POPの書き方? - ドラッグアリウス 忍者ブログ
日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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いやほんとね、お客さんってのは(俺もだけど)解決策が欲しいだけで、別にその商品自体が欲しいわけじゃないんですよね。

 昨日も、もともと大容量のシップ剤をレジにお持ちになったおきゃくさんがいたのですが、ちょっとお話を聞くと、どうも名前だけでそのシップを選んでいたことがわかりました。そこで「病院でも使っているようなよく効く成分の貼り薬もありますよ」と言ったところ『じゃぁそれを見せて』となり、結果14枚入りが2個売れました。

また、「ゴキブリを絶対見たくない」と相談してきたお客様がいらっしゃったので、テンション上がりながら色々ご説明したところ、じゃぁということでブラックキャップ屋外用と網戸に虫こないスプレーとアースレッドノンスモークをセットでお買い求めいただきました。

前者のお客様は「腰が痛いのをなんとかしたい」

後者のお客様は「とにかく何でもいいからゴキブリ退治の方法が知りたい」

という悩みを『解決したい』ってだけだったのです。

お客さん(自分も)別に最初からゴキジェットだけが、バンテリンだけが欲しいというわけじゃなく、自分の悩みや望みを解決してくれるんだったら何でもいいのです。もちろんそのブランドが好きという人もいますけどね。

ですから、その『より良い解決方法』をPOPやトークで伝えれば、売りたい商品は売れます。お客さんが財布の中身を気にするのはそのあとです。まずは『解決方法』を伝えませんと。

ということで、明日はその『解決方法の上手い伝え方』を新入社員に伝えてきます。いや、っていうかこれ社員全員に受けてほしいんだけどな……割と楽しい研修になるはずだし。

ま、またそれをまとめたテキストでも作りますか。
通常の3倍厚いカルビー最厚の「ポテトクリスプ」を5時間並んで買ってみた

4月1日(火)に阪急百貨店うめだ本店内にカルビー直営店舗「GRAND Calbee(グランカルビー)」がオープンし、限定商品の「ポテトクリスプ」を発売します。一般的なポテトチップスの約3倍の厚みがあってカルビー史上最厚とのことだったので、どんな品なのか買ってみました。(後略
http://gigazine.net/news/20140401-grand-calbee-potato-crisp/

 5時間も並んで買いたいかどうかは悩むところですが、カルビーのこの売り方ウマイなと思います。

まとめて何個か買っている方がいることからも、この商品を自分で食べる用ではなくプレゼント用に買う方がいるのでしょう。今までの『ポテチ』にはあんまり無かった使われ方ですね。普通想定される商品の使われ方を変えるのを、POPを使わずに商品イメージを高級にすることでやったわけですね。

『ポテトクリスプもう食べたよ!』
『食べたけど普通だったw』
『1回食べたら十分』

 実際に食べた人の感想がどれになるのかはわかりませんが、この商品を買ったお客さんは『もう食べた』という体験も一緒に買っているのは間違いありません。でなけりゃ数枚入って一袋あたり135円という価格設定に納得して買っているかと言われれば悩む気がします。食感と味だけ求めるなら、KALDIの謎海外の厚めポテチで十分じゃないか?って話になると思う。

この商品が定番化するかはわかりませんが、最初にみんなに

『ポテトクリスプを食べた』という体験を売ったのは上手くやったなぁと思うのです。

 商品の使われ方を変えるっていうのは結構見る手法ですね。TENGAも自分用ではなく、ラッピングして並べておけば、ちょっとふざけた誕生日プレゼントとしての需要がかなり生まれるはずです。

ドラッグストアの取扱商品の内、実は『プレゼント用』に使える商品って結構あるんですよね。

あとはその『誰かにプレゼントした時の雰囲気とか情景をどうやって上手くお客さんに想像させるか』ってことが大事だと思います。
除菌グッズ効果の根拠なし 17社に処分
二酸化塩素という化学物質を使い、生活空間の細菌やウイルスを取り除くと表示して除菌グッズを販売していた全国の17の会社に対し、消費者庁は、効果が出る根拠がないとして法律に基づき、こうした表示をとりやめるよう命じました。

