ありきたりな言葉のPOPの方が今は売れるよね。でもバイオハザードの「サバイバルホラー」って言葉はなんか怖そうですごく良いよね - ドラッグアリウス 忍者ブログ
日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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 キレイなフォントでキャッチコピーが書かれているとして、あなたはその商品を買おうと思いますか。

「あ、この字キレイだから買おう」

なんてなりませんよね。


それと少し似ていますが、たとえカッコイイ言い回しであっても、意図するところが相手に伝わらなければ意味はありません。

「肌美人だよね」って言われるよりは

「肌、キレイですね」って言われた方が嬉しいと思うのですがどうでしょうか。

 少し話は逸れますが、池上さんがテレビであれだけ支持されたのも、今までインテリ層と呼ばれる人たちが、視聴者にとって小難しい、使っとけば頭よさそうに見える言葉ばかり使ってきたことへの反発だったのでしょう。

「あぁ、こんなにわかりやすい話だったのか」と。

ただ、ある程度の理解がある人同士の会話なんかの情報共有手段においては、略称とか、専門用語とかがないと、短時間での情報のやりとりがまどろっこしくてかないません。

「そこの棚のツラ合わしといて」

「おい、上手そばで板付きっつっただろ」

NETとかCRSとかFSPとかCSを高めないととか…


そのためかどうかわかりませんが、どこの業界も必ずこういった役割の言葉はあります。

ですから、その言葉を他の業界の人はそんなになじみがないんだろうな、という想像をちょっとするだけで、わかりやすい言葉に言い換える癖はつくと思います。


冒頭の「肌美人」のくだりは、ありきたりな言葉では目を引かなくなって言った結果、ちょっと変わった言い回しを考え出さなければならなくなったという段階のお話。

そして今は、飾り付けの言葉が行き過ぎて「お客さんに商品の良さ」が伝わらなくなって、わかりやすい言葉の方が好まれるという段階というところでしょうか。


シューティングゲームが流行る

徐々に難易度が上がっていく

マニアしかついて行かなくなってしまう

廃れる

低難易度のものが登場し、一定の評価を得る


というシューティングゲームの歴史と似ている気がします。


「とりあえず手に取ってもらいたい」

「チラシをお店に持ってきてほしい」

「電話をかけてほしい」

「香りを確かめてほしい」


こういった行動を起こして欲しいときには、わかりやすい言葉を使った方がいい結果が出ます。


しかし、


わかりやすすぎる言葉を使うと途端に魅力がなくなるものもあります。

例として挙げるとこういうことです。


炎の魔法

ドラクエ メラ

FF ファイア

ウィザードリィ ハリト(HALITO)

英語版ドラクエ Blaze


ドラクエ パルプンテ

英語版ドラクエ Chance

ウィザードリィ マウジウツ(MAWXIWTZ)


なんつーかこう、呪文とか神秘的なところが必要なものだと夢がないよね…わかりやすすぎると。

こう見ると、ウィズとドラクエ日本版の呪文には、

どうやってその呪文が誕生したのか?

どんな魔法使いが開発したのか?


なんていう背景となる物語が感じられるような、そんな気がします。FFも高位の呪文だと夢のある響きになりますけどね。召喚魔法とか。


英語版ドラクエだとザラキは「Defeat」ドラゴラムに至っては「Be Dragon」だもの。


ところで、ウィザードリィは呪文(スペル)だけじゃなくテキストも良いです。



大抵のロールプレイングゲームでは、洞窟の行き止まりには何もなかったり、部屋の中にはなんとなくのチェストとベッドがあるくらいですが、ウィザードリィの場合、部屋に入った途端にこんなテキストが表示されます。



「部屋の中には、角と長い牙を持った雄ブタの銀の彫像がある。彫像の横の壁には、通りすがりのエルフが書き残していったと思われるメッセージがある。消えかけていてほとんど読めないが、どうやら死霊や悪魔がいるとの警告らしい。」


また、地下4Fに降りた途端

目の前に、落盤の後らしい粉々になった岩が山のように転がっている。

岩の下には、砕けた骨のかけらと押しつぶされた鎧が見えている。」


なんて風に表示されます。


もちろん、目指しているものや対象にしているターゲットが違うということもあるのでしょうが、もう少し文章の持つ力を認めた作品があっていいと思います。

まぁ、でもそうすると声優を使う場面がなくなったりして、売りとなるポイントがちょっと減るという副作用もありますか。


また話がすんごい逸れました。


みんな、POPとかチラシとかポスターとかを作る時に、目立つことを考えるのは大前提ですが、

大事なのは、

「わかりやすい、普段みんなが使う言葉で、その商品をあなたが手に入れたときに、どんな素晴らしい未来が待っているか」

これを文章で伝えることができるかです。


商品の品質が良いのは前提なんですが、はっきり言うと、商品の良しあしなんてどうでもよくて、ドイツ生まれかどうかとか植物生まれとかどうかなんてどうでもいいのです。


どんなに素晴らしい食材使った料理でも、おいしそうじゃなかったら注文しないでしょ。

予告編がすっごい面白そうだったら、だまされて本編見に行って、すっごいがっかりするでしょ。

体験版が面白くて買っちゃったら、面白いのは体験版のところだけだったりするでしょう!




ま、でも品質が良くないとリピートしないから駄目だけどな!
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