糖質セイゲニストな暮らし(糖質制限) - ドラッグアリウス 忍者ブログ
日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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「肥満大国」メキシコ、高カロリー食品と炭酸飲料に課税へ
(CNN) メキシコ議会はこのほど、肥満対策の一環として審議されていた高カロリー食品と炭酸飲料への課税を可決した。ペニャニエト大統領の署名を経て施行される見通しだ。

カロリーの高い食品すべてに8%、炭酸飲料には1リットル当たり1ペソ(約8円)の税を課す案で、10月31日に上院を通過した。対象の食品を具体的に示すリストはないが、「揚げ物や甘い菓子、穀類を主原料とする食品など」とされる。

世界保健機関(WHO)の統計によると、メキシコ人が1年間に飲む炭酸飲料は163リットル。米国の平均より4割も多く、世界最大の消費国となっている。

メキシコは今年、国連食糧農業機関(FAO)の調査で肥満率が米国を抜いて世界トップとなった。同国保健当局は小児科医の2団体と協力し、医師らを対象に子どもの肥満問題や治療法、予防法の周知を図る運動に取り組んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131103-35039382-cnn-int

「高カロリー食品っておいおい、脂身とか肉は肥満の原因じゃないのに!」なんて突っ込もうとしたら、
「揚げ物や甘い菓子、穀類を主原料とする食品など」
と、ありますね。おや、これはメキシコ本気を出してきたのでしょうか。これで肥満率が激減でもしたら、脂質=肥満ではなく、炭水化物=肥満というイメージの方に傾くでしょうか。少し前にアメリカでは肥満を減らそうと脂質を減らす運動をした結果、炭水化物の摂取量が増えて、肥満率も上がってしまったという経緯がありました。

もちろん炭水化物が肥満率を上げた原因なのですが、それはとある巧妙な罠にハマった人が多くいるということです。

実は「脂肪分ゼロ」を謳っているう食品は、確かに脂質は抑えられていますが、その代わりに糖質が添加されています。ヨーグルトなどの成分を、通常のヨーグルトと脂肪分ゼロヨーグルトと比較すると、「脂肪分ゼロ」の方がやや糖質が多いのです。ですから「脂質を気にして脂質ゼロ」のヨーグルトを食べた方が太るのです。大体そういう時って、

「脂肪分ゼロだからちょっと食べ過ぎても平気かも」と、通常時よりやや多めに食べがちですから、余計に糖質を摂取しちゃうのです。

いつのまにか肥満率がアメリカを抜いていたメキシコ。

安いからといって菓子パンやカップラーメンばかり食べていると日本人も同じようになるということです。

太りたくないなら、少しは食費をかけて、肉、卵、チーズ、などのタンパク質を摂取して景気をよくしないとね。
認知症のアルツハイマー型、生活習慣病と関連…予防するには
 年々増え続けている認知症は患者本人がつらいだけでなく、介護者の負担も大きい疾患だ。認知症の中でも患者の多いアルツハイマー型は、これまで原因不明で予防が難しいとされていたが、最近の研究で生活習慣病との関連が明らかになってきた。乳製品や大豆製品、野菜を多く食べることで発症リスクを低下させることも分かっており、認知症予防のためにも自身の食事パターンを見直してはどうだろう。(平沢裕子)(後略
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20131031505.html


 血糖値が上がってインスリンが大量に分泌されると、インスリン分解酵素が脳内でアミロイドβを分解する作業に手が回らなくなり、結果アミロイドβが脳内に増え、それが神経細胞を圧迫して壊してしまうという流れでしたね。記事本文にも、
>血糖を下げるインスリンがアルツハイマー型の原因物質であるβアミロイドタンパクの分解能力と関係するためだ。

と、ありますが、「それなら血糖値を上げなければいいじゃん」と、糖質セイゲニストなら思います。

上の記事を読むともやもやするのは、その「血糖値上げなければ良い」と、江部先生のように言い切ってくれないからでしょうね。たった一言言えばいいだけなのに。

「炭水化物の食べる量を減らせば良いだけ」と。

太く短く生きるから俺は好きなものを食べて死ぬんだ!!

