CHANGEという言葉の魔力

　【グレートリセット】という言葉があります。

大震災などの大きな力によって今までの仕組みが崩れた時を見計らって、自分の都合のいいように仕組みを作り替えるというような意味です。

ショック療法と同じような意味でしょうか。大震災後の復興区域で、「経済特区」とやらを作ろうとする勢力に見ることができます。

「今まで上手く行かなかったから180度やり方を変えてみよう」

そう思うのは楽ですが、そこに誰かの利益が入り込みやすくなる事を忘れてはいけません。
ゼロか一かで判断することは、バランスの良い真ん中を探すことよりはめんどくなくて簡単です。

国や地域といった大きな場面では二元論のような単純な議論に流されず、わりと「面倒くさい」ことに頭をつかう事が正解に近いのです。　

面倒くさいことは誰かに決めてもらった方がいい、そう、「ヒーローを待ち望む」という気持ちが、

誰か個人の暴走を許すことになるのです。


そしてそれを監視する役目は私達一人ひとりにあるのです。

「改革」とか「維新」とかいうさわりの良い言葉には少しだけでも、注意を払うようにしましょう。