虫下しにはパモキサン錠

---

JA全中・萬歳会長、安倍首相らと会談　TPP交渉参加反対伝える
フジテレビ系（FNN） 3月1日(金)20時28分配信
JA全中(全国農業協同組合中央会)の萬歳会長は、1日、安倍首相や林農林水産相と会談し、TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉参加に反対する考えをあらためて伝えた。
JA全中の萬歳会長は、安倍首相との会談で「日本の農業を壊滅させてしまう、そういう心配を持っておりますので、断固反対にやってきました」と述べ、日米首脳会談の共同声明について、「TPPは、聖域なき関税撤廃を前提にしたものとしか理解できない」などとして、交渉参加に反対する考えをあらためて伝えた。
これに対し、安倍首相からは「政権公約にたがわぬ対応をしたい」との返答があったという。
また、萬歳会長は、林農水相とも会談し、「共同声明の内容では、農業関係者の不安は消えない」と強調した。
これを受け、林農水相は、政権交代で大きな原動力となった農業界を裏切らないようにしてほしいと、安倍首相に伝えたことを明らかにした。
最終更新:3月1日(金)20時28分
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20130301-00000442-fnn-bus_all

---

　またTPP＝農業という目眩まし記事です。ところで私、TPPの中身全部は理解していません。そこで「こうなりそうだ」という所をちょこちょこ考えたいと思います。

　SPS（衛生植物検疫）という作業部会があります。これも農業と同じで２４分の一の作業部会にすぎないのですが、恐らく動植物や食品の輸出入に関わるものでしょう。ところで日本人の潔癖っぷりといったらスゴイですよね。多分外国から見たらキチガイレベルでしょう。いつぞやの、一昨々年だったかな？鳥インフルエンザ騒ぎの時のマスク姿に海外のニュースで不気味がられていましたね。まぁ、それはともかく、アメリカの食品医薬局での混入昆虫の最大許容レベルというのがありまして、

---

アメリカでは許容量の虫の断片、また虫まるまる一匹、げっ歯類の毛が食品に混じっていても訴えることはできないのです。バターから虫の足が出てきても、訴えをおこることはできません。

リンゴペースト
100グラムのリンゴペースト当たり4本までのげっ歯動物髪の毛、昆虫5匹まで(ダニ、アリマキ、アザミウマ属あるいはカイガラムシを数えずに）

ピーナッツバター

１００グラム当たり５０個までの昆虫の破片。

カレー粉
２５グラム当たり１００個までの昆虫の破片。

缶詰のトマト
果実を加害するミバエの卵５個とウジ１匹、ウジだけなら２匹まで。

チョコレート
100グラムに対して60個までの昆虫の破片。
http://amor1029.exblog.jp/1046999

---

この辺の基準を見て「結構寛容だなアメリカ人」と思ったことがあります。

　この前、TPPってのは各国の文化で作ってきた法律の上に覆いかぶさる「新しい憲法」みたいなもんだと言いました。

ウォシュレットが原因か結果かはわかりませんが、日本人の潔癖さを象徴する商品だと思います。周りが海に囲まれて、雨も沢山ふるので水に不自由しにくいという土地柄も潔癖さの一因でしょう。各国にもそういう風土から出来上がった文化というものがそれぞれあるはずです。

　そこに一色で塗りつぶすような「新しい憲法」が乗っかってくるわけです。

「日本は貿易立国なんだから、外に打って出るためには多少の犠牲は仕方ない」

そんな台詞が聞こえてきそうですが、日本が貿易立国なんてもんじゃないのは皆さんご存知の通り。戦後貿易額がGDPに対して２０％を超えたことは一度たりともありません。日本は国内での経済活動で発展して来ました。私たちの日々の労働によってです。



もちろん輸出入なんてどうでも良いとは言いません。ただ、「外国に買ってもらわないと日本は終わり」という間違ったイメージは捨てましょう。それだけでだいぶ心が明るくなりますから。

「日本は貿易立国ではない」という事実にもとづいて考えると、いかにTPP参加によるメリットが無く、デメリットの方が多いということが分かります。