命令を受けたのは、大阪・西区の大幸薬品や、愛知県半田市の中京医薬品など全国の17の会社です。
消費者庁によりますと、これらの会社は、販売する合わせて25の除菌グッズについて、ホームページなどに「二酸化塩素を発生させて生活空間の細菌やウイルスを取り除く」などと表示していました。
こうした表示について、消費者庁は、裏付けとなる根拠を示すようすべての会社に求めましたが、いずれの会社からも十分な根拠は示されなかったということです。
このため、消費者庁は、消費者に誤解を与えるとして、景品表示法に基づき、17のすべての会社に対しこうした表示を取りやめるよう命じました。
命令について、大幸薬品は「真摯(しんし)に受け止め、今後は、お客様に誤解のない表示に改善していきます」と話しています。
また、中京医薬品は「消費者庁の命令を真摯に受け止め、表示の改善を進めていきます」と話しています。(後略
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140327/k10013291181000.html

 あぁぁ…もー、やめてほしいですわ。こういうのは『なんとなく効きそうな感じ』も一緒に買っているのですから、最初っから『意味ない感じ』という思いを抱いてしまう情報を広げるのは無慈悲ってもんです。

しかし大幸薬品さんは一応根拠となるデータを持っていたような気がするんですがどうなんでしょうね。密閉された空間で二酸化塩素ガスを充満させておけば、さすがに何かしらの殺菌消臭効果はありそうなものですが。

この商品に関する『表示』についてですが、最近薬務課さんのPOPの表現に対する目も厳しくなってきた気がします。ほんで大体指導を受けて撤去されるのは俺のPOPだというwww

ま、おかみには逆らえませんので指摘されたらすぐに改善しますけど。

一般に健康食品と言われるもの(実は法的根拠は全くなくただの食べ物)なんかには効能効果は謳ってはいけませんし、医薬品も届け出が認められている効能効果以外のものは謳ってはいけないのですよね。

そして一番怖いのが、きつめに解釈したらドラッグストアのPOPは全滅するかもしれないというこの一文。

第66条 何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品又は医療機器の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない。

2 医薬品、医薬部外品、化粧品又は医療機器の効能、効果又は性能について、医師その他の者がこれを保証したものと誤解されるおそれがある記事を広告し、記述し、又は流布することは、前項に該当するものとする。

3 何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品又は医療機器に関して堕胎を暗示し、又はわいせつにわたる文書又は図画を用いてはならない。

はいココ登録販売者の試験に出ますからね。確実に。

まぁ、嘘とか誇大なキャッチコピーじゃないなら書いていいと思えば気が楽かも。それより

『これを使って1月6kgやせました!』

と、パルスイートのPOPに『事実を書いたのに』指摘を受けて剥がされたのはどういうことだ。



前にも書いた気がするのですが、増税前ってことでもう一回メモしておきます。

市販薬には『36錠』のように内容量が表記されているのですが、お客さんにこれをそのまま伝えてしまうと、大抵小さな錠数の包装を選んでしまいます。

でも無理やり大きな方が1錠あたり安くてお得と奨めても、次の来店がなくなってしまい、生涯顧客価値を減らしてしまうことにもなりかねません。

じゃぁどうやって伝えたら『お客さんが勝手に大包装を選ぶか』というと、

単にその薬は『何回使えるか』『何日しかもたないか』を伝えるだけです。

例えば正露丸糖衣錠36錠入り。

「正露丸の白い粒のやつ下さい」とお客さんに言われた時、何も考えずに接客すると

「36錠と84錠とありますが、どちらにしましょうか?」と言いがちです。これを、

「9回分と21回分、どちらにしましょうか?」と、お客さんに『薬の内容量の意味』がきちんと伝わるように言い換えましょう。36から9と一桁少なくなったおかげで、お客さんの頭の中には「ちょっと少ないな…」という考えが一瞬よぎります。そこでしれっと