とはばからない方でも、認知症のリスクから目を逸らすのは勇気がいることだと思いますよ…



糖質制限をして変わった感覚。

食事を取るということが、実は習慣にすぎず、「空腹になったから食事をしよう」という感覚が正直薄れてきていること。前日に酒を飲み過ぎた時などは特にそう感じる。実際今は夜の8時近いのだが、今日は何も口にしていない。今、食事を求める一番の動機は「食事を楽しむため」「酒を飲むため」に変化してきている。炭水化物という嗜好品はほとんど止められたけれど、酒だけは止められません。こればっかは突っ込まれたら困っちゃう。

 糖質制限を始めるまでは、朝起きたら空腹でしょうがないということを当たり前として感じていたけれど、野生生物が朝起きた時に、空腹感が邪魔してすぐ行動できなかったら問題だろう。やはり人間は肉食ベースの生物なんだと思う。目覚めもすこぶる良いし。

ひょっとしたらこのまま一日1食でも行けてしまう気がする。

しかしこの私の太りやすさって何なんだろうな。ひょっとしたら太りやすさって、遺伝というよりも腸内細菌叢によってかなり変わるんじゃないかなーなんて考える。



ずっと肉食続けたらどうなるんだろう。実際ここ1年の食事はからあげファミチキスパイシーチキンプレミアムチキンフライドチキン焼き鳥豆腐納豆卵が90%以上を占めている。

このまま10年何も無かったら面白いだろうな。

「栄養のバランス」という言葉が崩れるかもしれない。
糖質制限を始めてから1年と3ヶ月ほど経ちまして、体重やウエストが落ちたのはもちろんのことですが、次に大きく変わったのが「全く二日酔いにならなくなった」ということです。

これなぜなんでしょうね。

身体の中に入ったアルコールは肝臓においてアルコール脱水素酵素により、ほとんどがアセトアルデヒドに変わる。これが顔面紅潮とか気持ち悪さの原因になる。で、それがまたアセトアルデヒド脱水素酵素によって分解されて酢酸になる。そして酢酸は肝臓では酸化され難く、血中に放出され、末梢組織のエネルギー源となるようです。酢酸はTCA回路に入り最終的には炭酸ガス(二酸化炭素)と水とが、生成されるそうです。

もしかして、酒飲みながらご飯とかの炭水化物を取り過ぎると、血中にブドウ糖がたっぷり存在することになり、抹消組織のエネルギー源として利用されるために、アセトアルデヒドから酢酸への分解を遅くする働きが高まるせいで悪酔いしやすくなるのでしょうか。

それプラス胃で消化されにくい炭水化物をなんとか消化しようとして、胃酸が普段より長時間胃に滞留することになって、逆流性食道炎ぎみにきもち悪い二日酔いになってゲロるのでしょうか。

飲み過ぎると頭が痛いことはたまーにあります。これは恐らく脱水症状の症状と似ていますので、摂取したアルコール量に対して十分な水分補給ができていないことが原因でしょうね。

いや、しかし酒好きにとっては本当に糖質制限はフィットします。どれだけ飲んで全く「気持ち悪くならない」「次の日に残らない」のですから。

ただ、記憶は飛びますし、起きてもアルコールが残っていて普通に酔っ払っていますけどね。

ところでWikiでアセトアルデヒドを調べていたら面白い記述が。
筑波大学の原田勝二らは、ALDHのひとつALDH2を作る遺伝子によって酒の強さが体質的に異なるとされることに注目して、全都道府県の5255人を対象に、酒に強いとされる遺伝子の型NN型を持つ人の割合を調査、順位づけた。その結果NN型の人は中部、近畿、北陸、北九州など西日本を中心に少なく、東西に向かうにつれて増加し、東北、関東、南九州、沖縄で多くなる傾向があった。全体的にNN型の遺伝子を持つ者は東日本に多かった。すなわち、秋田県が最多で77%、鹿児島県と岩手県が71%でこれに続き、最小は三重県の40%、次に少ないのは愛知県の41%であった

