- ドラッグアリウス 忍者ブログ
日記なのかブログなのかいまいちハッキリしませんが、ドラッグストア勤務のおっさんがぐだります。
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13年の現金給与、実は減っていた 確定値で修正
 2013年に労働者1人が月々もらった現金給与総額は平均31万4054円で、前年を73円下回った。厚生労働省が18日発表した毎月勤労統計調査(確報)でわかった。5日発表の速報では前年をわずかに23円上回り3年ぶりに増えたとしていたが、一転、3年連続の下落となった。比較可能な1990年以降では、過去最低の水準となる。

 現金給与総額は、パートを含む労働者が受けとる基本給に残業代とボーナスを合わせたもの。確報で下落したのは、賃金の低いパートの比率が速報よりわずかに増え、平均額が下がったためだ。前年と比べた増減率は0・0%で速報段階と同じだった。

 物価が上がった分をのぞく実質賃金指数は0・5%下がり、2年連続のマイナス。物価上昇に賃金が追いつかない状況について、安倍晋三首相は17日の衆院予算委で「景気の実感を行き渡らせ、賃金上昇に結びつける過渡期にある。経営者が収益改善を賃金上昇に結びつけることを期待している」と語った。(山本知弘)
http://www.asahi.com/articles/ASG2K7RV4G2KULFA02Y.html



 そしてこの状態で4月に増税です。怖すぎます。3月の駆け込み需要がお店にあるでしょうが、消費の先食いの反動が4月以降に確実に来るでしょう。読んだ人全員がふらぁ~っと100%買ってしまうもはや『呪いのようなPOP』でも書けるのなら別でしょうけど。

だって給料が増えてないのに確実に3%出てく金が増えるわけですからね。目の前の出費増には「消費税増税で老後の安心が保証されるんです!だからお金使って下さいね!」なんて言ったって聞きやしませんて。そもそも老後の安心=福祉充実=GDPですから、経済成長しないことにはどうにもなりません。ほんで消費税増税で景気減退ですから何をか言わんやです。

 4月の景気の崖を心配して財務省までも「公共投資の予算は使い切れなかったら次の年に繰り越していいから」という通達をしたそうです。『あの財務省が』ですよ。

消費税増税で回収した分を、遥かに上回る勢いで政府がお金を使わないと確実に今年度よりも来年度は景気が悪くなるでしょうね。

シムシティでもそうですよね。3%減税するよりも3%増税した方が明らかに影響が大きいです。需要パラメーターが一気にマイナスになります。

ウチは首都東京の隣、神奈川なので首都高の整備や防災やらでお金が使われるために少しはマシなのかもしれませんが…

はやく『日本は借金大国でもなんでもない』ということを日本人全体の10%の人が認識してくれれば…そしたら『え、じゃぁ景気が良くなるまでどんどんお金を使ったほうが良くね?』と、堂々と(?)財政出動が出来ると思うのです。
扇風機3台を絶妙な位置に置いたら部屋の中にミニ竜巻できた
http://blog.livedoor.jp/kinisoku/archives/3914517.html

同僚がウチのPCで開いていったまとめスレにこんなのがあってだいぶ笑かしてもらいました。
…なんか前に読んだ気もしますが。

ところでくじ引きに使うこういう躍動感のある筐体ってありますよね。


エアー抽選器っていうらしいです。いいけどレンタル料金で1日1万とか平気でするんですよね…ちょっと高い。



そこでひらめいたのですが、さっきの扇風機3台を工業用のオレンジ色羽のやつにして、真ん中に籠で出来た抽選箱を用意すれば、竜巻の中に荒ぶる三角クジって出来ないもんですかね?