「21回の方が一回あたりの値段は安いですね」(ピュー

と、余計なひと言を挟みましょう。もうこれでお客さんは「21回分の方にしようかな…」となります。(今は増税前ってのもありますけどね)

体感的にですが、このやり方で特に効果が高いのが『酔い止め』と『鼻炎薬』です。高確率でお客さんは大きい包装を自発的に選んでくれます。もちろん鼻炎薬を買われるお客さんは花粉症がほとんどですから、数日じゃ症状は納まらないって自覚していますし、そのおかげで元々大包装を選びがちなのですけどね。

酔い止めはなぜかわかりませんが、「3回分と6回分がありますがどちらにしましょうか?」と尋ねると80%くらいの確率で大きい方を選びます。消費税増税と無関係な去年も一昨年でもそのくらいの体感確率でした。

これは私だけの体感ではなくて、お店のアルバイトの子に話を聞いても答えは同じでした。

「なぜか酔い止めはほとんどの人が6回分を買う」と。

 ま、本当は小さな包装を買って、すぐ飲んじゃってまだ治らなくて、もう一回来店して、そこで色々なPOPが目に入って『余計なものまで買っちゃう』というパターンがベスト(笑)なのですが、従業員的に店間コンペかなんかで大きい包装を売る必要があったり、

『大きい包装を買ったところで、使わなかった分は期限切れちゃうかなんとなく去年の薬は気持ち悪くて捨てちゃうかするから別に大きい包装を積極的に売ってもいいかも』

て、考えもあると思います。んなこと思うのは私だけかもしれませんが。

ま、とにかくバッファリンとかイヴあたりには回数表記をしておいて、『何もわからないアルバイトの子でも』すぐに回数や日数を言える環境にしておくと良いんじゃないかな。

 そうすればほら、ちょっと大きい包装をお客様が選んだついでに紹介できる『ゾロ品』の幅が広がるじゃないですか。大体ゾロ品って容量が多いから、バッファリン10錠やアリナミンEX60錠だとゾロ品を進めにくいじゃないですか。そこで上記の方法でお客さんが少し大きな包装を選んでくれるだけで、格段に紹介しやすくなりますよね。

商品の持つ意味はきちんとお客さんに伝えましょう。

※ゾロ品以前は先発医薬品の特許権が消滅すると後発医薬品がゾロゾロ出てくることから、後発医薬品は「ゾロ」・「ゾロ品」・「ゾロ薬」と呼ばれることもある。語源から分かるように、この呼び名は侮蔑的な呼び方、少なくとも肯定的な呼び名ではなく、使用されることが減ってきている。昨今は後述のように厚生労働省主導で普及へ向けての政策が進められており[3]、世間一般の捉え方は変化してきている。
wikiより
割烹着とベートーベン 問われた「物語」重視報道の是非
メディアに刻む教訓

 たしかに音楽自体を見れば、良いか悪いかという評価しかない。だが、良い作品が売れるとは限らないのは、音楽はもちろん小説などあらゆるコンテンツに共通する事情だ。作品が商品として流通するとき、誰が作ったかという「物語」は重要性を帯びてくる。代作や経歴の疑惑は、商品に付加された「物語」についての致命的な虚偽といえる。今回の騒動がここまで世の憤激を買ったのは、作品評価にとって「物語」がいかに大きく作用しているかの証左であるかもしれない。(略
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140214/its14021414250002-n2.htm
「作品評価にとって物語がいかに大きく作用しているかの証左であるかもしれない」とある通り、モノを売りたいときには物語が有効です。ていうか何も書かずに商品を並べていれば売れる時代は終わっただの何だの散々言われていますものね。

