「皮膚呼吸」は007のデマが原因

　今日、ある化粧品についての研修に参加してきました。各店舗のベテランパートさんや社員全員が2部に分けて参加するというものです。

普段の俺なら適当に研修受けて、適当に内容を覚えて帰るわけなんですけどね。

いやー参った参った。

何がって、

講師の方が

「生体エネルギー水」とか言い出し始めちゃってwwwwwwwwwwwwwwwwwwwなんか冷蔵庫の中でビールの隣にこの化粧水を置くと味がまろやかになるとか言い出してんのwwwwwwww何その魔術wwwwwwwwwwwwwwww

やべぇやべぇよ…この商品やべぇwwwwwww


そうか！貴様らあれか！あれなのか！なんだっけあれ、

そう、「水にありがとう」とかいう集団かあんたwwwwww


マイナスイオンwwwww

水の波動wwwwwwwww

そして皮膚呼吸wwwwwwwwwwww

やwwwwwwwめwwwwwwwwてwwwwww


あー楽しかった。


ま、それはそれとして、「このような」商品を鼻で笑って消し飛ばして闇に葬るのは簡単なのですが、社会人としてはそんなことをするわけにもいきません。

さて、このような商品をどう売るか？


実際「嘘っぱち」と分かっていることをそのまま喋っちゃって売ることは、私の気分的にも
企業的にもマズイです。それならどうするか？

「嘘ではない部分をアピールするべき」なわけです。


例えば「適当な成分の入った軟膏」を塗って、アトピーが良くなったお客様がいたとして、そのお客様は「軟膏の成分が効いた！」と思っていらっしゃることが多いはずです。フルコー◯軟膏を定期的に買いにいらっしゃる方がいますが、それってプロペトとかワセリンだけでもなんとかなるんじゃない？って気がします。いや、俺のアトピーがひどくなった時にもデルモゾールとかリンデロンとかフルコートじゃなくて、ワセリンでも肌の割れっぷりは改善したのでそんな気がするんです。

実際、ワセリンだけで事足りるのに、ステロイド軟膏に頼りすぎな人も一定数いるはずですから。

それと同じで、「水の波動」とかどうでもいいことをアピールはせずに、主成分の「水とグリセリンを肌に塗った効果」だけをうまく、わかりやすくアピールすればいいのです。そしてそこに「あなたからじゃないと聞けない肌に関する豆知識」がを伝えられれば最良です。

例え価格が「水+グリセリン」の価格に見合わない価格だとしても、

「あなたから教わった知識賃」というものが、その商品の価値のうちに反映されているはずですから。


流石にひどすぎる価格設定は考慮しないといけないですけどね…


売り方やアピールポイントを変えれば、まだまだなんとかなる商品は多いのです。

本当のことをお客様に伝えつつ利益を出すのは大変ですが、お客様とのその後の関係を考えると、適当なことをぶっこいての販売なんざしたくはないなと思うわけです。

本当は「いいもの」ばかりを提供したいものですけどね…