破綻するぞするぞ詐欺 - ドラッグアリウス 忍者ブログ
日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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 「国の借金が1000兆超に!!」というミスリード記事と同じように、この手の記事も定期的に取り上げられますね。


日本の債務「持続不能な水準」=世界経済のリスク―IMFが警告
時事通信 11月24日(木)19時18分配信

 国際通貨基金(IMF)は24日までに発表したリポートで、日本の公的債務残高は「持続不能な水準」に膨らんでおり、「日本や世界経済安定のリスク」になっていると警鐘を鳴らした。
 IMFは「財政の持続性をめぐる市場の警戒心から、日本国債の利回りが突然跳ね上がる恐れがある」と警告。また、「財政改革の遅れや民間貯蓄額の減少」が引き金となり、日本国債が売られる可能性を指摘した。
 対処法として「成長を促進する構造改革と財政健全化が不可欠だ」と主張。財政健全化の具体案では、消費税増税など歳入増加策と年金改革といった歳出抑制策の組み合わせが必要だとした。
 日本の公的債務残高は2011年度末に1000兆円を突破する見通し。IMFの11年予想によると、日本の債務残高の国内総生産(GDP)比率は233.1%に達し、欧州債務危機に揺れるギリシャ(165.6%)やイタリア(121.1%)を大きく上回る。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111124-00000132-jij-int


スゴイですね。世界のIMFさんはあなたに出資してる額世界第二位のパトロンに向かっていちゃもんつけようってんですか。

金借りた相手に「お前もうちょっと財布の紐を締めたほうがいいぞ」なんて失礼なことを言ってることと同じ。

ま、この記事もIMFに出向している財務官僚が、世論を増税路線に進ませたくてついたウソなんでしょうけど。

>「財政改革の遅れや民間貯蓄額の減少」が引き金となり、日本国債が売られる可能性を指摘した。

所得が減少するならともかく、貯蓄が減少するのは別に良いことですよ。

TPPに参加した後で貯蓄が減少するのは絶対避けなければいけないことかもしれませんが。


30万手取りの毎月の稼ぎから10万貯金していたみんなが、

30万手取りの毎月の稼ぎから5万しか貯金しなくなった。

ということは5万余計に毎月使うことになったということ。

5万円分、毎月誰かの手元に渡ることになるということ。

つまりお金がいつもより多く回ることになって経済が活性化するということ。GDPの個人消費部門が増えて、豊かさの指標であるGDPが増えるということ。

ってことは税収も増えるということ。皮肉なことに一般大衆の私たちは、一部富裕層より税金対策が上手じゃありませんからねw

全然問題ないことというかむしろ良い事なわけだ。


それをこ難しい言葉使って、眉間にしわ寄せたような記事で、眉間にしわ寄せた様な表情で読むもんだから、

なんとなく「日本にとって悪い事書いてるんじゃないか」っていうふうに受け取ってしまう。まぁ、もちろんそれを狙って書かれている記事なわけだから、上手い効果だなオイとも言えるけど。


5万円日本で使われて、それが国内企業に渡って完結するのならいいけど、TPP参加後の世界だと、その貯蓄も含めて使われたお金、企業の利益も海外に飛んでいくことになりかねません。向こうは公務員の共済とか郵便貯金を狙っていますからね。

ただ、今のAmazonnなんかで買い物しても、「円」が海外に逃げるわけじゃありません。だって私たちは円で支払いしてるわけですから。円を海外に持って行っても使えるのは日本国内だけなので、両替してAmazonだったら多分ドル?にしないとしょうがないですよね。じゃないと本国の一部従業員の給料を円で払うのか?ってことになってしまう。