この強さの扇風機なら真上に向けて対流を作ってやるだけで『エアー抽選器に似た何か』くらいなら実現できるのでしょうか。

以前、家庭用のサーキュレーターを真上に向けて、円筒状の透明ビニールの上下を焼肉網で塞いだものを作りましたが、『エアー抽選器に似た何か』くらいには子どもたちにも楽しんで貰えた記憶があります。

誰か勇気のある店長、夏の抽選会でお待ちしております。
専門家が警告 大ブームの「食事は炭水化物抜き」が一番危ない 糖質制限ダイエットで「寝たきり」が続出中!
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38359?page=2
 おぉ…また刺激的なタイトルの記事ですね。さて、突っ込みどころを探して行きましょうかってこれ夏井先生との討論を拒否したあの先生じゃないですか。

それはまぁいいとして。
>「人間には一日170gの糖が必要とされています。そのうちの120~130gは脳で消費され、30gは全身に酸素などを運ぶ赤血球のエネルギー源として消費されます。糖質は、生命を維持するために欠かせない栄養素なのです。
 上の文だと『糖質は生命を維持するのに欠かせない栄養素』となっていますが、コレ正しくは『ブドウ糖』でしょうね。そうすれば意味はわかります。確かにブドウ糖はどの生物にも必要な栄養素です。

なぜ糖質という単語とブドウ糖という単語に注意したかというと、

寝てる間とか食べ物を食べていない時の血糖値を維持しているブドウ糖って、食べ物由来のものじゃないですよね?

ちょっと考え事して脳が大量にブドウ糖を消費しちゃった時に手元に菓子パンがあるとも限りませんもの。そもそもそれだと私はとっくに死んでますし、イヌイットは絶滅しているはずです。

人間ちょっとでも低血糖になると命の危険に関わります。それを防ぐための緊急血糖値上昇システムが5重くらいに用意されています。アドレナリンとかグルカゴンとかあのへんね。

そして低血糖を防ぎ、空腹時血糖値100mg/dlあたりを維持するのに必要なのが『糖新生』、たんぱく質からブドウ糖を作り出す仕組みです。
>糖質を制限してしまうと、代わりにタンパク質を構成しているアミノ酸を、肝臓が糖に作り変えるというシステムが働き始めます。タンパク質を糖に変えられるなら、肉を食べれば問題ないのではないかと思う方もいるでしょう。しかし、人体の維持に必要なエネルギーをタンパク質や脂質でまかなおうと思ったら、毎日大量の肉を食べなければなりません。数kgもの肉を毎日食べ続けることは現実的に不可能です。糖エネルギーが不足すると、それを補うために、体は自分の筋肉を分解してアミノ酸に変えていきます。結果、筋肉量がどんどん減っていってしまうのです」
周りの糖質セイゲニストで筋肉量が落ちたって人の話しなんて聞いたこともないですね。

糖新生に筋肉だけが使われるという印象がありますが、糖新生では「主にアミノ酸」「乳酸」と「脂肪」が使われます。

ですから食事で脂肪分とたんぱく質を十分摂ってりゃ筋肉減少なんて起こりません。必要量はその人の運動強度によるでしょうけど。

それと現代社会では糖質を完全にゼロにするのは難しいです。特に外食や出来合いのもので食事をするのなら尚更です。調味料にも糖質は含まれますし。昔の人類も多少の糖質の摂取はあったでしょう。

一日50gの糖質を摂取すれば筋肉の分解はほぼ抑えられるそうです。50gってったら茶碗ご飯にして一杯とか、おにぎり1.5個とか、コーラ500ml1本とかそんなもんです。ですからまぁ『普通の糖質制限』くらいじゃ筋肉の分解は起こらないでしょう。

しかしこの記事の後半はなんだかなぁ…

『糖質制限をする』→『◯◯になる』の間の説明が一切ありません。これなら『糖質制限をするとと富豪になる』とか何でもオッケーでしょうに…
最近同僚や友人と食事をすることが多くて、一々「いや!俺糖質制限してっからその店はダメ!」なんて言うわけにもいかず、ラーメンだのうどんだのドリアだのあぶらそばだのを一緒に食べていたら、たった数日で3キロ太りました。75kg→78kgです。ま、結局糖質の魔力に勝てなくて頑強に断らなかった自分自身のせいなんですが(笑)

