楽をすることはいいことだけど - ドラッグアリウス 忍者ブログ
日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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 公共投資を増やして失業者を減らす。ざっくり言うと今回の安倍政権がやろうとしていることはそんな感じです。しかし、今問題になっているのが、建設業者の数とそこで働く人材が足りないというところだそうです。



これも「公共投資は悪だ!」「コンクリートから人へ!」なんていうスローガンに流され続けて公共投資は悪いものだという認識が広がってしまい。政府が積極的に公共投資にお金を使わなくなってしまったことが原因なわけです。


 人材が足りないなら、公共投資の額も増えることだし雇えば良いじゃない。そうなるのですが、これまた色々な問題が。

まず企業としては利益を増やしたい。それなら人件費を抑えよう、そうだ、外国人を雇って賃金を安くすれば良い。日本人より安い給料で働いてくれるし。

こういう思考もありえるということ。

この「手っ取り早く利益を出そう」って考え。なんとなく「品物を並べただけの安売り」と似ている気がします。

外国人全てが悪いわけじゃないし、今は単純労働者の国から国への自由な移動はないからいいけれど、そればっかりに頼っていると「技術の継承」ということが出来なくなってしまうと思う。

外国人が技術を学んで、ずっと日本で働いてくれて、若手に技術を継承してくれるだろうか。たんまり稼いで自分の国に帰ったほうがいい暮らしできるでしょうし。

それと似てて、頭使わないで良いからと適当な売り方で楽していると、気がついたら若手に安売り以外の売り方を教える人材がいなくなってしまうだろう。お客さんが安さ以外の魅力をお店に求め始めた時に、お客さんの支持を集めて利益を出すことが出来なくなってしまうんじゃないか?

私はお店のみんなに「仕事でいかに楽をするか」を口酸っぱく説いているけれど、この楽はしちゃいけないものだと思う。


ヨーロッパの結構な国にシェンゲン協定ってのがあって、加盟国間を移動する時にパスポートの提示もなんもいらんよっていう協定が結ばれているそうな。

そんでギリシャとかスペインは若年の失業率が50%とか行ってて超高いわけ。自国で働けないならって他の国で働こうとして国を越えるわけだけど、今ヨーロッパはドイツ以外どこもわりと不況でやっぱり雇ってもらえない。だってもっと安く働いてくれる人材は他のヨーロッパの国にあるわけなんです。そしてそういう楽をしてきた分、自分の国で色々なものを作れる技術や企業が失われてしまう。

例えばそれはアメリカです。

なんでも外から買えばいいじゃんって基軸通貨の強みを使って(いくら買ってもドルとドルの決済だから為替の動きがない)、世界の供給能力を自国の供給能力として使ってきた結果、まっとうな家電メーカーも無くなっちゃったし、原子力発電所も作れなくなっちゃったわけだしね。

だって輸入するってことは自分ちで作るための雇用を潰して、輸入元の雇用を増やしているわけですから。

こんなかんじでグローバリズムという「楽」をしてたツケが向こうでも問題になってるの。

やっぱり技術は自分ちで磨かないと。いざ技術が必要になった時に自分の国で自国民が色々作り出せないと「一時的な借り物だと後々困るということ。

というわけで、「売るための」技術というか必殺技を磨くことを忘れないようにしないとね。
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アリウス
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