酒に強いのは鹿児島とか沖縄と思っていたんですが秋田県と岩手県すげぇ ( Д)  ゜ ゜

それと夏井先生の更新履歴を漁っていたらこの様な意見がありましたので載せときます。
 私も平成22年3月から江部先生の本をきっかけに糖質制限をやっており、それが今でも続いております。というか、食習慣がすっかり糖質制限になってしまったといった方が正しいのですが。

 さて、たびたび二日酔い症状のことについての記載がありますね。それについて、私はきっとそうに違いないと思っていることがあります。つまり、夜お酒と一緒に摂取された炭水化物は、容易に消化されることなく胃内に停滞しているがために胃炎を惹起するのではないかと。
 学生時代の法医学の講義で、教授がおっしゃっていたのですが、
「ラーメンを食べた後のご遺体を解剖すると、胃の中には麺しか残っておらず、チャーシュウはまったく残っていないのです。」
と。その時はへーと思うくらいにしか聞いていなかったのですが、いざ自分が糖質制限を初めて、なんせ酒を痛飲しても翌日が非常に楽なのを実感してからは、なるほどそうなのかと納得しております。つまり肉・魚などのタンパク質は胃で容易に消化されてしまうのですが、炭水化物はなかなか簡単には消化されないのでしょうね。(夜だとすぐに眠ってしまうことも良くないのでしょう。)
 胃はがんばって胃酸を分泌するけれども、なかなか追いつかず、そんな強酸にまみれた物が長々と胃に停滞しているのですから、胃壁もたまった物じゃありません。

 この約2年半で約23キロの減量となり、衣類のサイズもユニクロでいえばXLからMです。楽しく、美味しくダイエット。まだまだ余裕で続きます。

登録販売者の問題だと、炭水化物の消化は「早い」ことになっていますが、これが「遅い」になるのは何時のことでしょうかね。
3日前のイタリアの全国紙レプブリカに渡辺信幸先生と江部先生、夏井先生の名前が載りました。このお三方の名前から浮かぶのはもちろん糖質制限についてですね。

日本人の長寿の秘訣は、健康的な食生活だと長年言われてきた。脂肪分が少なく、野菜の多い食生活である。しかし近い将来、日本食の評判は覆るかもしれない。その食こそが現代の日本人を襲う数々の病気の原因だと主張する医師が次々と現れている。

内科医である渡辺信幸医師は、1993年に沖縄にやってきた。長年長寿を誇っていた県ゆえ、健康な人が沢山いると思いきや、目にしたのは肥満と高血圧の多さだった。現在沖縄はメタボリックシンドロームで日本一の県となっている。
時には重病人を運ぶヘリコプターが間に合わず、渡辺医師は目の前で患者が死んでいくのを見た。この経験から、沖縄の人々を健康にするための試行錯誤が始まり、20年後、ある結論に達する。いわゆる「沖縄クライシス」=肥満と高血圧の増加は、一般に考えられているように食生活の欧米化のせいではなく、むしろ「日本化」であるというものだ。

沖縄の人々は昔から豚肉をたくさん食べていたが、その後コレステロールを恐れるようになり、本土の食生活を取り入れるようになった。肉を少なくし、野菜と米を多く摂取するものである。今日、日本女性の平均寿命は86,41歳で世界一だが、1950年には60歳であり、欧米よりずば抜けて低かった。渡辺医師は、日本人の寿命が延びたのは欧米化した食、たんぱく質と脂質に富む食生活のおかげだと主張する。
彼は2つの簡単なルールに基づくダイエットで、彼の90%以上の患者を痩せさせることに成功した。そのルールとは、肉・卵・チーズを積極的に食べ炭水化物を制限することと、血糖値の上昇を緩やかにするため、ひとくちを最低30回噛むことである。たんぱく質と糖質の量の計算に基づき、カロリー計算の強迫観念は忘れるというこのダイエットは、パラダイムシフトである。
結果は、奇跡だった。高血圧や糖尿病の薬から自由になった患者がたくさん居るのだ。渡辺医師の外来には多くの人が押しかけるため、診察には数ヶ月待たねばならないこともある。