「糖質制限ダイエットはリバウンドが凄い」

こんな話、よく聞きますが、反対に「また始めたらすぐやせる」ということの裏返しでもあります。というかちょっと「糖質摂取に対して注意をする」ってだけで劇的にやせるのですから、こんなに簡単でわかりやすいこともないですね。

太る原因はカロリー過剰ではなく糖質摂取によるインスリンの過剰分泌のせい。

インスリンの追加分泌を誘発させるのは糖質のみで、脂質とタンパク質は追加分泌を誘発させない。だから炭水化物(糖質+食物繊維)を減らせば痩せるし、血糖値も落ち着く。実にシンプル。

このことを理解しておけば、どんなにうどんだのそばだのを食べて太っても「すぐに元通りになれる」のですから気楽なことこの上ありません。もちろん、その都度プチグルコーススパイクが起きていて、血管が傷つけられているという自覚は持たないといけませんが。

また、リバウンドという言葉は「ダイエットというのは一生続けるものではなく一時的な活動だ」という認識から発生した言葉だと思います。ただ、糖質セイゲニストとしては「糖質制限は一生続ける」とごく自然に思うものですし、炭水化物の危険性を一度理解すれば、数ヶ月も続けて淡水化物を毎日3食摂取する気にはも到底なりません。

つい最近、日本でも糖質制限のRCT(ランダム化比較試験)が行われたそうです。
日本人でも糖質制限食は有効−初のRCT
北里研究所病院糖尿病センター長 山田 悟氏
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/doctoreye/dr140101.html

北里研究所病院糖尿病センター通院中の2型糖尿病患者で、既にカロリー制限食(25~30kcal/kg標準体重)の指導を受け薬物療法も受けて、なおHbA1c 6.9~8.4%の2型糖尿病患者が対象。

24名の被験者はランダムに、カロリー制限群と糖質制限群の2群に割り付けられて
2ヶ月ごとに3回指導。
6ヶ月後、HbA1cと中性脂肪値は、糖質制限群のみで有意に改善。
HbA1cはカロリー制限群に比し、有意に改善。


山田氏も指摘しているごとく、日本糖尿病学会は

『“科学的根拠に基づかない(コンセンサスに基づく)食事療法”を“科学的根拠に基づく診療ガイドライン”に記載させたまま、10年を無為に過ごしてきてしまった。』

ということです。
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-date-201402.html
後半は江部先生のブログからの引用。


この【科学的根拠に基づかない】って部分が、高血圧のガイドラインやコレステロールのガイドラインにも当てはまりますね…お医者さんも患者=お客さんが増えないと商売上がったりなのはわかるのですが、自分の母親が飲まなくてもいいクスリを沢山もらってきているのを見るとなんだかなぁって感じです。




その無駄なクスリのお陰で半分食わしてもらっている私が言うことじゃないのかもしれませんが。
関東甲信、東北で物流寸断 コンビニやGSに物資届かず
関東甲信と東北では、積雪で道路が通行できなくなるなど物流が寸断され、物資が届かないコンビニエンスストアやガソリンスタンド(GS)が相次いだ。

 「弁当などの商品が2日間まったく入ってこない。在庫でしのいでいるが、カップ麺はすでに売り切れ」。群馬県安中市鷺宮のセーブオン安中鷺宮店の店長、橋爪章さん(67)はため息をつく。付近の幹線道路も機能していない状況で、商品の入荷のめども立っていないという。(後略
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140217/dst14021716060010-n1.htm
 うちの店舗にも何件かの卸から「申し訳ないが今日は商品を届けられない」という知らせが入りました。まぁあの雪でしたからね。交通網がマヒするのも仕方ありません。