いつもの。

コレ見るとわかるように、日本国債の所有者は日本人が95%以上を占めています。

国債を海外に売ってお金を海外から借りて豪遊してきたギリシャとは根本的に話が違うわけです。

だってギリシャ人が今二人を残して死んだとするでしょ。

そうするとお互いに貸してる金と借りてる金もあるけど、それ以上に海外からの借金が膨大な額残っているわけだ。

円にして35兆円ほど。

もしその片方が死んだら、国内同士の借金はなくなるよね。片方に全額返してもなくなるけど。

でも海外からの借金は絶対なくならない。これがギリシャの問題なわけだ。


対して日本人が二人になったら…お互いお金返せば終わり。もしくは片方が死んでも終わり。海外に借金はあるどころか、むしろ世界で最も海外にお金を貸している国ですから。

その額250兆円ほど。


>「財政の持続性をめぐる市場の警戒心から、日本国債の利回りが突然跳ね上がる恐れがある」

国債の利回り、つまり金を借りる時に毎月いくらいくら上乗せして返しますよという金利に当たる部分なわけですね。

それが跳ね上がる可能性があると。


今、銀行はお金を貸したくてたまりません。でも企業は設備投資したところで、デフレのこの世の中じゃいい結果が帰ってくるとは思わないので、投資に二の足を踏みます。

だから誰もお金を借りてくれない。


銀行はお金貸したいのに。

(↑プラスが銀行がお金を貸し出したいという態度を表しています。中小企業にでも貸し出したいという銀行の気持ちがわかります)


貸せなくってだぶついた皆からの預金には、毎月「利子」を払わなくてはいけません。

銀行にとって預金は借金に他ならないわけです。

つまり銀行は何もせずにいると、利子ばっか払って赤字になっちゃうわけです。今は預金なんて増えても嬉しくもなんとも無いわけなんです。


「あーだから銀行窓口は接客業じゃないような感じ悪い応対なのね」


なんて、そこは関係ないと思います。多分銀行によるだけです。


貸したいのに借りてくれる相手がいないので、銀行は「日本国債」を買うしかないわけです。日本国債以上に安全で定期的に利益を産んでくれる商品があったら、そっちで運用すると思いますが。

「国債の利回りが跳ね上がる」

と聞くと、またしての悪いイメージな気がしてしまいますが、落ち着いて考えるとどういうことか。

毎回政府が国債を買ってくれた人に払う「利子」が多くなるということ。

その利子は銀行や生命損保に払われる。

そのお金はどうする?現金もってても利子で困るのはさっき言った通りです。じゃぁまた国債買うよね。そうすると一時利回りが跳ね上がろうが、また国債の人気が出ちゃうから、利回りは下がることになる。


「毎年1000万円に対して1万円利子払うからお金貸してー」

なんてなめたこと言っててお金借りられてた人が、

「やっぱり毎年5万払うからお金貸してー」

なんて言っちゃったら、全員「貸す貸す!!」ってなりますよ。


「なんだそんなに貸してくれるんなら、利子下げてもいいかな」

って国債の金利は下がることになるでしょうね。


>日本国債が売られる可能性

ってのもあれだな。日本国債よりおいしくて安定してる商品があったら、確かにそっちへお金は流れるんだろうけど、今のところそれはないわけだ。ヨーロッパとか新興国の国債とか怖くて買えないし。

売った所でまた日本の誰かが買うって。

個人での小さい額回すのなら、ちょっとしたリスクを背負って色々買うのもいいんだろうけど、莫大な額を回すときたら安全性の方が重要視されるでしょう。

国債が買われなくなるということは、銀行が民間への貸出で忙しいってことなんだろう。ということは皆借金増やして設備投資やらなんやらでお金が回ってるということ。

つまり好景気に向かいつつあるということの証拠。

そうしたら自然と税収も増えるし、国債を発行する必要もなくなっているということだ。震災対応の建設国債なんかは発行し続けるでしょうけどね。



なんにせよ、


「悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである。
 およそ成り行きにまかせる人間は気分が滅入りがちなものだ」
「幸福たることを誓わなければならぬ」(アランの『幸福論』より)

です。
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