「みんな…仲良うせんと――あかんよ――」

　大もとの目標が同じならあんまり喧嘩せず「ま、人間だし多少考えが違うところもあるわな」くらいで矛を収められないものでしょうか。

糖質制限関係でも、目標は「無駄にクスリ漬けになっている糖尿病患者を一人でも救う」という目標は同じなのですから、お互いに並んで進めばいいのです。ですが江部先生にやたら噛み付いていた先生もいたそうな。

　出版など、商売が絡むとどうしても妬み嫉みというものは生まれるものなのでしょうかね。

良く「わがままな悪人ほど大成する」とか「性格が悪いやつほど収入が高い」なんて聞きますが、人と意見がぶつかった。その様な場面で我を通せない者は大成しないのでしょうか。そういう人間以外はあまり必要ないと？

我を通す人間ばっかりになったら、組織は維持できないでしょうし、調整役ばかりになるのもつまらない世の中、というか組織になってしまいそうです。バランスが一番というわりと当たり前な結論です。

大きな目標は承知しているが、どうしても譲れないものというのが、ぶつかった二人にはあったのでしょう。でもそれ深呼吸してからのヨッシャ後に落ち着いて考えてみても、ほんとに譲れないものだったのかしら。

多少は自分のやり方と違っても、そこには目をつぶって最後に笑えれば良いと思います。

私の場合は相手の意見を尊重して受け入れたフリをしつつ、心のなかでは「俺のやりかたが最高」と全然受け入れていないというエセ仲介役ですのでご注意を。