災害が起こるたびに「あぁ、備えておけば良かった」と思うのですが、「災害への備え」というのはお店の在庫と同じで、何も起こらない「平常時にはコスト」なのですね。食べ物は発注数を増やしても結局廃棄が増えるだけですし、まとめて買ってくれる中国人観光客でもしょっちゅう来ない限り、救心の270粒を何個も抱えててもしょうがないですもの。

 個人や企業で考えると「非常時への備え」はコストにしかなりませんが、国全体で考えるとこの手の災害への備えはお金が掛かるとはいえ、国がお金を出せばそれは民間の収入になりますし、民間は税金を収めますから結局はぐるぐる経済が回ることになり良いことですね。

誰かの出費は誰かの収入ですから。

日本は本当に毎年何かしらの災害が起きる国です。

ですからこういうこと言っちゃう人に首都東京を任せてもいいものやら。
東国原英夫氏、舛添要一氏の発言に疑問 「こういう認識で大丈夫なのか」
東国原氏が触れたのは、フジテレビ系情報番組「Mr.サンデー」に電話出演した際の舛添氏の発言。同番組で舛添氏は、今後の都政の方針について「まず防災が第一でしょう」「直下型地震も来る危険性があるんで。防災でも世界一をやる」などと語っていた。すると、司会の宮根誠司が「東京にとっても、今回の大雪っていうのは、災害だと思うんですけど」と質問。舛添氏はこれに「んー、まあ、だけど、要するにその40何年かぶりなんで、雪国から見ると笑っちゃうくらいのことなんですけど」「(大雪は)一日で終わる話ですから。直下型地震とか、集中豪雨とかそっちのほうが大きいと思いますね」と答えていた。(略
http://news.livedoor.com/article/detail/8522557/
 雪国の設備、例えばウチの地元の秋田県では大体の通りに「流雪溝」という雪かきしてどかした雪を流す場所があります。よくここの蓋が開きっぱになっていて、よそ見してて落っこちて股間を強打なんてことが起こるのはまた別の話。



この設備がない状態で山梨のように150cmも雪が積もったら、まず雪かきして「どかした雪」を投げる場所すらないことになりますから、「雪国からしたら」なんて言ってはいけないと思います。恐らく14日からの山梨の状態を見て流石に意見を変えているでしょうけども。

 ところで話は変わりますが、ライフラインの一つであるガス、私のところはプロパンなのですが、プロパンって維持費もかかるわりに、今回の大雪のような「交通手段がなくなる」災害には弱いですよね?取り替えるための車が動けないともうどうしようもないですもの。よくよく考えるとメリットより普段の維持費のデメリットの方が大きい気がして来ました。

やっぱりそろそろ引っ越すかなぁ?
[JAEPO2014]男の子の夢! ロボット操縦感覚が存分に味わえる全周囲型スクリーンを採用した「スティールクロニクル ガーネッシュ」プレイレポート
KONAMIは,2014年2月14日から千葉・幕張メッセで開催されているジャパンアミューズメントエキスポ2014(以下,JAEPO2014)の同社ブースにおいて,新作アーケードゲーム「スティールクロニクル ガーネッシュ」をプレイアブル出展している。
 本作はすでにお伝えしているとおり,球体型のコックピットに乗り込み,全周囲型スクリーンで辺りを見回しながら,2本のレバーと2つのペダルでロボットを操縦するという,なんとも男の子の血が騒ぐタイトルだ。さっそく、そのプレイレポートをお伝えしていこう。(後略
http://www.4gamer.net/games/247/G024775/20140215001/

 これだよこれ、ゲーセンはこういう方向で家庭では味わえない非日常感を目指して欲しい。しかしこの筐体、回転して欲しいなぁ。

昔、おっさん達の懐から金を絞りとったR-360という筐体がありまして、中身は色々なゲームにかわりなしたが、この筐体の魅力は名前の通り「とにかく360度ぐわんぐわん回る」ということ。こんな感じで。



