クローム社、ムラクモミレニアム社とサムスン、ヒュンダイ

　私の好きなゲームにアーマードコアというゲームがあります。

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ストーリー

未来世界、大破壊と呼ばれる全面戦争によって世界は荒廃し国家や政府は消滅した。僅かに生き延びた人類は地下都市へと逃れることとなり、地上への復帰を目的とする企業連合体のもと、「百年計画」がスタートする。しかし、計画進展につれて巨大企業間の抗争が激化、ここで活躍するのが「レイヴンズ・ネスト」に所属するレイヴン達であった。主人公もその一人であったが、あまりの活躍に巨大企業自体が崩壊してしまう。主人公はイレギュラーとして他のレイヴンからも追われ、その末にレイヴンズ・ネストの中枢に触れることとなる。
地球暦156年から30年の長きに渡った巨大企業間の抗争は後に「大深度戦争」と呼ばれる。
wikiより

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舞台設定はこのような感じで、エースコンバット3などにも見られるような、国をも凌ぐ規模を持った企業が管理する世界という塩梅です。

国と国の垣根を超えて活躍する企業をグローバル企業などと言いますが、このグローバル化が進むと、国民やそこに勤めている従業員は不幸になっていきます。

その良い証拠がお隣の韓国という国です。

新聞などでは「韓国経済が好調！日本も韓国型経営を見習え！」なんて盛んに煽っていましたが、実情は酷いもんです。

まず韓国の大手銀行の株主に占める外国人の割合は、ほとんどが50％を超えています。つまり外資系の銀行と言っていい状態。第一銀行に至っては100％が外国人株主です。

サムスンやヒュンダイも外国人株主の比率は50％を超えています。

そうするとサムスンやヒュンダイ、そして銀行らもそうですが、企業は株主のために利益を稼ぐことになります。グローバリズムですから。そして外国人株主に分配される利益は、もちろん海外へと流れていくことになります。

また、株主のために利益が最大化されると、従業員の給与は削られたり抑制されます。

さらに、先ほどのアーマードコアの大企業の話ではないですが、韓国は日本と違い、大企業がほとんどその分野の独占状態になっているので（サムスン、ヒュンダイ）競争が起きにくく、価格が下がりません。

これが日本国内ですと、ライバル会社が新商品を開発したら「それをさらに改良して低価格で」という競争が起き、消費者は恩恵を受けるわけです。企業は競争を強いられますので大変ですが。

つまり韓国では消費者は高い商品を買わされ、従業員は安い賃金で働かされ、それによって生まれた利益は国外へと流れだすという、経済植民地のようになっているのです。

グローバル企業として、さらに労働賃金の安い国々と製品価格で戦わなければいけないわけですから、価格に直結する人件費を上げるわけには行きません。

アーマードコアのクローム社やエースコンバットのユーピオなどの企業では、従業員の幸せと企業の求める幸せは一致しているのでしょうか。

巨大企業という設定はよく見かけるのですが、従業員給与まで言及している作品はあまりないのかなと思った次第です。