カリオストロの城のゴート札を思い出しますね。「俺のポケットには大き過ぎらぁ」

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　貨幣乗数とは

貨幣乗数（かへいじょうすう、英語：Money Multiplier）とはハイパワードマネー（マネタリーベース）（High-powered money / Monetary Base）1単位に対し、何単位のマネーサプライ（Money Supply）を作り出すことができるかを示すものである。
Wikipediaより

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　あーもうだめかも。

この説明だとわかりづらい。

つまり、日銀が「無から創りだしたお金」を世の中にぶっぱなした時に、何回「使われたか」を表す数値ということかな。

これが低いので、日本経済はバブル崩壊からこっちずーっと困っていると。

そしてアメリカもこれが低くなってしまって困っていると。

だからアメリカは「どんどんお金を使って使って」と、ドルをむちゃくちゃ作り出している。そしてそれが理由で必然的に円高ドル安になると。


考えてみると当たり前な話なのに、日本政府は結構のんきしています。



あ、いやまぁ、別に円高でもいいかもしれないんだけど、現状認識を間違った挙句に解決策の選択も更に間違うっていうのも、なんだか胸が痛い話ですね。

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米国などで金融面の対応あれば、日銀の追加緩和あり得る＝野田財務相
［幕張　１８日　ロイター］　野田佳彦財務相は１８日夕、幕張で開かれた講演で、外為市場で１ドル７６円台まで円高が進んでいることについて、「市場動向をじっくりと見ながら、必要なら断固、措置をとる」と述べ、介入も辞さない姿勢を示した。

　また、当面は米国などの金融政策を注視するとし、金融面での動きがあれば日銀の追加緩和もあり得る、との見方を示した。

　財務相は、「バーナンキＦＲＢ（米連邦準備理事会）議長が今月末にジャクソンホールで講演をする。米国がどのような金融政策を打ち出すかが注目される」とし、米国が当面金融面でどういう動きをするかが大事だと述べた。

　そのうえで「日銀とは緊密に連携し、円高にはお互い適宜適切に対応する。金融面からの下支えについては常に確認している」とし、米国などの金融政策について、「もし金融面での動きがあれば、日銀の追加緩和もあり得る」と述べた。
http://money.jp.msn.com/newsarticle.aspx?ac=JAPAN-227643&cc=03&nt=00

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1.日銀がお金を創りだす
↓
2.銀行がそれを借りる
↓
3.銀行の通常業務として、企業に金利を付けて貸し出す
↓
4.企業は設備投資に使う
↓
5.その、設備を開発して売った企業は売上を銀行に預ける


すべての段階において、

1で日銀が創ったお金が全額使われたとすると、単純にお金は5倍に増えたって言っちゃっていいのかしら。


どうもこれが資本主義に於いて重要な


【信用創造】


というらしい。


そしてそれが上手く回っていないのが今の日本、そして同じ様な経済状況の仲間になりそうなのがアメリカ。

アメリカはそれに気がついていて、結構前から【気安くドルを使ってくれ】と言わんばかりにマネタリーベースを増やし続けている。


そうすると、さっきのグラフからも分かるように【相対的に】日本円の価値が高くなるのは当然というわけだ。だってドルはありふれるようになって、相対的に日本円は「レア」になるわけだからね。


それを踏まえてさっきの記事を見ると…


「米国がどのような金融政策を打ち出すかが注目される」


ってあんた、アメリカは前からもう既に打ち出してるじゃん。とか、


「もし金融面での動きがあれば、日銀の追加緩和もあり得る」


ってあんた「あり得る」じゃなくてもうとっくにやらなきゃいけないってレベルでしょう。


なんていう突っ込みがしたくなるわけです。




ちょいちょいしょんべんみたいな為替介入をして、


被災地を復興させるための復興債をほったらかしにして、


日本政府の負債を増やしたところで何の意味があるのでしょうか。

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