パッケージに色々情報が載っていればまだマシなのですが、どの商品もそうではないですよね。

プレミアムケア歯ブラシ ¥248 ってプライスカードだけよりも


こんな感じで

「その商品を使ったらどんな未来が待っているか」
「その商品を手に入れたらどうなりたい自分になれるか」

ということを伝えた方が商品の価値が伝わる。それがパッケージに書かれているのなら、まぁそのまま並べただけでも売れるでしょうけど。

ウチの店舗で取り扱っている歯ブラシで、実は百均でも取り扱っている商品が149円でも結構売れています。それは恐らく

「70年歯ブラシを作り続けた職人、田辺重吉考案の【磨きやすい歯ブラシ】(顔写真付き)」

と書かれた手書きのPOPが貼ってあるからでしょう。この歯ブラシ、見た目はわりと普通なんですけど、お客さんはこのPOPによって「田辺重吉さんが考案した歯ブラシ」という物語も一緒に買っているのですね。んーこれ実は198円でも十分いけたんじゃないかって気がするんですよね。

確か以前、藤村正宏先生のセミナーで紹介された他企業の方の成功事例で、普通に98円で売ることができる程度の歯ブラシを【職人が作り上げた】ってでっかい手書きPOP付けたら298円でもバカ売れした」ってやつがこの歯ブラシじゃなかったかな…まぁ原価厨が聞いたら発狂しそうな事案ですが(笑)

そして職人つながりで今日すんげぇ欲しいと思った枕を紹介

日本の職人手作りの枕。寝返りにこだわって生まれたカタチ
「日本人は弧を描くような寝返りを一晩に30回ほどします。これは眠りの浅い時に起こるもので、寝返りがうまくできないと起きてしまったり快眠が阻害されます。ジムナストプラスがそら豆型なのはその寝返りをスムーズに促し、横向きの姿勢を心地よく保つためです」と話すまくらのキタムラ4代目の北村圭介さん。
 独自の形状は、120個の試作を繰り返してたどり着いた結果。日本人の体形と睡眠習慣にフィットするように作られた熟睡まくらです。(略
http://sankeishop.jp/shopdetail/000000001776/?msn=20140214
おぉ、なんか私の琴線に触れる感じの記事だーと思って読んでたのですが、多くの人が抱く【職人】というイメージとは程遠い感じの人物画像が出てきてコケました(笑)いや、別に誰のせいでもなく私が勝手に職人という単語に踊らされただけなのですが。

いやでも、この枕すっごい寝心地良さそう。ちょうど枕もヘタってきたところですし、欲しい。

【地域最安値で勝負!】という形も生存戦略としてアリなのかもしれないですが、私はただの安売りよりは物語を一緒に売っていきたいですね。安さ以外いらないというドライな時代がまた到来するのかもしれませんが…
文化・エンタメ佐村河内守だけが悪いのか?
 「全聾(ろう)の作曲家」「現代のベートーベン」などと呼ばれていた「作曲家」佐村河内守(さむらごうち・まもる)氏(50)が、実は「ゴーストライター」に作曲を依頼していたことがわかった。この事件が発覚して以来、CDが出荷停止になったり、公演が中止になるなど波紋が広がり、メディアでは一転して「偽ベートーベン」「詐欺師」などと厳しい批判が出ている。彼は確かに悪い。しかし、「ヒロシマ」や「ハンディキャップ」を売りにする音楽業界、音楽以前に「感動の美談」をありがたがる聴き手の側にも問題はないだろうか?
http://webronza.asahi.com/culture/2014021000005.html?iref=com_fbox_d2_02
「おまいう」※お前が言うな、の略。ネットでは、政治家や芸能人などの自分の過去を棚にあげた発言に対して使われる。類似語:おまおれ