栄養学は時とともに変化し、新説が出るたびにそれまでの通説が覆される。高タンパク食に対する批判もあるが、渡辺医師のように糖質を問題視する医師も居る。糖尿病とアレルギーに特化した京都の高雄病院の理事である江部康二医師は、この分野のパイオニアである。肥満の真犯人についての本は何十冊も出版されており、夏井睦医師は「炭水化物が人類を滅ぼす」というショッキングなタイトルの本を出版している。溝口徹医師のように、精神疾患と血糖値の関係を指摘する医師も居る。糖質を過剰に摂取すると、細胞の老化を招くだけでなく鬱も引き起こすと言うのであれば、日本の高い自殺率と食との間に、関係性を求めることができるのかもしれない。
http://ow.ly/d/1CCz

そして日経デジタルにも。
覆るか、肥満の定説 原因はカロリー? 炭水化物?
 なぜ人は太るのか?

 その原因について世界保健機関(WHO)は「肥満や体重過多の根本原因は摂取カロリーと消費カロリーの不均衡にある」としている。つまり食べすぎか運動不足か、あるいはその両方ということで、これが肥満の原因に関する定説となっている。だが、最近になって、ホルモンの働きを原因と指摘する新説が脚光を集めている。

■運動しても体重減らず

 カロリーの不均衡が原因という定説が正しければ、タンパク質であれ炭水化物や脂肪であれ、カロリーを取りすぎれば体重は増えることになる。だから肥満を解消するには食べる量を減らし運動量を増やせばよい。しかし、肥満に悩む多くの人がこの処方箋に従って日々、努力しているが、体重が減らないケースが多い。

 本人の努力不足が1つの理由かもしれないが、研究者が近年、注目しているのは処方箋が間違っている、つまり肥満の原因に関する定説が誤っている可能性だ。

 もしそうなら、肥満の原因は摂取カロリーと消費カロリーの不均衡ではなく、様々な細胞で脂肪の蓄積を促しているホルモン、特にインスリンの働きの異常のようなものかもしれない。この場合、環境要因として真っ先に疑われるのは、私たちが摂取するカロリーの総量ではなく、炭水化物の量と質になる。

 インスリンはブドウ糖という炭水化物に反応して分泌される。食品中の主なブドウ糖の源はデンプンと穀物、そして糖類だ。精製された穀物やデンプンを豊富に含む食事では、そうでない食事よりもインスリン濃度がすぐに上がりやすい。

肥満の原因はカロリーか、炭水化物か。

現在、肥満原因の定説となっているのは、摂取カロリーと消費カロリーの不均衡にあるとするカロリー説だ。脂肪であれ炭水化物やタンパク質であれ,取りすぎれば体脂肪は増える(上)。これに対して最近注目されているのは炭水化物説(ホルモン説)。炭水化物を摂取すると血糖値(血中のブドウ糖濃度)が上昇し、その刺激でインスリンというホルモンが放出される。脂肪細胞はインスリンに反応し、脂肪の蓄えが使われにくくなるだけでなく、さらに増えてしまう。そのため炭水化物を食べてインスリン濃度が上昇した状態が長時間続くと体重が増加する

現在、肥満原因の定説となっているのは、摂取カロリーと消費カロリーの不均衡にあるとするカロリー説だ。脂肪であれ炭水化物やタンパク質であれ,取りすぎれば体脂肪は増える(上)。これに対して最近注目されているのは炭水化物説(ホルモン説)。炭水化物を摂取すると血糖値(血中のブドウ糖濃度)が上昇し、その刺激でインスリンというホルモンが放出される。脂肪細胞はインスリンに反応し、脂肪の蓄えが使われにくくなるだけでなく、さらに増えてしまう。そのため炭水化物を食べてインスリン濃度が上昇した状態が長時間続くと体重が増加する(下)。Jen Christiansen氏の図をもとに作製
 世界一の肥満体国である米国で「栄養科学イニシアチブ(NuSI)」という非営利組織が、コロンビア大学や米国立衛生研究所(NIH)などと協力、肥満の原因を科学的に究明するため、かなり本格的な実験を近く始める。

■結果出るまで1年近く

 太り気味もしくは肥満の被験者16人が研究施設に滞在し、平均的な米国人と同じ内容の食事を取ってもらう。ただし食べる量はコントロールし、被験者の脂肪が増加も減少もしていない状態を実現する。摂取カロリーと消費カロリーを正確に一致させるわけだ。

