もう一つの正義とコーチング - ドラッグアリウス 忍者ブログ
日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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 正義の反対は悪ではない。もう一つの正義があるだけなのだ的な


そんな中二病満載な一文から今日はお送りします。


 ドラッグストアに毎季配られる冊子があります。とある製薬会社が発行している小売店向けのものなんですが、そこに「コーチング」に関しての記述がありました。


「コーチング」とは、「相手が自ら考え行動することを促進させるためのコミュニケーションスキル」で、


具体的には


① 相手の話を遮らず最後まで「聞く」

② そのような考え方や思いを「認める」

③ 相手が自分で考えて解決方法を出させるような「問いかけ」をする


ということだそうです。


この中で特に面白かった部分がありまして、それは「相手が話しづらい態度はとらないように」というところ。


そのダメとされている話を聞く態度を挙げていきますと、



攻撃的な態度

● 途中で口を挟み、相手に意見する
● 首を左右に振ったり、体を揺すったりする
● 眉間にしわを寄せた険しい顔をする

否定的な態度

● 相手の話に対して、「でも」「だけど」「というか」「そうじゃなくて」など否定形の言葉を使う
● ため息をつく

うわの空な態度

● 相手の話に対して何も考えず「ふぅ~ん」「あっそう」など生返事をする

偉そうな態度

● 腕組み、足を組む、肘をつく、のけ反って頭の後ろで手を組む

神経質な態度

● 髪の毛を気にする
● 服の埃を取る
● 時計をチラチラ見る



また、この時の店長の心の中という項目が上の態度の横に書かれていまして、

「全然的はずれなことを言っているな。話していても時間の無駄だな」とか

「自分の意見と全然違うな。自分の考えを教えてあげよう」

「彼の話はいつも内容が無いから真剣に聞いてもきっと無駄だな」

「そんな話は聞いてられるか。そんなことはわかっている」

「話が全然進まないなぁ。やることもあるし、早く話終わらないかなぁ」


などなど。


言われてみれば当たり前なことなんですが、全部守るとなると結構大変なことばかり。


っていうか、この挿絵が笑えてしょうがないwww

ほんとひどい顔してるんだけどこの店長www特にうわの空バージョンの顔がww



まぁ、そんな資料を今日の研修で使ったわけなんですが、


「これ全てをクリアしている上司が完璧と言われればそうだとは言えないし、上司にこういう態度を取らせてしまっている部下にも反省すべき点はある」というような事で研修は締められたんです。





上司は部下に期待するし、部下は部下で色々悩みがある。



上司は「わからないことがあったら何でも聞けよ」とは言うものの、聞いたら聞いたで「今更そんなこともわからないのか」と言われそうで質問するのがためらわれてしまう。

一度質問したらしたでやたら長い自慢話を聞かされるからめんどくさい。

聞いたら聞いたで丸投げにされるばかりで、あまり評価してくれている素振りがないとか、部下は部下で色々思う所はあるもんです。


大体こういうことを考え始めるとループしちゃって、2ループ目あたりでめんどくさくなって「要は相性だよな!」と、ぶん投げてしまうあたりが私の限界なわけです。



最後に、部下と上司の関係についての記事でもう一つ面白い記事を見つけましたので、抜粋しておきます。



第3回 分からず屋の上司を思い通りに動かすには

我々人間は、子供の頃から、厳しく躾(しつけ)られて来た。
たとえば、おねしょをすれば怒られ、家の壁に落書きをすれば怒られ、箸の持ち方を直され、友達にも「そういうことすると嫌われるよ?」と注意され続けて大人になった。

その結果どうなったと思う?