いつか360度スクリーンで360度筐体が動くエスコンシリーズなどプレイしたいものです。

消費増税でゲームセンター“脱硬貨”
ゲームセンターに置く新作のゲーム機の展示会が14日から始まり、4月からの消費税増税に備えて小銭いらずで1円単位で課金できるように電子マネーに対応したゲーム機などが注目を集めています。

千葉市の総合展示場「幕張メッセ」で開かれている展示会には、国内外のメーカー46社がゲームセンター向けの最新のゲーム機や関連製品を出品しています。
特に注目を集めているのが4月からの消費税増税に向けて、小銭を使わずに1円単位で課金できるようカード型の電子マネーに対応したゲーム機で、このほか、従来型のゲーム機に小さな装置を取り付けるだけで電子マネーが使えるようになる新しい決済システムも紹介されています。
スマートフォン向けのゲームや家庭用ゲーム機の普及で、国内のゲームセンターは昨年度の売り上げが4700億円と5年前より30%も減っています。
このため、消費税増税によって売り上げがさらに落ち込むのを避けようと、基本料金を無料にしたうえで、有料のオプションを設けるなど料金体系を見直して生き残りを図るメーカーも現れています。
展示会の山下滋実行委員長は「電子マネーの導入によって柔軟な料金体系を実現して消費税増税を乗り切り、客を取り戻したいと考えている」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140214/k10015244741000.html
高校時代、365日毎日ゲーセンに通ってた身としては、あの独特の雰囲気を持つ空間が減るのは寂しい限りです。カード制の料金形態や、滞在時間によっての課金などを駆使してなんとか生き残って欲しいものです。

どうしても「ゲーセン」って単語を聞くと問答無用にこの音楽を思い出します。



これ「コナミモーニングミュージック」っていう曲なんですが、コナミの筐体の電源を入れてからゲームが立ち上がるまでの間流れている曲なんです。ですから、この曲を知っている人は「朝からゲーセンに通ったことのある人」ということになります。それも1985年近辺でした流れていなかったと思います。

朝のゲーセンはこの曲が一斉にあちこちから流れて重奏になってましたね。あぁ、久しぶりにゲーセン行きたくなって来ました。
割烹着とベートーベン 問われた「物語」重視報道の是非
メディアに刻む教訓

 たしかに音楽自体を見れば、良いか悪いかという評価しかない。だが、良い作品が売れるとは限らないのは、音楽はもちろん小説などあらゆるコンテンツに共通する事情だ。作品が商品として流通するとき、誰が作ったかという「物語」は重要性を帯びてくる。代作や経歴の疑惑は、商品に付加された「物語」についての致命的な虚偽といえる。今回の騒動がここまで世の憤激を買ったのは、作品評価にとって「物語」がいかに大きく作用しているかの証左であるかもしれない。(略
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140214/its14021414250002-n2.htm
「作品評価にとって物語がいかに大きく作用しているかの証左であるかもしれない」とある通り、モノを売りたいときには物語が有効です。ていうか何も書かずに商品を並べていれば売れる時代は終わっただの何だの散々言われていますものね。

パッケージに色々情報が載っていればまだマシなのですが、どの商品もそうではないですよね。

プレミアムケア歯ブラシ ¥248 ってプライスカードだけよりも


こんな感じで

「その商品を使ったらどんな未来が待っているか」
「その商品を手に入れたらどうなりたい自分になれるか」

ということを伝えた方が商品の価値が伝わる。それがパッケージに書かれているのなら、まぁそのまま並べただけでも売れるでしょうけど。

ウチの店舗で取り扱っている歯ブラシで、実は百均でも取り扱っている商品が149円でも結構売れています。それは恐らく

「70年歯ブラシを作り続けた職人、田辺重吉考案の【磨きやすい歯ブラシ】(顔写真付き)」

と書かれた手書きのPOPが貼ってあるからでしょう。この歯ブラシ、見た目はわりと普通なんですけど、お客さんはこのPOPによって「田辺重吉さんが考案した歯ブラシ」という物語も一緒に買っているのですね。んーこれ実は198円でも十分いけたんじゃないかって気がするんですよね。