この記事はまさしく「おまいう」ですが、裏を返せば「お客さんは商品周りの情報込みでその商品を買っている」「買っているのは商品の価値だけではない」ってことの証明にもなります。

だからこそ「金返せ」とか「騙された」という意見が出るわけですから。最初から「商品の価値だけ」に目をつけて買っている人からはそんなクレームは付かないと思います。

小阪裕司先生の本の中のエピソードでうろ覚えですがこんな例が紹介されていました。



チョコレートを載せたブリキのトラックを、店員が誤って床に落としてしまい、本体に「へこみ」ができてしまったそうな。そこで店員はPOPに「やぁ僕ウォンカトラック。場からチョコレートを届ける途中でぶつけちゃってちょっとへこんじゃった…でも荷物には傷がないんだけど誰か僕のオーナーになってくれないかなぁ」という手書きPOPをつけたところ、「そのPOPも一緒に欲しい」という買い方の一例があったそうです。

どんな「平凡な」商品だって、商品周りの情報をうまく伝えることが出来れば、きっとお客さんは欲しいと思うはずです。



今から上の本の中で紹介されていたとある酒屋さんのPOPを書き起こしてみます。3種類あるのですが、最後のPOPを読んだ後でどう思うでしょうか?
1 ここに一本のワインがある。フランス産の赤ワインで、お値段は3800円ほど。商品名を「エモーション・ド・テロワール」3800円という。


2 このワインはジュブレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネ、シャンポール・ミュジニ、マルサネという四種のブドウを使用しています。」
「エモーション・ド・テロワール」3800円


3 『エモーション・ド・テロワール』3800円
~天才醸造家がフランス政府に逆らってまで作ったワインとは~

「今フランスのワイン界で天才と呼ばれているワイン醸造家がいます。それはヴァンサン・ジラルダンさんです。有名なワイン評論家ロバート・パーカー・ジュニアも、彼のワインを見つけたら走って買いに行けと言っているほどです。ところがそんな彼がフランス政府に逆らってまで作ったワインがあります。それがこのワインなのです。


どうでしょう?

ただの紙っきれに3番目の情報が書いてあっただけで、ちょっと味見くらいはしたくなったんじゃないでしょうか。3800円はワイン好きじゃないとなかなかポンと買えないかもしれませんが(笑)

よく考えて見ると当たり前かもしれないのですが、このようにお客さんは「商品自体の価値」だけじゃなく「商品のエピソード」も一緒に買っている事が多いのです。

だからPOPの役割は商品のスペックを書くだけじゃないんですよね。

その点NHKの特集や、持ち上げていたくせに謝罪もなくあっさり手のひらを返す冒頭のようなマスコミの方々は、非常に優秀なPOPを書いていたということになります。おまいう。
いきなりですがみなさんは最も「嬉しさ」を感じる瞬間はいつでしょうか。私は自分が好きなものを好きと、「誰かに共感」してもらった瞬間です。理由は自分がさみしがりやだからなのかどうかは分かりませんが、好きな漫画を読ませて「続きが気になって仕方なかったから全巻揃えちゃった」なんて言われた日には小躍りするレベルです。




ちょっと前にもとある店長を「うしおととら」に嵌らせて購入させるにいたりました。休憩時間のなんとなく手持ち無沙汰な時、うっかり視界に入る漫画トラップは効果抜群ですね。

いやぁ、嬉しいですね。自分の好みが人に受け入れられた時の安堵感というか、生きてていいんだ感と言いますか。ま、でもそれほど大きな趣味や好みでなくても「あるある!」といってもらえるだけで人はわりと幸せになれるものです。多分。

そしてSNSって、こういう内輪受けの「あるあるネタ」の共感で楽しむことに適していると思います。

最初にSNSに触れた時は「なんか教室で回ってくる紙切れメモみたいだな」と思いました。

教室で見た紙切れに書かれたちょっと噴出すような感覚を、店頭の店頭のPOPなんかで表現できたら、きっと楽しいお店になると思うのです

「あるある!」まで行かなくても、ちょっと「クスっと」してもらえる表現を書くだけでも、その人の脳からはドーパミンが出て、ちょっとお店に共感をしてもらえると思うのです。