この世界に「正しい世界」と「間違った世界」しかないと思い込むようになったんだ。
勉強が出来ればできるほど、これまで成功していればしているほど、努力家であればあるほど、『この世界に「正しい世界」と「間違った世界」しかない』と思うようになる。

そうなれば、ある人は「有給休暇をたくさんとる社員」を許せなかったり、ある人は「煙草を吸う恋人」を許せなかったり、またある人は「1度使ったバスタオルを洗濯しない妻」を許せなくなる。

この世界は「正しい」と「間違っている」しか存在しないから、自分が正しいと信じていれば、相手を「間違っている」と感じる。

でも実際は違う。この世界は、「正しい世界」と「間違った世界」があるのではなく、それぞれの人間が皆違う「正しい世界」を持っているんだ。

それに気付いている人間は世の中にほとんどいない。


その証拠に、たとえば「有給休暇をとらないのが常識」となっている人間からは、「有給休暇をたくさんとる社員」に嫌悪感を持つ。当然だ。それは、「有給休暇をたくさんとること」が間違っていると思っているからだ。

運良くその事業で良い成果が出ているときは良いが、そうでなくなれば、とたんにチーム全体が思い通りにならなくなる。

「成果が出ていない」というのは、それ自体が「間違っている事」を人々に示唆し、その瞬間全ての人間が、「自分の正しい事」に固執するからだ。上司も部下もお互いがお互いに信じている「正しい事」に固執するんだ。

山田君 えっと、長いので3行で言ってください。

博士 この世界は「正しい事」と「間違っている事」で出来ているのではなく、
色々な人の「正しい事」が集まって出来ている。
相手の「正しい事」を心の底から理解できた人間だけが相手を動かせるんだ。

山田君 まさにそれがうちの上司です。奴は自分だけが正しいと思い込んでいるんです。

博士 そこだよ、山田君。
今の話を聞いて、「相手が自分だけが正しいと思い込んでいるんです」と言う人間こそ、自分が正しいと思っている。つまり、人を思い通りに出来ない罠にハマっていることになる。

実はだな。上司が正しいか、君が正しいか、そんなことは関係ない。たとえ君のやり方が正しくても、その上司を思い通りに動かせなければ、邪魔されて結局やりたいことはできない。だからまずは、自分が相手の思い通りになるんだ。(抜粋

http://donicchi.jp.msn.com/goodwill2/article.aspx?cp-documentid=5431972&page=0



こいつは器がでけぇぜ。


いや我慢して相手のことを尊重するフリして、相手をコントロールしようとしているわけだからそうとも言えないんだろうか。


当たり前なんだろうけど、それぞれの見ている「世界」は違うんだよね。


バンド組んでる皆が皆、本気でプロになりたいかという点で温度差があるのと同じで、

社員全員が社長とか部長になりたいと思っているわけじゃないし、仕事を通して自分を表現したいと思っているわけじゃないんだよね。



そして、そういった世界を許してくれる会社にしないといけないかもな。




以前紹介したこの空欄をどう埋めてくれるか、今日の研修を受けた子達に書かせてみたいもんです。
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無題
「一つの事象も違った面(人・立場)から見れば違った事実に見える。」ってことはよくありますよね。国と国との争いなんかはその最たるものでしょう。

私は自分に何がどう見えているか、たとえ私が上の立場であっても下の立場であってもスタッフやクライアントにできる限り伝えようとします。「これをG25Aは私を攻撃している…」と取る人とは仕事がしづらいです。ただ日本人には多いんでないですか、こういう人。自分と違う意見を言われると攻撃されていると思う人。テーゼに対してアンチテーゼを唱え、アウフヘーベンする事を望んでいるのでに。だからそういう人には説明しますよ。私は断定的に話しますが、あくまでこれは私の意見ですので、あなたの意見も聞かせてくださいってね。

双方が同じ事象をどう捉えているかを確認し、よりよくする為にどうすればいいかを、それぞれが考え再度お互いに提案する。これの繰り返しをしないとよりよいモノはできないし、お互いの状況を分かり合うこともできないと私は思います。
G25A 2012/02/14(Tue)11:50:31 編集
Re:無題
うむ、そうだね。

俺もそういった議論というか話し合いになったときは、相手は「自分を攻撃しているわけではない」という意識を必ず後頭部に持つようにするよ。
【2012/02/14 13:29】
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