「月が綺麗ですね」

「いつかわかってくれるだろう」

「言わなくてもわかってくれるだろう」

「自分でアピールするなんてかっこ悪い」


人間関係のことでも、お店がお客さんに対して思うことでも、このような考えを持ってしまいがちな人がいると思います。

私もわりとそういうタイプです。

あ、ついでに国と国の関係もそうでした。

そ、伝わらなければ「何もしていないことと同じ」ですし、「何も考えていない」のと同じなんですよね。

芝居だって歌だって、「今私はこれこれこういう考えのもとに演技してたんです！」なんて言い訳をするにはいきません。

「本当は君のことを評価していたのに！」と後悔したところで相手に「評価しているそぶり」が伝わらずにいる時点でその思いは片思いです。

自分から情報を発信したり、相手に自分がどう思っているかを伝えることは勇気がいることです。何せ発言することや発信することには必ず責任とリスクが生じますから。

ただ、発信することを恐れてばかりいると、誰かの後追いにしかならず、そこに「新しさ」や他社と比べての「独自的な価値」は生まれません。

自分自身や自店が目指したいスタンスは何なのか、「思い」を発信するリスクと相談しつつ、「言わなくてもわかるだろ」という甘えから抜け出す勇気を、そろそろ持たなくては。


立場が人を作るとも言いますが、発信も人を作りますよね。