フライフィッシングとPOP

　自分一人の力だけでは世界に限界が来る。

自分一人の経験だけに頼るやりかたでは、そのうち枝分かれする世界に対応できなくなる。


だから、本を読むということや、他人の思考をなぞることでもいいから、自分の世界以外の色を取り入れることが必要だ。

外から取り入れた思考は援軍となって、自分の力になってくれるはずだから。

好奇心は猫をも殺すけど、ドラマティックに死ねるチャンスを増やすということ。死んでないと生きていることは同じじゃないからね。

　そんなわけで。


私は豊島園で釣りができるなんて考えても見ませんでした。

だって響きがおかしいじゃない。


「昨日としまえんで釣りしてさぁー」なんて。


絶対可笑しい。

でも今日、そんなおかしい響きの「としまえんで釣り」という行為をしてきます。

これだって恐らく、自分の体験限界を打ち破る一手になるわけですから。

釣りキチの同僚のお陰で、自分の世界がおかしな方向に広がりつつあります。


でも、こんな意味不明な体験だって、POPを書くときや商品展開を考える時の引き出しの一つにはなるわけですから、侮れないというものです。


独りよがりな経験対100人の考えや体験を吸収した人だと、


「100対1」の戦いになるわけですから、偉人や英雄といった「異常者」じゃない限りは、より多くの経験や体験を吸収したものの方がよりよい結果をもたらすはずなのです。


ですから、フライフィッシングをしましょう。