確か以前、藤村正宏先生のセミナーで紹介された他企業の方の成功事例で、普通に98円で売ることができる程度の歯ブラシを【職人が作り上げた】ってでっかい手書きPOP付けたら298円でもバカ売れした」ってやつがこの歯ブラシじゃなかったかな…まぁ原価厨が聞いたら発狂しそうな事案ですが(笑)

そして職人つながりで今日すんげぇ欲しいと思った枕を紹介

日本の職人手作りの枕。寝返りにこだわって生まれたカタチ
「日本人は弧を描くような寝返りを一晩に30回ほどします。これは眠りの浅い時に起こるもので、寝返りがうまくできないと起きてしまったり快眠が阻害されます。ジムナストプラスがそら豆型なのはその寝返りをスムーズに促し、横向きの姿勢を心地よく保つためです」と話すまくらのキタムラ4代目の北村圭介さん。
 独自の形状は、120個の試作を繰り返してたどり着いた結果。日本人の体形と睡眠習慣にフィットするように作られた熟睡まくらです。(略
http://sankeishop.jp/shopdetail/000000001776/?msn=20140214
おぉ、なんか私の琴線に触れる感じの記事だーと思って読んでたのですが、多くの人が抱く【職人】というイメージとは程遠い感じの人物画像が出てきてコケました(笑)いや、別に誰のせいでもなく私が勝手に職人という単語に踊らされただけなのですが。

いやでも、この枕すっごい寝心地良さそう。ちょうど枕もヘタってきたところですし、欲しい。

【地域最安値で勝負!】という形も生存戦略としてアリなのかもしれないですが、私はただの安売りよりは物語を一緒に売っていきたいですね。安さ以外いらないというドライな時代がまた到来するのかもしれませんが…
文化・エンタメ佐村河内守だけが悪いのか?
 「全聾(ろう)の作曲家」「現代のベートーベン」などと呼ばれていた「作曲家」佐村河内守(さむらごうち・まもる)氏(50)が、実は「ゴーストライター」に作曲を依頼していたことがわかった。この事件が発覚して以来、CDが出荷停止になったり、公演が中止になるなど波紋が広がり、メディアでは一転して「偽ベートーベン」「詐欺師」などと厳しい批判が出ている。彼は確かに悪い。しかし、「ヒロシマ」や「ハンディキャップ」を売りにする音楽業界、音楽以前に「感動の美談」をありがたがる聴き手の側にも問題はないだろうか?
http://webronza.asahi.com/culture/2014021000005.html?iref=com_fbox_d2_02
「おまいう」※お前が言うな、の略。ネットでは、政治家や芸能人などの自分の過去を棚にあげた発言に対して使われる。類似語:おまおれ

この記事はまさしく「おまいう」ですが、裏を返せば「お客さんは商品周りの情報込みでその商品を買っている」「買っているのは商品の価値だけではない」ってことの証明にもなります。

だからこそ「金返せ」とか「騙された」という意見が出るわけですから。最初から「商品の価値だけ」に目をつけて買っている人からはそんなクレームは付かないと思います。

小阪裕司先生の本の中のエピソードでうろ覚えですがこんな例が紹介されていました。



チョコレートを載せたブリキのトラックを、店員が誤って床に落としてしまい、本体に「へこみ」ができてしまったそうな。そこで店員はPOPに「やぁ僕ウォンカトラック。場からチョコレートを届ける途中でぶつけちゃってちょっとへこんじゃった…でも荷物には傷がないんだけど誰か僕のオーナーになってくれないかなぁ」という手書きPOPをつけたところ、「そのPOPも一緒に欲しい」という買い方の一例があったそうです。