 次の段階では、被験者にそれまでの摂取カロリーとまったく同じカロリーを取ってもらうが、炭水化物の総量を大幅に抑制する。

 もし脂肪の蓄積が主に摂取カロリーと消費カロリーの不均衡によるものなら、被験者は消費カロリーとまったく同じカロリーを摂取しているのだから体重は増えも減りもしないはず。一方、もし炭水化物の摂取量が大きな影響を及ぼすのなら、炭水化物制限食で被験者の体重と脂肪はともに減少することになる。

 結果が出るまで1年近くかかる見通しだ。

(詳細は25日発売の日経サイエンス12月号に掲載)
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO61433170S3A021C1000000/?df=2&dg=1

 実験結果は1年近く先にわかるそうですが、またきちんと記事にしてくれるんでしょうかね。

まっ、糖質セイゲニストのみなさんにしてみれば、すでに結果は目に見えているでしょう。得たカロリー出るカロリーのダイエット論が大間違いかもしれないという話はちょっと前にも記事にしましたが、このカロリーコントロールが必要という考えは、第二次世界大戦後、アメリカ主動で世界に広まって行きました。ですが実は、1800年台は「炭水化物が全ての太る原因」ということが世界の共通認識だったそうです。

1870年代のトルストイのアンナ・カレーニナにもアンナの恋人であるウロンスキー伯爵はクライマックスの競馬への準備のために炭水化物を控える描写があります。
「クラスノ・ソロでのレースの日、ウロンスキーは牛肉のステーキを食べるために、連隊の将校食堂にいつもよりも早めに現れた。彼は、要求された体重である160ポンド(約73kg)まで非常にすみやかに落としたため、厳しい訓練は必要なかったものの、なお体重の増加を防がねばならず、デンプン質の食物とデザートを避けた」

 そして炭水化物が肥満やほとんどの病気の原因とする状況証拠として、孤立していた狩猟民族が西洋の文化と触れ合った途端に、肥満、糖尿病、心疾患、高血圧と脳卒中、がん、アルツハイマー病やその他認知症、虫歯などの病気が頻発し始めるということがあります。

野菜や果物や炭水化物を摂らないイヌイットやマサイ族、米国先住民、ケニヤのキクーユ族、が生活習慣病と無縁の暮らしを「送っていた」ということを、肉と脂肪が生活習慣病の原因とする現代の栄養学や医学では説明できません。

ところで最近試験勉強した登録販売者のみんなは、ビタミンB1が炭水化物の代謝に関係するって習ったよな?あれさ、

「炭水化物を食べなければ貴重なビタミンB1が失われることもない」ってことなんだよね。炭水化物を食べるからB1が消費されちゃうから、また食物から摂取しなくちゃいけないって悪循環になるの。

それとビタミンCはブドウ糖と同じ仕組を使って細胞に入るので、炭水化物摂取し過ぎると、血管内にブドウ糖がありすぎてビタミンCの吸収を阻害してしまいます。また、血糖値が高まると分泌されるインスリンは、腎臓にてビタミンCの吸収を阻害して、ビタミンCを尿と一緒に排泄させてしまいます。ですから、炭水化物を摂取しない民族は少量のビタミンCでも大事に利用ができて、壊血病にもならず生き続けてきたんでしょうね。

人類は炭水化物の栽培を始めたお陰でこれだけ発展してきたのですが、そろそろそこから卒業する時が来たのでしょうか。
ベジタリアン。野菜を食べる人。

ベジタリアニズム

普通ベジタリアンと言うとイメージされるのが、環境を憂いてのベジタリアンへの転向だったり、生命を尊んでの転向だったりしますが、腸内細菌から見た面から妄想したいと思います。

 ベジタリアンの主食は野菜ですが、かぼちゃだったりジャガイモだったり、トウモロコシだったりは炭水化物を沢山含んでいます。また、アボカドは森のバターなどといわれるように脂肪分が多い。現代の野菜は、人が食べて十分なエネルギーが得られるように何代にも渡って品種改良されてきたものですから、結構エネルギーになるものは多いです。んーそれってベジタリアンって言葉のイメージからするとなんかもやもやしますね。「食べてるものが全然自然じゃないじゃん」と。まぁそもそも「人が手を加えている食品」最右翼と言える遺伝子組換え作物も、すでにコーラなどの普通の清涼飲料水に「果糖ブドウ糖液糖」としてガンガン入っているので何をか言わんやですが。

