従業員も飽きる、ということはお客さんも飽きているはず

「ポイントカードはお持ちでしょうか、よろしければお作りいたしましょうか？」

という呼びかけと、

「ご一緒にポテトはいかがですか」

という呼びかけは、意味は違いますが「記号化してしまっている」という点では同じです。


要するに飽きられているフレーズであり、相手の心に届かない呼びかけになってしまっているということ。

普段私が感じている問題点に、とあるハンバーガーチェーンの呼びかけを同列に語ってしまい申し訳ないのですが、記号化して意味が相手に伝わりづらくなってしまっているものって、他にも店舗にいると色々と目につきます。


「花粉対策」とか「◯◯コーナー」とか

「店長オススメ」とか「お買い得品」などというPOP表記。

「ポイントカードはお持ちでしょうか？」という、もはや言われただけでややうんざりしてしまう問いかけ。


本当はとても良い商品が良い価格で店頭に並んでいるはずなのに、上記のような使い古された言葉がひっついているだけで、その商品やサービスは陳腐なものに感じられてしまいます。


それはとっても悲しいなって。


「花粉対策って薬だけでいいんですか？」とか

「◯◯店長が毎日使っています」とか

「エイプリルフールだけどこの値段だけは本当ですよ！」とか

「◯◯◯◯カードって、持ってると毎月いろんな商品が安くなるんですけど作りましょうか？」


と、伝えたいことをきちんと言葉にすれば、更にもっと相手に伝えたい事が伝わるはずです。

だって、毎日毎日同じ褒め方されるよりも、たまに違う褒め方をされたほうがグッときますよね？

ですから、毎日の仕事に飽きたと思ったら、違う言葉で表現してみましょう。