どんな「平凡な」商品だって、商品周りの情報をうまく伝えることが出来れば、きっとお客さんは欲しいと思うはずです。



今から上の本の中で紹介されていたとある酒屋さんのPOPを書き起こしてみます。3種類あるのですが、最後のPOPを読んだ後でどう思うでしょうか?
1 ここに一本のワインがある。フランス産の赤ワインで、お値段は3800円ほど。商品名を「エモーション・ド・テロワール」3800円という。


2 このワインはジュブレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネ、シャンポール・ミュジニ、マルサネという四種のブドウを使用しています。」
「エモーション・ド・テロワール」3800円


3 『エモーション・ド・テロワール』3800円
~天才醸造家がフランス政府に逆らってまで作ったワインとは~

「今フランスのワイン界で天才と呼ばれているワイン醸造家がいます。それはヴァンサン・ジラルダンさんです。有名なワイン評論家ロバート・パーカー・ジュニアも、彼のワインを見つけたら走って買いに行けと言っているほどです。ところがそんな彼がフランス政府に逆らってまで作ったワインがあります。それがこのワインなのです。


どうでしょう?

ただの紙っきれに3番目の情報が書いてあっただけで、ちょっと味見くらいはしたくなったんじゃないでしょうか。3800円はワイン好きじゃないとなかなかポンと買えないかもしれませんが(笑)

よく考えて見ると当たり前かもしれないのですが、このようにお客さんは「商品自体の価値」だけじゃなく「商品のエピソード」も一緒に買っている事が多いのです。

だからPOPの役割は商品のスペックを書くだけじゃないんですよね。

その点NHKの特集や、持ち上げていたくせに謝罪もなくあっさり手のひらを返す冒頭のようなマスコミの方々は、非常に優秀なPOPを書いていたということになります。おまいう。
いきなりですがみなさんは最も「嬉しさ」を感じる瞬間はいつでしょうか。私は自分が好きなものを好きと、「誰かに共感」してもらった瞬間です。理由は自分がさみしがりやだからなのかどうかは分かりませんが、好きな漫画を読ませて「続きが気になって仕方なかったから全巻揃えちゃった」なんて言われた日には小躍りするレベルです。




ちょっと前にもとある店長を「うしおととら」に嵌らせて購入させるにいたりました。休憩時間のなんとなく手持ち無沙汰な時、うっかり視界に入る漫画トラップは効果抜群ですね。

いやぁ、嬉しいですね。自分の好みが人に受け入れられた時の安堵感というか、生きてていいんだ感と言いますか。ま、でもそれほど大きな趣味や好みでなくても「あるある!」といってもらえるだけで人はわりと幸せになれるものです。多分。

そしてSNSって、こういう内輪受けの「あるあるネタ」の共感で楽しむことに適していると思います。

最初にSNSに触れた時は「なんか教室で回ってくる紙切れメモみたいだな」と思いました。

教室で見た紙切れに書かれたちょっと噴出すような感覚を、店頭の店頭のPOPなんかで表現できたら、きっと楽しいお店になると思うのです

「あるある!」まで行かなくても、ちょっと「クスっと」してもらえる表現を書くだけでも、その人の脳からはドーパミンが出て、ちょっとお店に共感をしてもらえると思うのです。

ちょっと良いことをされたお客さんは、ちょっと買ってやってもいいかなって気になると思うのです。

だから今日も、とある店舗の休憩室の蔵書を増やすことに余念がない私なのです。
国の借金が1017兆円で過去最大に
 財務省は10日、国債と借入金、政府短期証券を合計した国(政府)の借金が2013年12月末時点で1017兆9459億円だったと発表した。13年9月末から6兆7673億円増え、過去最大を更新した。ことし1月1日時点の日本の総人口1億2722万人(総務省推計)で単純に割ると1人当たり約800万円になる。