そこで真のベジタリアンとして、人の手が加わっていないその辺の雑草だけ食べて生きることは可能なのかどうか。

結論から言うとどうも出来そうです。

 ようは人であっても草食動物にクラスチェンジ出来る可能性があるようなのです。そこら辺の草を食べて生きている草食動物は、セルロースという、人には分解してエネルギーに出来ない炭水化物を、身体の中に住まわせている細菌に分解してもらいエネルギーにしています。驚くことにこれと同じ仕組を体内に持っている人がいるそうです。



その代表的な方が森美智代さん。このお方は13年間青汁1日1杯60kcalだけで暮らされているそうで、腸内細菌叢にセルロース分解菌が見られるそうです。しかも青汁の量を増やすと太ってしまうそうで。ウシがまずカロリーの無さそうな牧草だけ食って、ほとんど1トンクラスもあろうかというあの体重になれることと似ています。

なぜそんな事ができるようになったのでしょうか。それはこういう順序で起きた身体の変化だそうです。

1 絶食して腸内細菌叢のバランスと勢力を崩す。

2 腸内細菌叢が減ったところに、何らかの方法によりセルロース分解菌が届く。

3 同時にセルロースが大量に含まれる青汁のみの食生活が始まり、セルロース分解菌が通常の腸内細菌の勢力を超えて優勢種となる。

これを試した全員が真のベジタリアンになれるわけではないでしょうが、ちょっと試して見たい気がします。

 何せパンダはもともと肉食だったのが、たった1世代のみの変化で「肉食から笹食に変わった」のです。こういった進化というか変化はゆっくり起こるものだと思っていましたが、即座のクラスチェンジは条件さえ揃えば起こりうるようです。

ところで、こういった本来の食生活(?)とは異なるだろう食生活によって生まれた腸内細菌叢は遺伝するのでしょうか?パンダが絶滅していないところを見ると、遺伝では無いかもしれませんが、何かしらの手段で受け継がれているのでしょうか。

例えば、人の出産時に母親から子への大腸菌や皮膚常在菌のおすそわけがあるように。
今現在世の中で食物の持つエネルギーを表す表記として「カロリー」が使われています。痩せたい人はこの表記とにらめっこして頑張っていますよね。ところでこのカロリーというもの、どうやって算出されているものなのでしょうか。そしてそれって本当に正しいのでしょうか。

カロリー(食物の熱量)というものの測定法はこうです。

【食物の熱量】=【食物を空気中で燃やして発生した熱量】―【同量の食物を食べて出た排泄物を燃やして発生した熱量】

1883年にルブネルという科学者が考案した方法だそうですが、ここで感のいい登録販売者は気がつくはずです。2章でさんざんうんこのことは話したよな?試験には出なかったけど(笑)

排泄物ってうんこだですよね。ほんであれってさ、半分以上が腸内細菌の死骸と古くなった腸壁などの老廃物で食物の食べかすって少ないんじゃなかったっけか?それを燃やしたところで何の数値を測ろうとしてんだ?

こんな突っ込みどころが頭に浮かびますよね。

それと、体内で起きる消化吸収の過程で空気中の燃焼と同程度の高温の化学反応なんて起きてないんですけど。

もうこの時点でおかしい。

 大体アルコールにカロリーがある時点で変ですよ。アルコールは確かに勢い良く燃焼しますけど、あれ、飲んだら解毒に大変なエネルギーを要するじゃないですか。多分、飲んでためになるエネルギーよりも、飲んで分解に要するエネルギーの方が高くて身体のためになってないんじゃないでしょうかね。ま、酒は美味しいので飲むんですけど。

