伝え方の伝え方を考えるのもまた楽しかったり

　4月から新入社員の研修が始まります。

座学中心の時間が多く、いい天気の午後なんかは眠くてたまらんでしょうな。頑張ってノートをしっかり取っても、それを後日思いだせと言われればどれほど思い出せることやら。



せっかくの研修なので、色々と工夫して、新入社員の長期記憶に残せる割合を多くしたいところです。

上の図の学習ピラミッドのうち、「体験する」と「討論する」を中心に教えるつもりです。あわよくば「人に教える」も使えたらいいかな。

研修を担当する教官役は3年目～4年目の先輩社員で、私はそのサポートとしてで、内容はもちろんというかなんというか「POPの書き方」だったりします。

まぁ、ビジュアル面はエキスパートの社員がいるので、主に「なんでPOP書くのに頭使わなくちゃいけないのか」なんてことを伝えるつもりです。


商品価値の「伝えかた」の新入社員への「伝えかた」に頭を使うというのもややこしいですが。


その商品の特性というか「良いところ」をグループで分けて、適当にわいわいやってもらおうかしら。


例えば私はからあげが大好きです。



何でかっていうと「衣のサク感」が好きだし、

噛むとジュワォと出る「肉汁」も好きだし、

パリっとした衣の後にくるギュムッとしたもも肉の感触の相乗効果も好きだし、胸肉のポコッとした食感も好きだし、

ひとくち噛んだ後に鼻から抜けるしょうがの香りと舌の側面に残るしょうゆの味もすぐ思い出せるほど好きだし、

かといってカレー味のからあげもあるから、一概にしょうがとしょうゆの味付けだけが主人公じゃなかったりするし、

そもそもマヨネーズまみれのからあげも、それに七味がたっぷりまぶしてあるジャンク同然のからあげも好きだし、許可無くレモンをからあげに絞られたって俺は怒らないほど守備範囲が広いし、

でもよくよく考えると一番好きなのはその衣だったり、ついでにとり天も好きだし、とんかつもエビフライも好きだし。

最終的に私は揚げ物が大好きだということが判明するわけです。


最後の部分はいらなかったかもしれませんが、からあげの良いところを適当に挙げただけでもこれだけあるわけです。


こいつの良い所はこんなにあるのに、


値段しか最初にアピール出来ないなんておかしいってことがわかるわけです。


なんかこんな感じで研修の準備をしようかな。