為替介入する前にぶちゃ可愛さを認めると良いと思うんだ

　「国益」という言葉が発せられる当人が誰かというだけで、これほど滑稽な響きに変わるとは思いませんでした。

多分この人が使って良い言葉じゃないと思う。

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財務相：為替「あらゆる選択肢排除せず」－覆面介入はコメント避ける

２月７日（ブルームバーグ）：安住淳財務相は７日午前の閣議後会見で、昨年の為替介入局面で覆面介入を実施した可能性についてコメントを避けた上で「あらゆる選択肢を排除しないし、やる時はやると申し上げている」と述べた上で、「非常に投機的な動きや実体経済とかけ離れて投機筋が自己利益を得るために市場をゆがめることがあれば、国益を守るためにいかなる措置も取る。それを行動に移しただけだ」と語った。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LYZX6Z6K50XS01.html


昨年11月の「覆面介入」1兆円超、安住財務相「国益守るため」

財務省が７日朝に発表した１１年１０―１２月の外国為替平衡操作の実施状況によると、安住淳財務相が緊急会見で介入を公表した１０月３１日の８兆０７２２億円に続き、政府・日銀は１１月１日に２８２６億円、２日に２２７９億円、３日に２０２８億円、４日に３０６２億円のドル買い／円売り介入を行っていたことがわかった。１０月３１日の介入額は昨年８月の４．５兆円を大きく上回り、１日の介入額としては過去最大を更新した。（後略

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120207-00000030-reut-bus_all

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おさらいですが、もう一度「為替介入」ということは最終的にどうなるものなのか流れを載せておきます。



まず政府（財務省）が政府短期証券（国債の一種）を発行する
↓
それ使って民間金融機関（銀行とか）から政府がお金を借りる。
↓
国債ってことは政府の負債（借金）が増える。
↓
政府が民間（銀行など）から借りた金で日本銀行が外国為替市場でドルを買う。
↓
ドルが高くなって円が安くなる
↓
そのままドルを持っていても何も生み出さないので、米国債などで運用する。
↓
「米国債を買う」つまりアメリカに融資しているということになる。




例えば為替介入してドル安円安に誘導するということは、

わざわざ私たちの預金を吸い上げてまで、アメリカにお金を貸しているということになるということなわけだ。



それをドヤ顔で「国益です」と言ってのけることが、どれほどおかしいことかわかるよね。

そもそもなんで今円高なのかということを理解していないとおかしいことになる。


すっごく簡単に言うと、


①　ずーっと前から、1985年あたりから、日本が他の国に対して「いろんなものを過剰に売ってきちゃったために」日本にお金が集まりすぎたのと、

②　他の国が日本以上に通貨を発行して、その価値を「薄めてきている」ために、勝手に日本円の価値が上がっちゃってること。


この2点だと思う。


国内市場だけじゃ自企業を維持できなるほど供給能力が有り余っちゃったから、他の国に色々売ってきた。

日本がどこかにものを売ると、ドルかユーロかは分からないけど他の国のお金が日本に入ってくる。
↓
そのまま日本じゃ使えないからユーロとかから円に両替する。
↓
これが繰り返されると…
↓
円がどんどん市場からなくなるわけなので、円の人気が上がって円高になる。



こんな感じなんだろうね。


②の場合はあれだ、中国とかアメリカがわかりやすいよね。



これだけドル増やせば、円高にもなるでしょうね。

中国は未だに民間が稼いだ外貨を、共産党が買い上げて貯め込んで無理やり人民元の価値を一定に保っているしね。


もし円安にしたいなら、お金の回りを良くして、消費をさせるようにして他の国からの輸入を増やすようにすればいい。それだけ。


今のデフレのままTPPなどに参加しちゃったりして安い商品が入ってくると、デフレが加速してさらに消費が冷え込むのでダメですが。


これだけ覚えておけば大丈夫。

「為替介入！」（ｷﾘｯ

なんて響きには騙されないようにしましょう。



GDPを上げるために、みんな多部ちゃんみたいな顔のこの車を買えばいいと思うんだ。





うん、似てる。かわいい。