ファミレスとか居酒屋に行くと、メニューに食品に含まれるキロカロリーと脂肪分などが表記されていることがありますが、

実はどの数値も意味が無いかもしれないという話でした。

ダイエットを気にしている人にとって一番笑えて困っちゃう話なのが、

脂肪分やたんぱく質やカロリー表記までも徹底している大手のファミレスでも、体重に一番影響する【糖質】の表記だけが無いという事実です。

体調が良くなり美しさも アップ! グルテンフリーダイエットのススメ(前編)
グルテンを含むパンやパスタなどの小麦製品を米粉やそば粉、大豆粉などで代用する食事方法のグルテンフリーダイエット。この連載のなかでも、パンを食べるなら茶色くて精白されていないものを、とお伝えしてきていますが、グルテンフリーダイエットでは精白されていない全粒粉であってもNG。小麦を食べると 血糖値が急上昇し、それを下げるためのインスリンが過剰に分泌されると、脂肪を溜め込み、結果として太りやすくなるため、シミやシワといった老化の体内時計を早めることにもなりかねません。(抜粋
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/mcs/mcolumn/20130509-OYT8T00553.htm

お、おぅ…

これはグルテンフリーという名のもとに、グルテンを含むパンとパスタとかうどんを食生活から減らして言った結果、糖質の摂取量が減り、結果やせた。ってだけのことですね。白米にグルテンが含まれてないからへーきってんだったら、一日三食どんぶり飯食いまくりながら、運動なしで痩せられるかどうかを試してから言っていただきたい。

というか上の抜粋部分で核心部を言っちゃってるじゃないの。
小麦を食べると血糖値が急上昇し、それを下げるためのインスリンが過剰に分泌されると、脂肪を溜め込み、結果として太りやすくなるため、シミやシワといった老化の体内時計を早めることにもなりかねません。

小麦ってなんだ?デンプンだ。デンプンって?炭水化物だ。炭水化物って?糖質と食物繊維だ。

食物繊維は血糖値を上げない。血糖値を上げるのは糖質のみ。たんぱく質と脂質は血糖値を上げません。

なら、「小麦と砂糖と米で出来たものを食生活から減らすだけで良くね?」

 必須アミノ酸とか必須脂肪酸ってあるけどさぁ…必須炭水化物とか必須糖質ってないだろ?糖質なんざ無くったって肝臓が糖新生で作るし、低血糖になった時のために人間の体は5種類だっけ?の血糖値を上げるホルモンが用意されているけど、血糖値を下げるホルモンは1つ。インスリンのみ。これは人類が700万年間の大半を「血糖値の上がらないものを主食にしてきた」って証拠の一つでしょ。進化の過程、環境によって手に入りやすい食物が例えば動物の骨とか死骸だった。たまぁに穀物。今みたいに「人に食われるために無理やりいじられた穀物」じゃない、ほんと食うとこ少ない穀物ね。で、そういう環境の選択圧があった結果、血糖値を下げるホルモンは一つでいいや、って身体になったわけだ。だから我々はインスリンを分泌させる膵臓にとんでもない負担をかけてるのよ。365日パン麺ご飯食うとか正気の沙汰じゃない。そりゃ病気にもなるわ。あとな、「ブドウ糖が無いと脳にエネルギーが行かない」って話も嘘。大嘘。脂肪が分解される過程で作られるケトン体が血液脳関門を通り、きっちり脳のエネルギーになります。大体ガチ糖質セイゲニストとかイヌイットを見ろよな。あの人達が糖質全く摂らなくても生きて行けてるのがおかしいじゃない。もうね、糖質制限に反対する人はただ単に「糖質中毒になっている人」なの。それか製薬会社の関係と糖尿病専門医。あとは農林水産省とか。糖質が好きで堪らないという人は覚せい剤とかタバコやめられない人を笑えないの。ただの依存症なの。

と、標準的糖質セイゲニストなら思うことでしょう。

 ところで、グルテンが糖質の代わりに思いっきり濡れ衣掛けられてて笑っちゃいますけど、グルテンってたんぱく質の一種ですので全然太らない食材なんです。提唱者は清涼飲料水メーカーとかに気を使ってわざとこういう名前でのダイエット法にしてるんでしょうかね。

小麦粉なんかを水を混ぜながらこねて洗い溶かすと、水に溶けるたんぱく質やら炭水化物が溶け出て最後にぐにぐにした塊が残ります。それがグルテン。あのうどんのコシの原因だったり。で、それを焼くと「麸」になるんですって。

