身的な態度に感化されたせいで、人類全体とその子孫を救うという行動原理を持つ。遭遇する様々な事件において、例え被害者の家族を犯し、殺した犯人であっても自ら引き金を引く事が出来なかったりする。とんでない平和主義者だと思われがちだが、ただ単に身内とか家族という概念が人類全体に及んでいるだけ。

それと同じで、

天皇陛下も日本人全ての「本家」として、日本人全員を身内と思えているんだろうな。

なんて勝手に不敬なことを思ってしまった。


それはこの記事から。

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メルケル独首相はギリシャ国債の債務再編に強く反対－英紙ＦＴ

　５月17日（ブルームバーグ）：メルケル独首相はユーロ圏諸国の債務再編に強い反対を表明している、と英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）が伝えた。ドイツがギリシャに対する債務再編を促しているとの観測に反するものだ。ＦＴが首相の16日のベルリンでの学生向け演説を引用して伝えたところによると、同首相は恒久的な救済基金が設立される2013年以前の債務再編は地域全体に打撃を与えるだろうと語った

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=azTcXxmnlMg0

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ドイツはギリシャ人を身内だとは判断していないようだ。

ってそりゃそうだよなぁ。


身内って補正があったとしても、

「ウチは稼ぎにまだ余裕あるから、もっとお金貸してくれてもきちんと返せるから大丈夫～」とか言いながら、借りた金を公務員を初めとする国民にばら蒔いて、消費を謳歌した挙句、

「ゴメンやっぱこないだ言ったこと嘘だよ～ん」

「だからお金返せなくなっちゃった。テヘ」


なんて言われたら…ねぇ？


「俺が真面目に勉強して稼いでいる時、好き勝手に散財してた奴らを何で俺の金で助けなきゃいけないの？」

ってなるわな。



でも、ドイツとギリシャ、ポルトガルやこれからヤバイスペインもみんなEUでユーロ圏なんだよな。

「なかようせんといかんよ」という、うしおととらより「みんな、なかようせんとあかんよ」
の名言を贈ろう。

これ考えると、世界征服とか世界政府とか地球市民とかいう耳障りの良い概念なんて実現不可能だろって思う。一年くらいなら維持できるかもしれないけど、まず間違いなく問題が頻発する。


震災の影響での電力不足に伴う節電ムードの中、意外とすんなり企業や個人までも進んで節電してるところなんか見ると、本当に日本人で良かったなぁと思う。


ちょうど1年前の宮崎の口蹄疫の件や、今回の震災の日本人同士が助けあう姿見てるとね。





ただし！


震災復興のための増税なんて絶対反対くそくらえだ。