ちょっと良いことをされたお客さんは、ちょっと買ってやってもいいかなって気になると思うのです。

だから今日も、とある店舗の休憩室の蔵書を増やすことに余念がない私なのです。
佐村河内を絶賛してた奴の書き込み読むの楽しすぎwwwwwwwww

今頃彼らは枕に顔を埋めてバタバタしているに違いない。

↑をひと通り読んで大笑いした後、時計の中身に関するこの画像を思い出しました。



お役立ち情報金子時計店様より

なんでしたっけ、消費の仕方をマズローの欲求5段階説に添って考えるとなんとなく今の消費者のものの買い方の説明が出来るかもしれない話ってありませんでしたっけ。
マズローは、人間の基本的欲求を低次から述べると、以下の通りである。

生理的欲求(Physiological needs)
安全の欲求(Safety needs)
所属と愛の欲求(Social needs / Love and belonging)
承認(尊重)の欲求(Esteem)
自己実現の欲求(Self-actualization)


1 お腹すいてて命の危険がある時は味とか腐ってるかなんてどうでもいいからなにか食べたい。

2 ひと通り落ち着いてちょくちょく食べ物が手に入るようになったら、今度はせめて毒があるかもとか腐っているかとかは気にしたい。

3 さらに満たされて来たら、今度は味も気にして「より美味しいものが食べたい」

4 ある程度美味しいものが食べられるようになったら、「珍しい価値あるものを食べることが出来る自分」をみんなに見てもらって羨ましがられたい。

で、今のモノの買われ方というのは4が多くて、品質が良いのはもう当然として、その商品についてまわる「情報や物語」を付随させないと、お客さんが商品を買おう!と選ぶ動機にならない。そうじゃないと、あなたの企業や売りたい商品は値段でしか選ばれなくなる。こんな感じじゃなかったでしょうか。(適当)

そして、その情報や物語を上手くお客さんに伝えるためのPOPや店員の知識は非常に重要なわけです。

でもそのPOPや店員の説明(商品開発の物語=作曲者の生い立ち)に大嘘があった、というのが今回の事件なのでしょう。

誰が絵を書いたかはわかりませんが、

「この嘘の情報を入れたら絶対売れる」

と、わかっててやったところが悪質ですね。

 時計の場合は一応、「彼氏と一緒にグッチ行って時計を買った」という「本物の思い出」は買えたわけですし、中身のムーブメントも嘘をついていたわけではないでしょう。中身を尋ねられたらお店の人はこうなってますよと答えるでしょうし。ただちょっと思い出に数万出すんなら中身もしっかりしたモノが欲しくなっちゃうなぁ。いやEPSONは別に悪く無いですが。この時計の件に関しては「知らなければ良かったこと」という分類でしょうか。

でも「耳が聞こえない人が作ったオーケストラ曲」という悪質過ぎる嘘の商品情報は大問題です。

そんな設定は人の心に刺さりすぎるもの。

「イタリアの、ジョルノ・ジョバーナさんがどんぐりだけで育てたハモンイベリコの生ハム(顔写真入り)」というPOPが「塊のそこらへんにあるな生ハム」に付いてたところで、そこそこ売れるかもしれませんが、そんな偽装表示よりも強烈に刺さる(興味をそそり、買ってみようかなと思わせる)でしょ。

 この後、この曲と本当の作曲者さんがそのまま支持されてくれなければ、その曲を買った人は「時計のガワしか見ていなかった」ってことになります。いや、でも普通刺さっちゃうよな。海原雄山でも無ければ「どんな情報にも惑わされずに絶対値の芸術を判断できる人」なんてなかなかいないだろうし。までも自分が「これはいいものだ!」と信じられればそれで幸せだし良いのか。良いよな、うん。