そういや麸の糖質は10個くらい食っても3gくらいしかないものね。

グルテンでアレルギーになる人もいらっしゃるでしょうが、グルテンは、こと肥満に関しては悪くない。

悪いのは炭水化物、ひいては糖質なのです。



ウチの調剤室の待合に貼ってあるポスターなのですが、ちょっとおもしろいですね。「脂質異常症に気をつけろ!!」と言いつつ、

脂肪の摂り過ぎに注意しろとは一言も書いていない。

こういうポスターには焼肉とかの脂ぎった食べ物のイラストがつきものな気がするのですが。

 ケーキを食べる女性のイラストとともに「血糖値が高い」とあるのですから、高い血糖の原因は炭水化物を摂取することですから、炭水化物、ひいては糖質が脂質異常症の原因だとこのポスターは言いたいのではないでしょうか。ここの製薬会社も色々立場とか自社製品とかの絡みでそうハッキリと「炭水化物が悪い」とはいえないのでしょうけど。

ま、中々衝撃的ですよね。「お米の国」とか言って神にも近い扱いをされてきたお米。神事にも使われるお米。

それが脂質異常症の原因であり、(摂り過ぎた炭水化物は中性脂肪に変わる)

糖尿病の原因であり、(血糖値の乱高下が続くとインスリン受容体の働きが弱まるか、インスリン自体が分泌されなくなってしまう)

ガンの原因であり、(がん細胞が増殖するために使うエネルギーはブドウ糖のみ。人体の他の細胞全ては脂質から作られるケトン体をエネルギーとして利用できるので、炭水化物は必須栄養素でも何でもない。

アルツハイマーの原因らしいということ。(アミロイドβがアルツハイマーの原因。これを分解するのがインスリン分解酵素。炭水化物食い過ぎでインスリンが脳にたくさんあると、インスリン分解酵素がインスリン分解に手一杯でAβ分解まで手が回らなくなってしまう。)

まだまだ広まってはいませんが、この事実を10人に一人が知るようになってきたら、厚生労働省も本気で動き出すのではないですかね。

糖質制限潰しに。



というわけで2012年と13年の血液検査の結果が届きました!

変化としてはもちろん体重ですね、って画像は血液検査なので身長体重は載っていませんが。

175cmの84kgから175cmの72kgへと変化。

そして面白いのがγ-GTPの値。
γ-GTP(γグルタミルトランスペプチダーゼ)は、肝臓の解毒作用に関係している酵素です。肝臓や胆管の細胞がこわれると血液中にγ-GTPが血液の中に流れ出てくることから、「逸脱酵素」といわれます。そのため、γ-GTPは肝臓や胆管の細胞がこわれたことの指標として利用されています。γ-GTPが血液中に多くなっても、それ自体が何か悪い影響をおよぼすことはありません。γ-GTPが高くなる疾患には、肝臓の細胞が破壊される肝炎、肝臓に脂肪が蓄積する脂肪肝などがあり、胆石や胆道がんなどで胆道がつまった場合にも高くなります。
http://www.newton-doctor.com/kensa/kensa01.html

毎日ストロングゼロや氷結ストロングを2本欠かさず飲んでいるのに、下がっています。まーひょっとしたらすでに肝硬変になっているのかも。肝硬変までになるとγ-GTPが低く出るようになるのでそれかもしれませんが。

やっぱり肝臓にも糖質は負担になっているんでしょうね。糖質を食べまくっていた時と比べると、肝臓がある当たりの腹回りがほんと小さくなりましたから。肝臓に付いた脂肪が一気に減った気がします。

他にも血中の中性脂肪が少し下がったり、HDLコレステロールが増えたり、LDLがちょっと減ったり、白血球数が増えたりしています。赤血球が減ったのは謎ですが。

血液検査をした時の体調や精神状態も大きく影響するのでしょうけど、概ね去年と比べて良い結果が出て安心しています。

ただ残念なのはHba1cの項目が2013年には無いところ。なぜだ…なぜなんだ…

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釣り・歌うこと・本読むこと。
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