高く売ることは悪い事じゃない

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“絶対王者”サムスン失速、日本企業に勝機　価格競争の劣勢を技術力で挽回

快進撃を続けてきた韓国サムスン電子が変調をきたし始めた。世界首位を誇る液晶パネル事業などの不振で、今年４～６月期の営業利益が前年同期比２５％減という落ち込みを記録した。過去最高の業績をあげてからわずか１年。収益性で大きく水をあけられていた日本メーカーが付け込む隙も出てきた。（後略
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110809/biz11080911060005-n1.htm

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「サムスンが好調だったのは、ウォン安のおかげ」ということです。

世界を相手に値段で戦うということは、人件費、つまり従業員の給与を安く抑えなくてはいけません。

韓国では企業の寡占化が進み、業界シェアの80%を1社が占めるということも珍しくありません。そのせいで質の悪い、国民の懐具合からすると高価な物でも買わざるを得ないということです。

国民ひいては従業員から幸せを絞りとり、その力で企業の利益を世界の市場から得る、という構造です。

サムスンやヒュンダイを褒めたたえるメディアはこのことに目をつむります。


【企業の幸せと消費者の幸せが一致するとは限らない】と、いうことです。


これ、なんだか日本のどっかの業界と似てますよね。

　
ハンバーガー業界とか牛丼業界を思い出しませんか？


ハンバーガーや牛丼市場は、大手チェーン店3社が、


それぞれマーケットの96％と91％を占めています。


人件費を切り詰めて強盗多発のすきやとか、名ばかり店長というフレーズで一躍有名になったマクドナルド。


企業は儲かるかもしれないけど、従業員は幸せなんでしょうか。

国は儲かるかもしれないけど、国民は幸せなんでしょうか。



ほら、目指すべき姿の業界があるじゃないですか！


ラーメン業界ですよ！ラーメン！


いや、別にいきなりマックでラーメン始めろとかそういう話じゃなくてですね、


安さでのアピール合戦はもう止めにしようよということです。

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他業種からも続々参入
　ラーメン業界は、個人経営店が圧倒的に多いのが特徴だ。民間市場調査会社「富士経済」の「外食産業マーケティング便覧2006」によると、ラーメン業界の市場規模は約4037億円で、店舗数は1万5800軒。牛丼やハンバーガー業界は、大手チェーンの寡占化が進んでいるのに対し、ラーメン業界の場合、主要チェーン15店の比率は20・8％にとどまる。「外食産業界の最後の楽園」（新井田傳・幸楽苑会長）と呼ばれるゆえんだ。

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だってさ、ラーメンで380円とか199円なんてのあるけど、…ねぇ？


【安さ】ってのは買う側にとっても売る側にとっても、最も頭を使わなくていいアピールポイントだよね。まぁ、もちろんその安さを実現するためには、仕入原価とか色々頭使って頑張らなきゃいけないところでしょうけど。


安さなんて世界一の高さを競うタワー合戦みたいなもんで、その安さ（高さ）がなくなったらなんの魅力もないものとして、お客さんの脳みそから排除されることになりやすい。


その点ラーメンは面白いよね。800円のラーメンなんてごろごろしてるけど、男性の20～40歳くらいの人ならあんまり高いと思わずにみんな普通に食べるでしょ？一か月に1回くらいは。


自分の結構好きなラーメン屋の隣に、1杯280円がウリのラーメン屋がオープンしたとしてそこに浮気する？


試しに1回は行くかもしれないけど、3回訪れる【おなじみさん】にはならんよね。


こういうデフレ合戦を止めるためにも、

景気回復のための【政府の無駄遣い】と【お金を増やす】


財政出動と金融緩和を一刻も早く行うために


菅なんとかさんにはさようならしてもらわないと。