同じお金だもの - ドラッグアリウス 忍者ブログ
日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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 ドイツ国民は、自分たちが稼いで税金として納めたお金を、同じユーロを使うギリシャとかキプロスとかのイメージ的に「あんまり頑張っていない国」の救済に使うということを許しません。そりゃ当たり前ですよね。ドイツ国民同士ならいざ知らず、別の国の国民なんかどうなろうと知ったこっちゃないですから。

もちろん、他国で災害が起きた時などは、非常事態なわけですから少しは同情の気持ちから「支援」という形でお金を送ったり物資を送ることはあるでしょうけど。

これ、日本国内に置き換えてみるとよくわかります。

 日本には都道府県という境界があるのですが、国が集めた所得税などを地方に向けて配分しています。ここでちょっと考えて欲しいのですが、都道府県の住民ごとのの納税額ってかなり開きがありますよね。恐らく東京都住民からの所得税の額がぶっちぎりでTOPでしょう。

でも東京都住民は、自分が納めた税金を地方に、「防災などの公共投資という形で」配分されても別に文句は言いませんよね。まして2011年の震災時の時には、国がどれだけのお金を復興に使おうとも「東北ばかり贔屓しやがって!」などという人はほとんどいなかったはずです。

そりゃ同じ国民だもの。

でも、この話の東京都をドイツに、地方をギリシャにしたらどうでしょうか。

別の国だから文句出ますよね。ユーロが上手くいくには、ドイツ国民がギリシャ国民を「同じ国の国民」だと思えるようにならないとダメということです。あと百年はかかるでしょうね。教育からなにから全部一緒にして世代交代がなされないと無理でしょう。

同じ価値のお金を使うには、同じ価値観の国同士じゃないとうまくいかないということですね。

そして、この国民同士の連帯感を妨げようとする政策もたまに人々の口に登ります。「道州制」というやつです。

スペインもこれで失敗しています。同じ国同士なのに、「あの地方が破綻したのは自己責任だからウチの財源を使ってまで助けるな!」という感じで。

いや、自己責任って便利な言葉ですね。安全なところから発する言葉としては最高に気持ちがいい。
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アリウス
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