こんな事を考えていると堪え性のない私は「うまけりゃもうパナメイエビでも車海老でもシャケでもトラウトサーモンでも何でもいいじゃんwww」なんて結論にしてしまいます。

ま、とにかく私たちは「この情報を入れたら絶対売れる」に嘘の一文字を入れない販促物を作り続けないといけません。

まぁ…多少大げさに書いてるPOPもあるにはあるけどね。

商品情報や物語は、笑って許される範囲に留めましょう。

私は基本コミュ障なもんで、お客様に話しかけての推奨販売とか大の苦手です。ですからPOPを書いてほったらかしで24時間接客してもらったほうが楽で良いのです。

また、POPを付けておくと安くしなくても値段以外の判断材料が生まれるので、値段を下げなくても売れてくれるようになります。

こんな風に。









どれも決して「上手いPOP」ではないですが、貼る前と貼った後で見ると、売れ個数が6倍から14倍に増えています。POPは見た目2割、内容8割と言って良いでしょう。

歯ブラシのPOPはヘッドがでかい=上下同時に磨けると言いなおしただけです。でもその程度すら世の中に流れる情報量が多すぎて、お客さんは「ヘッドがでかい」という事実から「使ったらどうなるか」という未来を想像する余裕がないのです。

そこをわれわれが伝えないといけません。

でも私はコミュ障なのでそこをPOPに頼るのです。

ですから、お客さんは(私もあなたも)解決策が欲しいだけで商品なんてほとんどどうでもいいのです。

アンケートによるとカメラや家電ですら店頭で機種を決めたことがある人が60%いらっしゃるそうです。男は「そんなことない」と言うでしょうが、買い物の決定権は奥さんが持つことが多いですし、女性の持ち物の多さ=買い物回数の多さですからね。

とにかく棚のどことどこを取り替えても、とっかえた商品の売り上げ同士が相殺されて終わりですから。それは自己満足に終わる事が多いでしょう。

まずはお客さんに解決策を伝えること。

お客さんに手に入る未来をはっきり想像させるだけで、商品は売れていくのです。

そうじゃないと…来る4月の売り上げが怖いことになる気がします。
昔の仲魔(アトラス変換)、いや仲間と飲むときに、おっさんぽいと言われないように思い出話ばかりしないよう気を張っているつもりが、気がつくとやっぱり昔の話をしてしまうのはなぜだろう。

いい年をしたおっさん達は、社会でもそれなりの地位にいるし、それなりに経験も積んでいる。だから現状報告だけでも酒の肴として十分なはずなのだが、酔っ払って気がつくとやっぱり学生時代の話題に戻ってしまっている。

何なんだろうな。

やっぱり商売と同じでノスタルジックというか郷愁って強いのか。別にみんな今がつまらないとかそういう話では全く無いだろうに。「あの頃は良かったよな」なんて口に出す気もさらさらない。

これはやはり

「あーそうそう!」とか

「あーあったあった!!」とか、

そういう「共感」が作用してるのか。

「今」の出来事には横のつながりの共感はなかなか作りにくい。ま、うちら大学時代の同期は、わりと毎年集まりがある方だから、ここ数年での「共感力をつくる思い出」はある方だ。

でもやはり、数年ほぼ毎日顔を付き合わせた学生時代の方が「共感力」は育み易いですね。

この「あーあったった!」「あるある!」

の共感を何とか商売に役立てられないものかな。

こう、

読んだらみんな共感して買ってくれるようなキャッチコピーとか考えられたら最高なんですけど。

なんかな、なんかありそうなんだけどな。
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プロフィール
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アリウス
性別:
男性
職業:
ドラッグストア各店放浪中
趣味:
釣り・歌うこと・本読むこと。
自己紹介:
アリウスの体は、
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