どんな小さな商品にもストーリーはあるものです

　ドラッグストアは取り扱っている商品の種類が多いです。なのでお客さんに商品について突っ込んだ質問をされると当惑してしまうこともあります。

新入社員にも「そういうときは少々お待ちくださいませ」という魔法のことばを言えばいいのだと教えているのですが、毎回毎回それでは成長がみこめません。

それならPOPにも商品特性のことが書いてあれば便利ですよね。

例えばせっけん。せっけんと一言で言ってもそれって何？と聞かれれば結構謎ですよね。

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石鹸

石鹸（石鹼・せっけん）とは一般に汚れ落としの洗浄剤を指し、より化学的には高級脂肪酸の塩の総称である。
工業的に動植物の油脂から製造され、特に純石鹸（じゅんせっけん）と呼ぶ場合は、脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムだけで、添加物を含まない石鹸を指すが、多くは炭酸塩や香料などの添加物を含む。（後略

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E9%B9%B8

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純石けん分98％程度の石けんなら、洗浄力が強すぎないので皮膚に必要な皮脂まで落としにくいのだそうです。私は相変わらず湯シャンプー＆湯身体洗いなので、ボディソープは最近使っていませんが。

こんなやっすい洗濯用せっけんも、何で昔から生きながらえているのか不思議でしたがしっかり売れ続けている理由はあるんですね。




こういう少し高めの石けんも、なぜその価格なのかが納得できる理由があればお客さんはその商品を選んでくれるでしょう。


「赤ちゃんの肌にも使える」（赤ちゃんの映像が添えてあるのがベスト。女性は赤ちゃんの画像に敏感に反応するようだ）

「身体のアカって、取り過ぎるとシミの原因になるってしってました？」

「身体を洗いすぎない人ほど肌がきれいって知ってた？」

「本当の“せっけん”ってこれだけなんです」



そんな感じでいいので「実はそうだったんだ」と思えるような記述をお店の中に増やしていけば、お客さんの世界が少し広がって、同時に脳から快楽物質が分泌されることでしょう。

もちろん従業員教育にも役立ちますしね。