 国の借金は13年6月末に初めて1千兆円を突破した。その後も大型経済対策などで歳出が増える一方、税収不足を補うために赤字国債の発行が続いている。このため財務省は15年3月末に国の借金が最大1143兆円に達する可能性があるとの見通しを公表している。
http://news.livedoor.com/article/detail/8523007/
 このニュースを取り上げているまとめスレでも結構な割合で「もう気がついている人」が増えているような感じがしました。気がついているというのは、このニュース、

「日本は借金大国」「そのうち財政破綻する」ということがが全くの嘘だということ。

過去、歴史上「自分の国の通貨の借金で破綻した国」はただの1国もありません。自分から自分に借金しているだけですから。財政破綻した国はどこも海外から「外国のお金で」借金した国ばかりです。自国通貨建ての借金なら、刷って返せばいいだけですから。インフレになる?今はまだデフレなんだから大歓迎なんですけど。ただ刷ったお金が実体経済に使われずに投機に使われ続けると、今の中国のように変なバブルになってしまいますので困りものですが。

そして記事では「国の借金」と言っています。確かに日本は外国から借金もしていますが、それよりも貸しているお金のほうが圧倒的に多いので「純債権国」となっています。そしてその貸出金額は過去22年連続で世界最高です。

対外純資産、過去最大の296兆円 2位中国の2倍、22年連続「世界一の債権国」
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130528/fnc13052810090003-n1.htm
簡単に言えば「日本は22年連続で世界で一番お金持ちの国」ということになっています。中東の産油国とかアメリカでもなく、日本が一番世界で他国に金を貸している国なのです。要は世界の胴元です。でも懐から忍ばせる刃を持っていないので脅して取り立てることが出来ないのが難点。

また、記事で「国の借金」として紹介されている1017兆9459億円という金額ですが、これは日本政府が国内の金融機関から国債などの形で借りている金額です。金融機関、つまり銀行などの預金によって支えられている金額です。銀行の預金といえば、そう、それは私たちの預金です。

ですから日本政府にお金を貸しているのは私達国民ということになります。

そうすると「国民ひとりあたりの借金」というフレーズは間違っていることになります。正しくは「国民ひとりあたりの資産」ですね。

「国民ひとりあたりで割ると~」なんて頭のわるい表現をしていますがそれは間違いです。

こないだ「真理」の話しを酔っ払って書いてしまいましたが、ここでもう一度復習。

「お金は使ってもなくならない、誰かの手元に渡るだけ」
「誰かの借金は誰かの資産」

この二つを思い出すと…

借金が2000兆でも3000兆でもいいじゃん。だって反対側には必ず資産2000兆か資産3000兆があるってことになるじゃん、って話です。

この手の記事の「借金」という言葉は「お金を借りている」という意味ではなくて「日本経済の経済規模を表す数値」って感じで捉えていれば良いと思います。借金ってなんかこうイメージが良くないですが、日本の話に限れば「返す必要のないもの」なのです。

そしてさらに、政府がお金を借りている先は他にもありまして、日本銀行からも政府は借金しています。でも日銀(日本銀行)は、実は日本政府の子会社なのでお金を返す必要はありません。自分から自分にお金を借りているようなもんですからね。「じゃぁ明日からチャラで」と言ってしまえばいいだけです。

その額は去年の12月22日時点で170兆。ですから上の記事から170兆減らした額が「日本政府の実質的な借金」なのです。ここでもまた間違っています。

とにかく、

「誰かの借金は誰かの資産」

これだけでも覚えておけば、「日本政府は借金が1000兆あるんですよ!」と言われた時に「じゃぁ反対に1000兆、誰かに資産があるんですね」と言い返せるようになります。

お金は河原で燃やしでもしない限り(犯罪)無くなりはしませんからね。
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プロフィール
HN:
アリウス
性別:
男性
職業:
ドラッグストア各店放浪中
趣味:
釣り・歌うこと・本読むこと。
自己紹介:
アリウスの体は、
お酒、から揚げ、
ラグナロクオンライン、
歌うこと、ゲーム音楽
油っこいものと、
カレー、
フライフィッシング
で、構成されています。
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