しょみんかんかく - ドラッグアリウス 忍者ブログ
日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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 最近カツカレーの話ばかり目にするもんだからカレー食べたくなってきたじゃねーかバカヤロウ。太ったらどうするんだ。カレーは糖質的にいって、ルーに使われる小麦粉の糖質とご飯の糖質のダブルパンチで相当な強敵なんだ。月1くらいじゃないと太る。

それはそうと仕事中に上司から電話がかかってきて

「◯田が凄い痩せてて、話を聞いたらアリウスから教えてもらったダイエット法なんだって?」

と、若干文法がおかしいですがそんな問いかけをされました。しょうがないので江部康二先生のブログと糖質制限という単語をググれとお伝えしておきました。

是非きちんと理解してから手を出して頂きたいところです。確信がないと途中で辞めてしまいますからね。

 話はとんでもない方向に逸れますが、3500円のカツカレーと言えばクソどうでもいい言葉としてに繋がって浮かんでくる「庶民感覚」という言葉です。

あ、コレもどうでもいい情報ですが朝日新聞社内のレストランではスペシャルカレーが3675円でしたので、安倍総裁が召し上がったカレーは朝日新聞の社員からすれば「安すぎる」ということでその「庶民感覚」とやらを叩いていらっしゃったのですね。きっと。


まぁでもこうして見ると雰囲気良さそうなお店だから、メニューがそれなりの値段するのは「このメニューの価格に耐えられるお客様だけ」入ってきて欲しいというお店からのメッセージなわけですよね。

安居酒屋にたむろする大学生なんかに対する魔除けみたいなもんだ。だからその場所代金が含まれていて当然。

もちろん「黒毛和牛の」ですから、味も相当なものだと想像できますし、その「味に対する期待賃」も含まれているのでしょう。それなら納得です。

それで「庶民感覚」です。

これに縛られていると全く理解できないことがあります。

それは国家財政の話。

「日本は1000兆に届く借金大国!」

「毎年支出800万で収入が500万の家庭で借金が1億あるようなもんだ!そんな家庭が崩壊しないわけがない!」

なんて報道を良くみかけませんか?

お父さん(日本政府)は借金が1億あって毎年800万も使っている。でも収入は500万円しかありません。そして毎年400万円借金が増えていっている。

この例えで日本経済の不安を煽る人に1つぶつけてみたい質問があります。

「じゃぁお父さん(日本政府)は誰からお金を借りてるの?」

普通はサラ金?(外国)とか闇金?(IMF)なんかが頭に浮かびますが、日本経済を例える場合、

お父さんが借りているお金は子供から借りているお金となります。そしてこの一家は絶対に離散しないという条件をつけましょうか。

明日から家を出ていく、日本国民を辞める人はそうそういないですから。

さらに国家経済を家庭で例えると、お母さん(日本銀行)は「お金が創れる」ということになります。そしてお母さんはお父さんと一心同体でラブラブ。だって日本銀行は日本政府の子会社ですから。
ただ、お金を作れるとはいうもののあんまり無意味に作りすぎると、他の家庭(国)のお金と比べて数が多すぎると価値がさがっちゃいます。ま、むしろ今はもっと作ってお父さんに渡してどんどん使わなくてはいけないんですよね。


 どうでしょう、お父さんだけで考えると大変ですが、一家(日本経済)全体で考えると別にどうでもいいということに気がつくでしょう。
一家離散がない家庭の中だけでお金の貸し借りをしているわけです。
どれだけお父さんがお金を借りても結局家庭の中の話なのですから、利息が付こうが家庭全体で考えるとプラスマイナスゼロです。
これがもし外のサラ金からお金を借りていると…それはギリシャとか韓国のようになってしまいます。

子供に借りたお金はお父さんが子供たちのために、地震に強い家を作るために補強したり(公共投資)、病院にかかる費用のために積立したり(医療費)、トイレの修理に使ったり(公共投資)、家庭教師を雇ったり(公務員のお給料)教科書を買うのに使ったりしています。
で、お父さんが使ったお金はまた子供の手に渡ります。そして子供は税金という形でお父さんにお年玉もあげてます。そうやってお金は「家庭内だけで」貸し借りされてぐるぐる回っているだけなのです。

子供(国民)の将来ために子供からお金借りて使っているので、この辺で一家に例えるのも限界な気がしてきました。すみません。

カツカレーからだいぶ飛んだ気がしますが、このくらいの例えにころっと騙されて「日本は破綻寸前なんだ…」と気分を落ち込ませる人の多いこと。

せっかく目をキラキラさせた新入社員を採用したっつーのに、「日本の先は暗いですががんばりましょう」なんて言う上司の多いこと。せっかくの良き日なんですから「日本はこれから絶対良い国に、経済も上向きでみんなの給料も右肩上がりになるからさらに頑張って行きましょうね!」なんて言われたほうが嬉しいですよね。

というわけで、「庶民感覚」なんて言葉を見かけたら鼻で笑って吹き飛ばしてしまいましょう。


あ、最後に言い忘れたことが。

お父さん、借金も多いですが実は資産もたくさん持っています。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20100816/215789/?P=1
右が資産、左が負債(借金)です。一組織の持つ資産としては480兆円という額は世界最大だそうです。何か中東の石油王の方が持ってそうなイメージがあったんですが、日本政府というお父さんはすごいんですね。
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無題
総理大臣に庶民感覚なんてものが必要なのかどうかはおいといて。

いつも気になってたのでちょっと質問。その国内での借金を家庭にたとえる話なんだけど、一つ旨く説明出来てないって言うかそれ違うんじゃねって思うのがあるのです。

家庭(国家)のお父さん(政府)は子供(国内企業や国民)からお金を借りるわけだけど、お金を使うとき話がおかしくならない?

政府(父)が公共投資(家財への投資)を行うとき対価は国内企業(兄弟とか?)に払われるはずだけど、実際に父(政府)が普通家財を買うためにお金を払う先はお店(家庭外=外国)だよね。

この部分がたとえとして上手くないなーって。子供(国民)から借りたお金をお店(海外)で使うとお金が海外にながれちゃう話になってる!

上手く説明出来る方法ないかな?
私の認識間違ってる?
G25A 2012/10/01(Mon)22:51:20 編集
Re:無題
…そうなのですね。

実際に普通のご家庭でお父さんが買い物をする時は、家庭の外でお金を使うわけですよね。そこ行くと、この例えだと家の中で息子から買い物をしないと現状の日本経済にはそぐわないのです。

国民から借りたお金で、国民から買い物をするってことになりますね…。

消費専門の娘でも新たに設定するしかないんですかね。

GDP(みんなのお給料の合計)的には、海外との関わりで生まれる純輸出(輸出ー輸入)は、国内消費に比べて誤差のようなものなので、今はあまり考慮しなくていいんですけどね。

例えは上手く例えられれば効力を発揮するんですが、なかなか難しいです。

【2012/10/03 21:24】
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アリウス
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ドラッグストア各店放浪中
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