まるで滝みたいな利根川 - ドラッグアリウス 忍者ブログ
日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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 今、銀行には沢山の使われないお金、預金があふれてます。それを預金超過額とか過剰貯蓄と言ったりします。

銀行にとっては預金が増えることは良い事なんですが、それが多すぎて貸出しに回らない預金が出てきてしまうと「借金」みたいなものになってしまいます。

預金には利息を払わなくちゃいけません。ほっとくと利息だけ払うことになってしまうので損をしてしまいます。


http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_35.html

↑こんな風に2000年くらいから貸出に回らない、誰も借りてくれない金が増えてきているのがわかります。

企業は利益を出すために存在するものなので、不景気な時にはお金を借りてまで投資することに躊躇してしまいます。

そんな時に初めの一歩を出して民間企業の先導をするのが政府の役割です。

 政府は民間企業と違って利益を出さなくても構わない事業をします。むしろ「直接」利益を出してはいけません。それは民間企業の仕事です。

自分ちの前の道路が、朝起きたらいきなり有料道路になってたら困りますよね。


ダムを作ることだってそうです。直接的な利益にはなりませんが、銀行で凍っているお金を建設業者に支払って、そのお金が従業員に給与として支払われて使われていく。

工事現場の地域にお金が落ちるか分からないというのであれば、そこの県とか市でしか使えない商品券みたいなものを作って、事業にかかる費用に若干上乗せして給与として配るとかいいと思うんだけどな。

クーポン券とかって10枚買うと11回分ついてきたりしません?


そうしてどんどん使われていけば普通に政府の税収も増えていく。


なんでもかんでもムダ削減って叫べばいいわけじゃないんです。

そこをちょっと考えると、この人とこの党がどれだけおかしいかわかります。


八ッ場ダム継続、「無駄な2年間だった」と地元
建設継続か中止かで揺れていた八ッ場ダム(群馬県長野原町)の建設が22日、決まった。

 当時国土交通相だった前原民主党政調会長が中止を表明してから約2年3か月。水没予定地の川原湯温泉ではこの間、7軒の旅館のうち2軒が先行きの見通しが立たずに休業に追い込まれた。「無駄な2年間だった」。地元からは、建設継続に安堵(あんど)の声が上がる一方、長い空白期間を生んだ民主党政権への不信感も渦巻く。

 「ようやく一安心。これで本腰を入れて次の旅館のビジョンを決められる」。最盛期には収容人員150人と同温泉最大規模を誇った老舗旅館「柏屋」の豊田幹雄社長(45)は自宅で、「建設継続」を伝えるテレビニュースを見ながらうなずいた。

 ダム建設に伴い、鎌倉時代に発見されたとされる同温泉は、現在より約30メートル高台の代替地に移転し、「ダム湖畔の温泉街」として再出発することが決まっていた。豊田社長も、温泉と介護施設を合わせた「使い勝手のいい旅館」を作る構想を描いていた。

 ところが、2009年9月、前原氏が「マニフェストにあるから中止します」と明言。豊田社長は「この先どうなるんだろう」と途方に暮れた。

 各旅館は代替地での移転新築に備えて設備投資を極力抑えてきたため、老朽化が目立つ。柏屋も設備の補修を重ねて運営してきた。建設中止表明で先行きが不透明となり、「赤字を膨らませるより資金を温存しよう」と10年3月に宿泊営業を休止。その後は細々と日帰り入浴客を受け入れてきたが、先月15日、看板を下ろし、現在地での営業を終えた。移転先は、用地交渉が難航して整備が遅れ、新しい柏屋の完成のめどは立っていない。「無駄な2年間だった。民主党はマニフェストにこだわり、絵空事を言い過ぎた」。豊田社長はこう憤った。


最終更新:12月23日(金)8時56分

八ッ場継続、目玉公約また撤回…前原氏なお抵抗
八ッ場ダム(群馬県)建設の継続決定は、建設中止を目玉とした民主党の2009年衆院選政権公約(マニフェスト)が実現性に乏しかったことが裏付けられた形だ。

 党側の要である前原政調会長はなお異論を唱えており、党の政策決定システムの未熟さも露呈した。

 「災害発生の可能性が高く、即効性のある効果的な治水施設が望まれる。ダムは8割方完成している」

 前田国土交通相は22日、国交省での記者会見で、八ッ場ダムの建設継続に踏み切った理由をこう説明した。前田氏はこれに先立ち、首相官邸で藤村官房長官と会談。藤村氏は建設再開の条件を盛り込んだ「裁定」を示した。野田首相も出席して23日に開かれる政府・民主三役会議の決定を経て、12年度予算案に事業費が盛り込まれる見通しだ。

 前原氏が国交相時代に「建設中止」を宣言してから約2年3か月を経ての継続決定は、野田政権が地域事情などを重視した「現実路線」で判断したものと言える。

 一方、前原氏はぎりぎりまで抵抗する構えだ。22日は藤村氏に3回目の直談判をし、党内の反対論を改めて伝えた。同日夜の記者会見では「ダム本体工事の予算計上は全く論理矛盾だ」と語り、政府・民主三役会議の場で着工方針を覆したい考えをにじませた。

 ここまで事態がこじれたのは、「野党時代のマニフェストの決め方に原因がある」(党幹部)との指摘がある。民主党は09年マニフェストで、子ども手当や高校無償化などの新規政策を盛り込む一方、計16・8兆円に上る財源は「不要不急な事業の根絶」などにより工面するとした。その象徴として明記されたのが八ッ場ダムだったが、各方面への事前調整はなく、地元自治体から批判を浴びた。
(2011年12月23日11時42分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111223-OYT1T00233.htm?from=main2


この人達が言っている不要不急な事業ってのは、今年の震災や台風被害で急を要する事業だったってことに皆が気づいたはず。

日本は地震とか洪水とか、とにかく災害が多い国だってことに気がついたはず。


http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/

↑の比較図見ると笑っちゃうくらい日本の河川の勾配が急なことがわかります。なんかもう滝?そりゃ利根川もなんどか暴れて洪水を起こすはずです。

そういった急勾配の河川が洪水で暴れることを少なくするための公共事業です。

東京の水道は、昔は多摩川からとってたみたいですが、今は利根川です。

そして国内で比較しても、東京の一人あたりが使って良い水量は下から数えたほうが早いくらい少ない。

その水源を確保するための八ッ場ダムです。


なんでもかんでも気分だけで、

「なんとなくムダよりは節約って響きのほうがいいから」とか

「自由って響きがいいから自由貿易っていいよね」とか

「民営化って国営化より響きがいいよね」とか


そんな判断をしてしまうといけないよ、というキツイお灸が今の日本国民にすえられちゃったんでしょうね。








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